「失敗」も「上手く描けない」も全部あなたの作品を作るヒントです

 

「なんか上手く描けないな…」

 

 

絵を描いていると、そんなふうに感じる瞬間ってありませんか?

 

 

絵を描いていれば誰だって経験する事だとおもうのですが

 

 

 

  • 線が思ったところに引かなかったり

 

  • 色が濁って思い通りの色にならなかったり

 

  • 描いていた動物の目がちょっと怖くなっちゃったり…

 

 

 

私も今、虎の絵を描いているのですが、形が定まらなくて

 

むずかし〜!!!て感じながら描いています笑

 

でも、その"うまくいかない事"ってもしかしたら

 

 

 

自分の作品にしかない個性や味わいに繋がっていくのかもしれないと思っているんですよね!

 

 

今回はそんな偶然や感情から生まれた有名画家の絵のお話しを交えながら

 

自分の絵の失敗をどう見つめていけばいいのかについて考えてみようと思います

 

 

ジャクソン・ポロックと偶然の力

 

アメリカの画家、ジャクソン・ポロックをご存知でしょうか?

 

 

どこかで作品を観たことある人はいるんじゃないかな〜と👇

 

ジャクソン・ポロック作品画像

 

 

この方は「アクション・ペインティング」という技法で有名な現代アートの先駆者です

 

 

 

「ポーリング」「ドリッピング」という技法を使って

キャンバスに絵の具を垂らして飛び散らせ、刷毛や棒で踊るように動かしながら描いていく

 

 

上の画像を見ると一見、偶然からできたような抽象的な作品ですよね

 

でも、実はポロックは、どの瞬間のどの色をどの方向から落とすか、すべてを身体感覚で掴んでいたと言われています

 

が! ポロックの作品は

 

「偶然に見えるものを、コントロールしないまま受け入れる」ことで生まれた作品なんですね!

 

もし、絵の具が垂れてしまった…という事を「失敗」として捉えていたらあの表現には辿り着かなかったかもしれません

 

ムンクの叫びと感情のエネルギー

 

ノルウェーの画家、エドヴァルド・ムンク

 

ムンクが描いた「叫び」は多くの人が一度は見た事がある有名な作品ですよね👇

ムンクの叫び画像

 

 

あの赤い空と、耳をふさぎながら絶叫しているあの作品はムンク自身の体験から生まれたものです

 

 

ムンクはある日、友達と歩いていた時に、空型のように真っ赤に染まり

 

自然全体からの叫びが聞こえてきたように感じた…と日記で書いています

 

 

 

すごい想像力だなと思ったのですが

 

 

不安、孤独、恐怖といった、わたしたちが見ないふりをしてしまいがちな感情…

 

それを、まっすぐ描いたからこそ

 

あの絵は100年以上経った今も人の心に訴えてくるのかもしれません

 

 

 

「絵描きにとって感情は、隠すものではなく、表現に変えることができる

 

私がムンクから学んだ事です

 

 

"上手くいなかい"を受け入れる

自分を信じてあげる参考画像

絵を描き始めた頃はつい「正解」を求めてしまいがちになります…

 

 

 

でも、正解って本当にあるんでしょうか?

 

 

絵には正解はないし、たとえ、線画歪んだり、バランスが崩れたり、滲んだ色が出てしまった時に

 

 

「これはダメだ」と判断する前に少しだけ立ち止まって見方を変えてみてほしいんですよね

 

 

 

もしかしたら、そのズレやブレが、あなたの表現に深みをくれるものかもしれないですよ!

