[体験談]売り込みゼロから人気店へー私が学んだ商売の本質ー

 

オープンして間もないカフェ…

 

 

私は30代の時友達がオーナーとして一緒にお店を作ることになった

 

 

スタッフさんたちも知り合いばかり。

 

そんな自由で、好き勝手にできるお店を作れるなんて!

 

 

と当時は楽しい生活を想像しながらワクワク、ドキドキでした…

 

 

商売とはなんでしょう…?

お店様子画像

内装も、自分たちで砂壁を剥がし漆喰を塗ったり、ペンキを塗ったり…

 

壁には絵を描いたりして愛着もできてきました

 

メニューも試食会を何回も繰り返し、こだわったメニューばかり。

 

 

さあ!これで準備は整った!あとはお客さんが来てくれたら…

 

 

 

 

 

 

しかし…

 

 

 

 

 

商売はそんなに甘くない…

 

 

 

 

 

いつまで経ってもお店の中は閑古鳥…

 

 

 

時間だけがゆっくり、ゆっくり過ぎていきます…

 

 

 

 

夜には作りたてのカウンターでみんなで座り、何をするわけでもなくボーとする…

 

そんな毎日でした

 

 

 

 

「なんで来てくれないんだろう…?」と思いつつ、反対に当然だとも思っていました

 

 

 

私たちはチラシも作らず、お店の壁にお店の名前を描いただけの

 

いわゆる「隠れ家カフェ」を目指していたからです

 

 

さらに、お店は古い家。中身だけを改装した古民家です

 

 

ガラガラと扉をスライドさせて玄関へ。という感じ

 

 

 

外から見ても到底、店だとは思わないでしょう…さらに中の様子も見る事ができない。

 

 

お客さんからしたら恐怖でしかありません…「変な店だったらどうしよう」って…

 

 

 

なにより、お客さんに気づいてもらえないというのが私たちの欠点でした

 

 

 

私がとった行動とは…?

行動する前画像

3ヶ月が経った頃、相変わらずお店の中はゆ〜くり時間が過ぎていました

 

 

 

お客さんもチラホラ来てくれるようになってはいたけど、経営としては厳しい状況…

 

 

私は一人焦っていました

 

 

「どうしたら、お客さんに気づいてもらえるんだろう…?」

 

 

 

そんな中、友達は「もう今日は閉めましょう!」と…

 

 

ほんとみんなお気楽でした…苦笑

 

 

 

しかしその時、ふと思い出したのは、以前働いていたバーで出逢ったお客さんたちの顔でした

 

 

お酒の席で、いろんな話をしてくれたあの方たち…

 

 

「元気かな…?また会いたいなぁ〜」

 

 

 

ふと、横を向くとお店で焼いたクッキーがずらりと並ぶ棚に目がいきました

 

 

 

 

そうだ!一度、届けてみよう!

 

 

 

"物を届ける"のではなく"想いを届ける"

 

その頃から、お店で焼いたクッキーをお店が終わってからあの方(バーの時のお客さん)たちに配って歩いて周りました

 

クッキー画像

 

 

 

その時はもう、「売りたい!」じゃなくて「知ってもらいたい」気持ちの方が勝っていたんです

 

 

 

売り込みではなく「こんにちは!」の挨拶みたいなものでしたが

 

私という存在を、思い出してもらえたらいいなという願いで…

 

 

そんなことを1ヶ月近く続けていました

 

 

 

 

そしてある日…

 

 

 

 

 

あの時の一人がふらっとお店に来てくれました

 

 

「クッキーおいしかったよ」て笑いながら…

 

 

 

私はその場で泣きそうになりましたが、頑張ってウルウル目でお出迎え笑

 

 

 

あの時の「想いが身を結んだ」瞬間は一生忘れないでしょう…

 

 

 

 

それをきっかけに、別の方も、またその友達も、少しずつですが顔を見せてくれる方が増えていきました

 

 

さらに、不思議なことに、お店の近所の方まで来てくれるようになり、新しい常連さんにもなってくれて…

 

