目を引く絵とは?数ある絵に埋もれないための5つの方法

 

展示会や、グループ展、数ある絵の中で

人の目を引く絵ってありますよね

 

 

それは一体どんな手法で描いているんだろう?

 

 

 

そう思った事はありませんか?

 

 

 

せっかく、一生懸命描いた絵でも、周りの絵に埋もれてしまい

お客さんに素通りされたら悲しいですよね…

 

 

 

なので、今回は目を引く絵についてです

 

 

どういう描き方、色の選び方をすれば

インパクトのある絵を描けるのか?

 

 

 

ここに焦点を当てて5つの描き方をお伝えしたいと想います

 

 

絵がパッとしない…

暗い印象の絵になってしまう

ぼんやりした絵になっちゃう

 

そんなお悩みがある方は

次の5つを活用してみてはいかがでしょうか?

 

 

一つのモチーフを描く

 

 

複数のモチーフが集合していたり、いろんなモチーフが混在していて

 

 

どれを主張させたいのかわからずに結果的に

 

全体がぼんやりしてしまうという場合に

 

 

 

一つのモチーフに絞って描いてみてはどうでしょうか?

 

 

 

私は動物や、植物を描くのですが、ほとんどが

一つのモチーフを色鮮やかに描く事に重きを置いています

 

 

 

 

そのモチーフが訴えたい事、感情などを見てくれる方に

ダイレクトに伝えやすいからです

 

 

上のライオンの絵は以前札幌で展示された時に

 

お客さんが絵の前に集まって

 

 

「このライオンは何を考えているんだろうね?」

 

 

と会話が生まれた絵です

 

 

一つのモチーフはありきたりな反面、インパクトを出せば

話題になりやすい絵にもなりうるという事ですね

 

 

モチーフの位置は中央だけじゃない

 

 

 

一つのモチーフを描く時の構図は中心にドーン!と

描くとインパクトは大きいと思います

 

けど、少し、マンネリ化してしまいますよね…

 

 

 

そこで!

 

 

 

中心部分に描く構図の他にもこれって…

思わず近づきたくなるような描き方もあります

 

 

 

 

 

 

それはあえて片隅に小さいモチーフを描くというものです

 

 

 

 

遠くから見たら一色で塗られたキャンバスですが

片隅に描かれたモチーフがあったらあれ?てなりますよね

 

 

 

 

これはある意味、賭けですが周りとちょっと違った構図もまた

目を引く絵の特徴になりますよ

 

 

 

鮮やかな色を使う

 

 

 

アクリル絵の具をチューブから出した色が一番彩度(鮮やかさ)が高い色です

 

 

 

 

その彩度が高い色を使って配色をしていく方法です

 

 

 

絵の具は混色した時点で彩度が落ちていきますので

純色(チューブから出した色)と混色のバランスが

大事になってきます

 

 

 

 

純色ばかりだとチカチカして見づらかったり

 

 

 

彩度が低くなっても目立った絵にはなりません

 

 

 

 

私の場合は目立たせたいモチーフに純色を使い

周りの色を彩度を下げた色で塗ったりして

バランスに気をつけています

 

 

なんでも使い過ぎは良くないので

バランスを見ていきましょう

 

 

 

 

カラーアクセント

 

カラーアクセントとは?

白黒や、グレーな絵に

色をわずかに加えることで、その色味に

見ている方の目を焦点に引き付ける効果があります

 

 

 

これは白黒、グレーだけではなく、例えば、

 

 

ブルー系でまとめた絵に対して、目立たせたい所に黄色を置くことで

その黄色が際立って見せる事ができます

 

 

他には森の中で赤のシャツの人は目立ちますよね

そんな感覚です

 

あとは一つに焦点を集める方法のほかには

 

 

 

街の風景を青みがかった色で描いて、その街灯や、

 

窓からの光をあちこちにオレンジや、黄色でやんわり描くなどすると

 

広い単調な景色にアクセントをつける事ができます

 

 

 

ちょっといい写真がなかったのでわかりにくいですが

上の画像の背景がブルー系だとアクセントとして光が際立つという事ですね

 

 

エッジの付け方でモチーフをハッキリさせる

 

 

エッジとはぼかしをコントロールする処理のことです

 

カメラなどで撮影するときに

ピントを合わせてモチーフを撮りますよね

 

 

 

そのときにモチーフの周りはぼやけたりしていませんか?

 

 

 

そのボヤ〜とした背景に対してハッキリしたモチーフがある事で

モチーフが際立って見えるという効果が出ます

 

 

 

人間の目で見たまま描くと、全てをくっきり描いてしまう

 

 

私たちの目は優れもので近くのモノと遠くのモノの両方に

焦点をあわせられるため、脳が、見えるモノ全てくっきりした

印象を作ってしまいます

 

 

 

そして、その脳の指令のまま描いてしまうと

 

 

 

遠くにあるモノもくっきり描いてしまい遠近感に

違和感を感じてしまうんです

 

 

 

なので、カメラのようなぼかしを意図的に作ることで

遠近感を表現したり、モチーフをハッキリさせる事が

大事になってきます

 

 

 

ぼかしの作り方はぼかし用の筆(下の画像)を使うことや、太い筆で

色と色の境目をぼかしていくと表現できます

 

色の対比(補色)

 

補色効果を使うということですね

 

 

私の絵の多くは補色を使っています

 

 

 

補色とは色相環の色と色が対になっている色同士の事です

 

 

緑には赤

青にはオレンジ

といったお互いを鮮やかに見せてくれる効果があるんですね

 

 

 

補色を使う場合の注意点

 

例えば赤と、緑

 

彩度が高いまま隣同士においたらどうなるでしょうか?

 

 

 

かなり、チカチカして長時間は見ていられないかもしれません

 

 

 

補色を使う場合は思っている以上に目立ち過ぎてしまう事を

考えておく必要があるんですね

 

 

 

じゃあ、どうすればいいのかというと

 

 

 

色には明度と彩度も同時に存在します

 

 

 

なので、彩度を少し落としたり、明度を調整するといった

事をしていくと、目も疲れず際立った印象を作る事ができます

 

 

例えばフクロウの絵は

 

青とオレンジまたは黄色で補色同士で描いています

 

 

 

青は暗めから明るい青まで背景に使っています

 

 

 

補色のオレンジか黄色ですが彩度を落としてベージュっぽい色でまとめています

 

 

 

 

そうする事でチカチカも抑えられて、絵に違和感が起きない

絵に仕上げる事ができます

 

 

 

補色を使う時は明度、彩度を調整して

 

うまく使えばインパクトのある色の絵ができますので

 

少しずつ取り入れてみてくださいね

 

まとめ

 

今回は目を引く絵についてでした

 

 

 

  • モチーフを一つに絞る
  • 鮮やかな色を使う
  • カラーアクセントで際立つ
  • エッジの付け方でモチーフをハッキリさせる(ぼかし)
  • 補色効果を使う

 

 

 

今回ご紹介した他にも

 

 

明暗の付け方や、彩度の色を使い分けたり

構図や、タッチの使い分け、盛り上げ剤などのメディウムを使ったりなど

 

 

 

さまざまな方法で目を引くような絵は作る事ができます

 

 

 

しかし、一気に全部ををお伝えするにも

ごちゃごちゃになってしまうので…

 

 

 

今回は初心者さんでも使えそうな方法をお伝えしました

 

 

絵を描いていて

 

私にはこの方法が合いそうだなとかを見つけていって

 

あなたらしく、際立った絵を描けるように

 

お互い頑張っていきましょう!

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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