こんにちは!noraです
最近、楽しく絵を描けていますか?
描けていないという方は今回、是非読んでいただきたい内容になってます!
実は絵を描いていて楽しくないと思っているのはある考え方に偏っている可能性があるからです…
色の組み合わせだったり、テーマだったり、筆のタッチだったり…それぞれの感覚で自由に表現していくためにどこに注視していくのかって結構大事だったりしますよね
しかし、描き進めていく中で完成度の高い絵を目指すのか?技法、タッチを楽しみながら描いていくのか?では考え方が違ってくると思うんですよ!
つまり、過程重視か…?成果重視か…?
絵を描くのが楽しくないと感じている方は成果重視に極端に偏っているかもしれません…
私はというとどちらかといえば、過程を楽しんで描くタイプなのでその先に成果、納得いく絵の仕上がりがあると思っているんですね
人によっては成果重視で常にクオリティの高い作品を作ろうと心がけている方も多いと思います
しかし、今回、どちらが良いか、悪いか?という事ではなく、両方の特徴を知って絵をもっと描きたくなる考え方について書いていこうと思います
目次
過程重視と、成果重視の違い
まず最初に絵を描いていくには成果も、過程もどちらも大事な要素なんですが、これはどちらかに極端に傾いてしまうと偏った考え方や、やり方に固執してしまい、思い通りのパフォーマンスができなくなるという事です
大事なのはどちらのメリット、デメリットも理解して上手く付き合っていく事だと思っています
なので、ここでは両方のメリット、デメリットを見ていこうと思います
成果重視のメリット
成果重視は「上手く描かなきゃ」など、結果を求めるので絵の出来栄えの方に意識が向いている傾向があります
メリットとしては出来上がる絵や、目的がハッキリしているのでゴールが明確です
なので、その結果の達成感や充実感は成果重視の方のほうが感じやすいかもしれません
特に、公募展や、展示会、評価を受ける場合などは出来栄えも大事な要素になりますよね!
この時にゴールが明確になっていると絵に対する言語化もしやすく求められた説明もできるので評価も受けやすいかもしれません
デメリット:気に入らない絵になるとしんどくなる
デメリットは結果をもとめるあまり完璧主義になりがちです
出来上がった絵に対して納得できず、描き直しや、期待通りに描けないと落ち込んでしまったりなどメンタル面ではストレスを抱えやすいと思います
私も以前、完璧主義的な考え方で成果重視だった頃は自分の期待通りに描けない絵になると破って捨ててしまっていた過去があります
そんなに追い詰めなくても良いじゃん!と周りに言われてたんですが、本当にそうだなと今ではわかるんですが…
あの破った絵が残せていたらきっと味のある良い絵だったんだろうなと…
今ではその当時の絵は描けないと思うので、破ってしまった事を今はすごく後悔しています
過程重視のメリット
次に過程重視ですが、こちらは「描くという行為自体を楽しむ」事なので時間や、感覚そのものを楽しむ事に意識が向いている傾向があります
上手に描くというよりは線を描く、色を塗る事自体を楽しんだり、意図しない色の重なり合いを良いじゃん!と楽しむ気持ちがあるのでリラックス効果や、セロトニンが多く出て幸福感を味わえる人も多いかもしれないですね!
さらに、失敗はあまり気にしないので、試行錯誤を繰り返したり新しい発見を見つけやすいです
発見は挑戦したからこそ見つかる事なので、自分らしい表現方法や、独自の絵を作る時に楽しく見つける事ができるというメリットがありますね
デメリット:完成度に物足りなさを感じる
過程を楽しむあまり、出来上がった絵に対しての完成度に物足りなさを感じる事があるかもしれません…
ここの塗りが甘かったかも…とかもう少し描き込むかどうかも迷ってしまいがちです(私です笑)
成果重視の時よりも目標や、目的がハッキリしていない場合もあるので、終わりが見出せないなんて事が起きてしまう可能性があります
この場合はゴールや、ここで終わり!と決めて描いていく事が大事になってきますよ
成果重視だけだと苦しくなるのはなぜなのか?
