独学で動物画が描けるようになったシンプルなコツ

 

絵を描き始めた頃の私は完全独学でした

 

お金もなく、バイトの掛け持ちで生活するのに精一杯…

 

その頃、海外のアーティストのメイキング動画を観ては真似るという事をしていたのですが

 

 

当たり前ですが、どうにも上手くいかないんですよね…

 

 

何が悪いのか?どこをどう直せばうまくなるのか?

 

 

手探りすぎてもう手の施しようがない…そんな状態もありました笑

 

 

そんな私が今ではお客さんが絵を求めてくれるほどに成長したのは

 

ちょっとした視点とコツがあったからでした

 

 

これを発見してからの私は新たな視点を手に入れ

 

みるみる動物画が描けるようになっていったんですね!!

 

 

それは一体なんなのか…?

 

 

このブログでも何度も出てくるアレです

 

 

それは、図形で見る癖をつける事でした

 

 

今回も図形というお話しですが、初心者さんがアクリル画を描く時

 

モチーフをどう見ていったらいいのか?どうすれば簡単に描けるようになるのか?

 

そういった視点の変化とハードルを下げて描くコツをお伝えできればなと思います

 

 

アクリル画は何から始めればいいのか?

 

アクリル画の始め方参考画像

絵を描くにはデッサンや、絵の具の使い方、いろいろ始めに練習すると思うのですが

 

まず、初心者さんが描けないで悩んでいる原因の多くは

 

「モチーフをどう見たらいいのかわからない」という所ではないでしょうか?

 

ここは動物画に焦点を当てますが

 

動物の全体の形?顔?動き?毛並み?…

 

一見、動物って複雑な形をしてますよね…

 

 

 

さらに全身を入れて描こうとすると…

「何あの動き⁉︎どうなってんの⁉︎首はどこまで?足はどこから伸びてるの⁉︎」

 

 

どこをどう見て形を描いていけばいいのか…

 

どんどんカオスになってきませんか笑?

 

 

 

そんな時に使ってほしいのが図形という事ですね

 

 

とはいっても、初めから立体的な図形を当てはめていくのも難しいと思います

(それはそれで混乱しちゃいますよね…)

 

 

 

なので、私が提案しているのは平面の図形を当てはめるという方法です

○△□のような感じです!

 

これはデッサンの時に最初に私がやっている方法でもあります

詳しくはこちらから

 

 

 

図形を当てはめるって……?

動物パーツ分け説明画像

ちなみに、最初は立体は難しいけど…平面なら描けそうじゃないですか?

 

そして、図形を当てはめるメリットとしては…

 

図形を当てはめていくと…

全体のバランスが取りやすくなる

どこが大きすぎる・小さすぎるのかが見えてくる(ここ大事!)

✅「完璧に描こう」と力まず、ざっくり描くことができる

 

私の意見ですが、動物を描く時に失敗しがちなのは

 

顔の大きさや、目の大きさ、足が短いなど

 

正確な大きさを取るのが難しい…ということじゃないですか?

 

私も何度ここでつまずいたかわかりません笑

 

 

その大きさや、長さのバランスを取っていくのに簡単なのが図形を使うことなんですね!

 

 

そして、もう一つのつまずきポイント

 

どうしても、絵を描こうとすると細かな部分に目が入ってしまいがちになります

 

 

初心者さんはまだ全体を見る癖がついていない方も多いので

 

気になる部分を描き始めちゃう事が多いんですよ…

 

 

私もそうだったんですが、最初は大まかに描けていても

 

細部が気になってしまって気づけば全体の形が崩れていた…なんて事もありました笑

 

 

 

何でしょうね?細部に吸い込まれるかのようにそこに集中してしまう…

 

 

そんな時にも図形というのは大いに役立つんですね!

 

つまり、図形を使うってことは…

 

 

 

 

「ものの見方をシンプルにするための視点にしていく」ということです

 

 

平面の図形の次は立体を意識していこう!

立体図形画像

平面の図形である程度、描けるようになってきたら…

 

 

次は立体的な図形で見ていく癖をつけます

 

 

 

私の絵画教室でもこの工程を入れていこうと思うのですが

 

 

「動物画にはこの立体的な図形が本当にもう…ハマりまくります!」笑

 

 

とはいえ、なぜ立体の図形を学ぶのかというと…

 

 

実際、動物を描くというのは立体物を描くということです

 

 

そこには平面にはないものも存在しますよね

 

 

それは「光と影」の存在です

 

 

明暗、陰影のつけ方を理解すれば、リアルな動物が描けるようになります

 

 

その最初のとっかかりが立体的な図形を描く!です

 

立体図形の描き方はこちらにあります

 

 

図形の陰影も一緒に身につけていこう!