 

 

 

 

失敗を味方にする3つの考え方

失敗からの絵参考画像

以前の私も初心者の頃、絵を思った通り描けない時期の絵をぐしゃぐしゃーーて丸めて

 

捨ててしまっていた過去があります…これは本当に勿体無いと今は思えるのですが

 

その当時はこんな絵残したくない!!!と

 

失敗を失敗のまま捉えていたんですね…

 

 

今考えればあの時失敗した描き方…もしかしたら使えたかもしれない…と思うこともあります

 

 

なので、ここであなたの失敗を味方にする3つのポイントをお伝えしたいと思います

 

今、失敗や、うまくいかないと壁にぶつかっている方はこの考え方を取り入れてみてくださいね

 

 

1.変なところ=可能性のタネ

視点を変える参考画像

描いていると、つい「ここ変だなー」と思う事ってあると思うんですよね

 

 

例えば、犬の目が離れすぎている…ネコの絵が太って見えるなど…

 

 

 

頭の中のイメージと目の前にある絵が違う、だから変だなーって感じますよね

 

 

 

 

でも、もし犬の目が離れてしまったらあえてその離れた目の犬をキャラクター化してみたり

 

 

まだ出逢っていない新種の犬と思ってそこから広げていったりできるかもしれません

 

 

これは、私の勝手なひらめきなので参考にしなくてもいいですが

 

そうやって、考えを転換していくという考え方を持っておくといいかなと思います

 

 

上手くいかないは観察力を育てる時間

 

先ほどは失敗から新しい視点で絵を描いてみるという考え方でした

 

 

次は、どうしても頭の中のイメージに近づけたい!イメージのまま表現したい!という時の考え方

 

つまり、失敗に向き合う考え方ですね

 

 

 

  • 上手くいかない時は、まずは手を止めてください
  • そして、今描いている絵と、参考にしている写真や画像を眺めてください
  • 上手くいっていない所を探す。どこが上手く描けていないのか?を観察して見つけていく
  • そして、どうすればこの失敗を少なくする事ができるんだろうと考えていく

 

 

 

そうすると、欠点や、修正点が見えてきて同時に観察力も育っていきます

 

 

上手くいかないの原因の一つに観察力がまだ身についていないからもあります

 

なので、ここでは自分と向き合い、絵と向き合うことで観察力を育てていきましょう

 

 

失敗はやってみたの証

歩む画像

 

そもそもなのですが、失敗は行動した人にしか起きない事ですよね

 

 

 

挑戦しなければ、失敗は生まれないし、正解もわからないままです

 

 

だからこそ、失敗はあなたが一歩ずつ歩んでいるという証、証拠です」

 

 

絵もなんでもそうですが、挑戦する事で前に進みます

 

失敗したくない!と思っていても正解を出し続ける事なんてできませんよね…

 

失敗も正解も、歩いたからこそ起きる事。

 

そういう考え方をすると少しは気が楽になるかもしれませんよ

 

 

さいごに: 上手くいかないもあなたの大事な宝物

 

絵は「完成品」だけが価値ではありません

 

 

それに向かっていった時の悩みや、葛藤、何度も描き直したり、捨ててしまおうと思ったり…

 

絵に向けた感情や、失敗と思ってしまう事も含めてプロセスそのものが

 

あなたの絵に魅力を与えるストーリーになります

 

 

 

私自身も、思い通りに描けずに落ち込んだり、泣いたりした時期がありました…

 

 

でも、そんな時ほど自分の手に何かが宿るように予想もしなかった表現に出会える事もありました

 

 

 

あなたの失敗や上手く描けない瞬間も見方を変えれば

 

 

 

あなただけの表現のヒントが隠れているかもしれません

 

 

 

失敗の先にあるその景色を是非あなたの目で実際に確かめてみてくださいね

 

 

それでは、虎の絵の続きを進めていきまーす

 

PS.

最近、色で描くnora-artを描いていましたが

 

初心に戻って写実的な動物を描く事にハマってます笑

 

 

私が絵の上達に成功したのもこのリアルな動物画を描いていたおかげなのです

 

リアルにすればするほど、魂が宿っていく…

 

そんな感覚になりながら進めてます

 

もし、興味があったらYouTubeで発信してるので覗いてみてくださいね

 

それでは、また!

 

失敗も含めて楽しく絵を描いていきましょうね!

 

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Twitterでフォローしてね

おすすめの記事