私の経験談なのですが、成果重視に偏っていた頃は、本当にしんどかった覚えがあります
しかも、私の場合は極端に偏ってたんですね…
それは「毎日描かないといけない」「こう描かないといけない」と自分で自分にノルマをかけて期待通りに描けないとイライラしたり、「なんで描けないんだ!」と責めるような考え方に支配されていました
上記にもあったように、気に入らないとキャンバスを破いては捨ててしまっていた頃です…
そういう時って楽しく描くなんて思えないんですよね…「楽しく描いてもうまくなれないでしょ!」なんて凝り固まった思考回路でしたから…
これは偏りすぎた成果重視で、ラクして上手くなんてありえない!など「楽しい」を拒絶するような考え方だったので、「義務感や」「作業」になってしまっていました…
初心者さんに気をつけて欲しい事
この成果重視の考え方を初心者さんが持ってしまうともっとしんどいと思います
なぜなら期待通りの絵は最初は描けないからです
そして、理想と現実のギャップがキャンバスに現れると描くのがしんどくなって挫折してしまうという結果になる可能性があります
なので、まだ描き始めの頃は過程を楽しむ事を重視した方が長く続けられる事に繋がりますよ
過程を楽しむ事で得られる3つのこと
過程と成果、なんでもそうですが偏りすぎると上手くいきません
しかし、初めの頃は上手くいかない事が多いのでどうせなら楽しんで描いていきたいですよね!
そして、さらに楽しんで取り組む事で得られる事があります
描く事自体が楽しくなる
絵を描き始める頃は線を描いたり、好きな色を筆で塗ってみたり、まずは考えずに紙に自由に描いていくと思います
その時に線の形、濃い薄い、色の混ざり合い、筆の感触などの一つ一つの楽しさを感じていくことができると思います
「ここから絵が描けるようになるんだー」と一つ一つの事を大事に丁寧に向き合うことでそれが成長の第一歩と気づくことができますよ
失敗が怖くなくなる
例えば葉っぱを一枚描いてみたとします
その時に色を使って思ったより色が滲んだり、色が想像通りじゃなかったり、葉っぱの形から絵の具がはみ出したりと何かとアクシデントが起きる可能性ってありますよね
しかし、それを失敗と思うか、味と捉えるかで違ってきます
楽しく描くを重視しているとそれを活かして描いていくという発見も出てきます!
私の場合、色がはみ出したら一枚の葉っぱだったけど2枚にしてみようとか、にじみにさらに違う色のにじみを追加して表現してみようとか失敗だと思った事を活かす考え方もありだと思います!
描いている絵の答えはあなた自身だけが決められます
好きなように思うまま描いていけばOKですよ
結果的に上達する
私は初めから成果を求めてしまってしんどい思いをしたので、ここは強く言いたいのですが過程を楽しむ事でも、絵の上達や成長はできるという事です
つい、成果を出すために、義務感や、強制感で頑張って上達させようと思いがちですが上達というのは本当は楽しい方が上達しやすいと感じています
楽しい事ってどんどん挑戦できると思いませんか?
楽しく描くために必要な技術なら自然に身についていくのは、書道や、ピアノ、ダンスなどの他の習い事でも一緒ですよね
楽しい!と思う事で新しいことにも挑戦する意欲が出てくるのでここは私が一番強調したい所です!
成果重視、過程重視どちらも大切
絵を描く上で成果も過程もどっちも大事なのですが、大切な事はバランスです
成果を求めすぎて過程の時間を苦痛に思ってしまえばいずれ続かなくなります
反対に成果を求めなくなるとゴールが見えづらくなり、何が描きたかったんだろう?と迷うことにもなります
絵描きは描き上げるまでのプロセスも大切です
絵に気持ちが込められていく過程というものを無視していたら成果も出にくくなります
ですので、まず過程の時間を楽しみつつ、上達してきた段階で成果も意識してゴールを設定していくと嫌になったり、楽しくないなどの気持ちが起きにくくなるのではないでしょうか?
まとめ
過程も成果も絵描きにとって大事な要素です
しかし、どちらが良いか、悪いかではなくお互いの特徴をあなたなりに吸収していく事がこれから絵を楽しく描いていく中で重要になってきます
私は極端に成果を追い求めた結果、身体を壊してしまった経験があります
なので、過程と成果のバランスというものがどれだけ大事だったかを身をもって学びました
あなたにはあんな経験をしてほしくはないので、是非、過程も楽しんで一歩ずつ上達に向かって成果を出していって欲しいと思います
ちなみにさっそく、今日何か一つ描いてみませんか?
私は今、サルの絵を描いている途中です
色を塗る過程を楽しみながら、たまに変な色を選んで失敗しながら進めていこうと思います
楽しく描いていきましょうね!
それでは、また!
最後までお読みいただきありがとうございました