立体感参考画像

上記のリンク先の記事には図形の描き方と、陰影の付け方も書いているのですが

 

 

明暗、陰影の付け方で立体感や、リアル感、反対にのっぺり見えてしまうかを左右しちゃうんです…

 

 

実際、アクリル画は色を重ねていく絵の具でもあります…重ね塗りですね!

 

 

なので、「動物のどの部分が出っ張っているのか?へこんで暗く見えるのか?」がわかっていないと

 

塗れば塗るほど平面的になってしまいます…

 

だからこそ、図形で見て陰影をつける

 

これをセットに考えていくようにすると

 

 

いざ、動物を描く時などの色選びや重ね塗りの箇所

複雑な陰影などにも気づく事ができる目を養う事ができますよ!!

 

 

ここは観察力が鍛えられる部分です!

 

じっくり見る力を養ってくださいね

 

動物画に当てはまる図形は…

 

最初に平面図形を○△□と表現していましたが

 

動物に当てはめやすい図形というのは

 

球体・立方体・円柱、円錐あたりでしょうか

 

 

他にも楕円形や、台形なども当てはまりそうですが…

 

複雑化するとまたわからなくなるので、最初に知る図形は少なめで大丈夫です

 

動物に図形を当てはめてみる

球体→目・顔・お腹周り・お尻・鼻周りなど

立方体→顔の長い動物・足先など

円柱→足・尻尾・鼻の長い動物・ヘビの体など

円錐→耳・鼻など

 

 

こうやって図形を当てはめてみる癖がついてくると

 

どんな動物でも描けるようになると思いませんか?

 

 

 

ちなみに、オーダーで龍を描いてほしいと言われた時もこの図形を当てはめて描く事ができました

 

顔・体・腕の部分は円柱でほぼヘビを描く時と一緒ですね

 

 

もちろん、細かな部分は違いますがまず、どんな図形が当てはめられるのか?

 

考えると動物以外の建物、物、風景…いろんな視点ができて面白いですよ!

 

是非試してみてくださいね!

 

画期的!!!と思っていたけど、実はみんなやっていた笑

ネコの絵参考画像

私は初め、この図形を当てはめて考える事を独学で発見した時は

 

「私ってすごくない⁉︎」なんて思っていたのですが…

 

 

 

どうやら、絵の上手い人って少なからずやっていた事だって知って…

 

 

その時、一人で恥ずかしくなっていましたが…笑

 

 

 

いや、じゃあそれだけ大事な視点でもあるんだよね?!ってことにも気がついたんです

 

 

 

そして、この視点は今からでも始められて誰にでも持てる視点なんじゃないかと思うんですよね!

 

 

なので、あなたが今形の取り方に悩んでいたり

 

新たなモチーフに挑戦しようとしている方は

 

 

是非、この図形を当てはめる視点というのを活用してみてください

 

 

思った以上にわかりやすくなりますし、あなたの視点がグレードアップする感覚を味わえると思います

 

さいごに…

 

今回は私が独学でも動物画を描けるようになったコツや視点についてお話ししました

 

1.平面的な図形を当てはめる癖をつける

2. 平面が慣れてきたら立体的な図形や、陰影を描くことに挑戦する

3.立体図形を当てはめる視点を養う

 

これまで私は絵を描くことに関する事を書いてきましたが

 

ここが本当に絵を描く最初のステップなんじゃないかと強く感じています

 

昔の話ですが

 

数年前、お店をやっていた時に小学生の子たちがテーブルで絵を描いていて

 

覗くと、置物の絵を描いていたのですがどうしても形が歪んでしまってて…

 

 

「○△□を当てはめてみたら描きやすくなるよ〜」と教えた事があるんです

 

 

すると、理解したのか

平面の図形を教えただけなのに見違えるほど形を捉える事ができていて感動したのを思い出しました

 

その瞬間何が起きたのかを考えたら

 

視点が変わったという事なのかなと感じています

 

図形に置き換えるだけで難しいものでも単純化できる

 

そんな体験が今の絵を描くことに役立っています

 

 

あなたも絵を描く時、図形で単純化してみる

 

是非やってみてください

 

 

それでは、今日も楽しく絵を描いていきましょう〜

 

最後までお読みいただきありがとうございました

[動物画]形の取り方を超簡単にするネガティヴスペースと練習法

 

 

 

 

 

 

 

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