![描いた絵ってどおしてる?キャンバスに描いた絵の保存方法[アクリル画]](https://i0.wp.com/egakumonosasi.com/wp-content/uploads/2025/05/a280485ec867bb557907931e52862891.jpg?fit=1200%2C550&ssl=1)
こんにちは!noraです
アクリル絵の具って乾燥が早いから手軽に始められるから「趣味で描きたいな〜」っていう方も増えてきたように感じます
でも、よく言われるのですが「絵ってどうやって保存すればいいのかな?」と疑問に思う方も多いのではないでしょか?
私はキャンバスに絵を描いていて、扱いには気を使います
そして、せっかく時間をかけて描いた作品を長くキレイに保ちたいですよね!
そこで!今回はアクリル画初心者さんに向けてのキャンバスに描いた絵の保存方法についてお話ししますね
この絵、どうやって保存しておこう…?と思われてるなら、この方法でキレイに作品を保ってくださいね
目次
キャンバスに描いた絵を守る3つのこと
アクリル絵の具は紙や、木製パネル、さまざまな物に描けるのが特徴です
そして、そのそれぞれの物に描いた支持体(紙など)によって保存の仕方も変わってくるんですが
今回、私が主に使っているキャンバスの保存についてお伝えしていきますね
保存方法に大切な3つのことは
- ニス(バーニッシュ)でコーティングする
- ホコリ、湿気、直射日光を避ける
- 絵の表面を保護する紙
この3つです
と、その前に…
最初に大事な事を補足しますと
アクリル画はしっかり乾燥させてください
意外と気づかない所なのですが、アクリル絵の具は速乾性があります
なので、表面は乾いてて手で触っても乾いたなって思ってしまうんですよね…
水彩風に薄く描いているなら問題ないかと思うのですが
分厚く絵の具をのせればそれだけ中の絵の具の乾燥時間も長くなります…
私の場合、絵を描き終えて、しばらくは立てて2〜3日置いてからニスを塗ったりしてコーティングしています
乾きが甘いとホコリがついたり、ニスが上手くのらなかったりトラブルの元になります…
絵を描き終えたらしばらくは乾燥させる時間を置いてくださいね
それでは、乾燥させた上で1つ目!
ニスでコーティング!保護するニスには種類がある
まず絵を描き終えたら、ニスでコーティングします
バーニッシュとも言いますが、アクリル画が傷ついたり、ホコリから守る役目があります
そして、そのニスにはツヤの種類というものがあるのですが大まかに分けると
- ツヤあり(グラスタイプ)
- ツヤなし(マットタイプ)
の2つです
これは好みで選んでもらえればいいかなと思うのですが
マットな感じにしたいならツヤなしのバーニッシュを…
光沢感を出したい場合はツヤありのバーニッシュを…という感じです
私は最初はツヤなしのものを使っていましたが、最近ではクリスタルバーニッシュを使う事が多いです
上の画像のタイプは刷毛で塗るタイプのものですね
絵が乾いた後、薄〜く刷毛で塗っていきます→1時間以上乾かします
これを3回ほど繰り返して充分に乾かして保管してください
ちょっと刷毛で塗るのはハードル高い…と感じる方はスプレータイプのものもあります!👇
塗るタイプのニスより少しお高めですが、スプレーだと結構均等に吹き付けられます
初心者さんはこちらを先に試してみてもいいかなと思いますよ
スプレータイプは換気をしながらがいいです!あと、床にニスがつくとややこしくなるので、キャンバスの下に何か敷いてから使った方がいいと思います!
ホコリ・湿気・直射日光を避けて保存
絵でもなんでもそうですが、湿気というのはかなり癖ものですよね…
特に木枠に張ったキャンバスは湿気を吸って膨張してしまう可能性があります
反対に乾燥しすぎてても収縮しちゃうので扱いには気をつけないといけないですよね!
もし、気をつけていてもキャンバス生地が緩んでしまったら…キャンバスをピーンと張る記事も書いています
直射日光は色褪せや、劣化の原因
絵を飾る時に日が当たるというのは避けた方が無難です
いくら、ニスでコーティングしたからといっても完全に保護します!というのは言い切れないなと…
今までご購入されたお客さんも気をつけてくれているみたいなので「色褪せたー!」とかは聞いた事がないですが
お渡しする時は必ず守ってほしい事はお伝えするようにしています
特に原画は高い買い物です。その大切な作品をキレイに保ってほしいのは描き手の願いです
なので、販売前でも、保管する場合でも私たち描き手がしっかり気をつけないといけない部分ですね
ちなみに、キャンバスの保存で積み重ねは危険です!
生地が緩む原因ですし、絵にもよくないです
描き終えたら、重ねず絵を立てて保管してほしいです
そして、風通しのいい場所や、除湿剤などを用意してもいいかもしれないですね
大事な絵を守るために、ちょっと気にかけてあげてください
長期保存する時におすすめする保護シート
絵を描き溜めておく場合、長期にわたって保存が必要になります
そんな時に、役立つ紙?シートというんでしょうか…
コーティングした後にもホコリや傷がつかないようにしておくのも大事な工程です
そんな時のおすすめは「クッツカーネ」というもの
他の画家さんもお勧めしていますが、クッツカーネとは…
和紙の一種で繊細で柔らかく、絵の表面を傷つけずに保護してくれる紙です
特に、凹凸のある絵には優しく包むようにするといいですね
でも、この紙じゃないといけないの…?という方にはもっと安く手に入るものとして
文具店とかに売ってるグラシン紙は長期保存向きではないですが、一時的な保護には使えそうです(安価です)
例えば持ち運ぶ時や、イベント用に使うといいかなと思います
他にはパラフィン紙、シリコンペーパーなど湿気に強い紙があります
保護シートについては短期、長期で選ぶ紙もさまざまなので、まずは「クッツカーネ」を覚えておくといいですよ
まとめ:絵の保護にはちょっとした気遣いを…
今回は、キャンバス描いた絵の保存方法についてお話ししました
アクリル画って気軽に始められるけど保存についてはちょっとした保存のコツを知っておくだけで
作品の持ちや作品に対する満足度もグッとあがりますよね!
- ニス(バーニッシュ)でコーティングする
- ホコリ、湿気、直射日光を避ける
- 絵の表面を保護する紙
私は初め、絵が描き終わってそのままにしてしまってお蔵入りになった作品が多々ありました…
その頃、全く保存方法を知らなかったからです…
気に入った作品が見せられないというのも辛いもんです…
ですので、あなたは絵を始められる時にこの保存方法を知ることで、大切な絵を守る事ができます!
過去の私のように作品を無駄にしないためにも是非、気を配ってあげてくださいね
それでは、今日も一日楽しくいきましょ〜
最後までお読みいただきありがとうございました