 

たぶん、誰かが話してくれたのかもしれない。

 

 

もしかしたら、人が集まるお店に見えたのかもしれません…

 

 

 

さらに、みなさんの口コミ力は凄まじく、近所の方のネットワークには驚かされました

 

 

 

おかげでお店は満席、夜もお酒と食事を兼ねて常連さんが連日来てくれました

 

 

 

それからお店を閉めるまでの8年間、多くの方と出逢い、楽しい日々を過ごす事ができました

お店を閉めた理由はこちら

 

 

唯一私が変えたこと…

兆候参考画像

8年間、私たちのスタイルは何も変えていませんでした。

 

 

チラシを作らないことも、看板を掲げないことも…

 

 

一貫して「隠れ家カフェ」を目指すために…

 

 

 

しかし、スタイルを変えず一貫した想いがありましたが、ただ一つ変えたのだとすれば…

 

 

 

 

"待っているだけじゃダメだ"と気づいて行動した事です

 

 

 

あの時カウンターに座って「来てくれない」って嘆くより「知ってもらう」ことを自分から動き始める…

 

 

そして、それは「売る」ためじゃなく「届けたい」という想いのために。

 

 

ビジネスの本質を知った

 

私が経験したのは飲食業での話でしたが、インターネットでも、絵の仕事でも

 

 

届けるという姿勢はどのビジネスでも同じなんだと感じてます

 

 

 

今思えば、お店が閑古鳥だった頃は飲食業での集客の壁にぶつかっていたんだと思います

 

 

 

そしてこの壁は、飲食業だけじゃなく、個人でビジネスをしている人すべてが経験することかもしれないですよね…

 

 

 

「なんで来てくれない?」と思うより「どうしたら来てくれる?」

 

 

 

そう考えて見ると行動できることって見えてくるんですよ

 

 

そして、売り込みのための行動ではなく、知ってもらうための行動…

 

 

それが今でいう売り込まない集客というやつなのかもしれません

 

 

届けるということを自分の形で

 

私の行動はお店で焼いたクッキーを配るところから始まりました

 

 

その行動に「商売の正解」なんてものはないと思うけど

 

 

少なくとも私はただ待っているより気持ちが前に向けていたと思うんです

 

 

それは今の止まっている場所からほんの一歩進む小さな事かもしれないです

 

 

変わっていないように見える一歩です

 

 

 

でも、それだけで前の自分と違う気持ちが出てくる…そんな感覚でした

 

 

 

そしてそれが、たとえ直接的な売上にならなくても、あなたの届けたいことをあなたの形で届ける

 

 

それが、信頼や関係性を育てることにつながるんだと信じてます

 

 

想いを伝えることで道が開ける

届ける画像

私は今絵の仕事をしています

 

インターネットネを通じて、まだお逢いした事がない方に想いや作品をお届けするという形に変わりましたが

 

やっていることの本質は、お店をやっていた頃と何も変わっていません

 

 

「想いを伝える」そして、「知ってもらうために動くこと」

 

 

これが私の中にずっとある"届けるビジネス"の根っこになる部分だと思っています

 

 

最後に:あなたの届けたいはどんな形?

 

今回は私たちがカフェを作った時の失敗談と成功についてでした。

 

ここまで読んでくれたあなたにも

 

 

実は届けたい何かがあるんじゃないでしょうか?

 

 

商品やサービス、作品や、考え、想いなのかもしれません

 

 

それは、あなたの経験からしか生まれないものばかりですよね

 

 

だからこそ、あなたにしかできない届け方がきっとあります

 

 

そして、この体験から強く言いたいのは正解はないとも感じています

 

やり方は人それぞれということです

 

 

それでももし、今「何をしたらいいかわからない…」と思っているなら

 

あなたの心の中にある「想いの種」を見つけるところから始めてみませんか?

 

その種に水をあげてどんなふうに育てていきたいのか?

 

それを考えていく先にあなた自身のビジネスの始まりがあるはずです

 

 

想いの種を見つける方法はこちらから

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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