キャンバスのたるみを防ぐ!ピーンと張った状態をキープする方法

 

「描いている途中でキャンバスがたるんでしまった…」そんな経験ありませんか?

 

こんにちは!noraです

 

私の作品はほぼキャンバスを使用しているのですが、たるみって悩みの種になりますよね…

 

 

特に何回も描き直したり、強い筆圧で描いてしまったりすると、一部分だけたるんでる…

という事も起きてしまいます

 

キャンバスがピンと張っていないと、筆のタッチが不安定になり、仕上がりがイマイチ…なんて事もあるかと思います

 

なので、ここではキャンバスのたるみの原因とその対策、もう!キャンバスに描くの苦手!という方にはもう一つの画材をご紹介したいと思っておりますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです

 

キャンバスって何でできてるの?

プロ仕様キャンバス画像と、そもそもキャンバスってなんなのか?を解説していこうと思います

 

キャンバス生地って何?

キャンバス生地とは、絵を描くために使われる布のこと。
主に"綿(コットン)や麻(リネン)"でできていて、これを木枠に張って使います

 

じゃあ、なぜその布生地を使うのかというと…

 

布は軽くて持ち運びやすく、木製の板や紙よりも大きなサイズでも扱いやすいからなんですね!

 

 

 

公募展とかだと、50号や100号といった大きなサイズの絵を出している場合も多いと思います

 

 

その場合、布生地で扱いやすいというのも、布生地を使う理由です

 

さらに、適度なしなりがあるので筆のタッチが柔らかくなり、色んな表現がしやすいのも特徴です

 

 

あと、木枠から取り外しが可能なので、旅に持っていくにもキャンバスは便利なんですよ

キャンバス生地は丸めて持ち運び可能なんですね

 

 

 

そして、先ほどお伝えした生地の素材の違いも解説していきます

 

綿(コットン)と麻(リネン)の違い

 

キャンバス生地には大きく分けてコットンとリネンがあります

 

 

  • 綿(コットン)キャンバス

生地が柔らかく、表面が滑らかで描きやすい

比較的安価で初心者さん向け

たるみやすいので、保存には注意が必要

キャンバス生地の違い

 

  • 麻(リネン)キャンバス

繊維がしっかりしていて、長期間たるみにくい

表面に独特の質感があり、描く絵によって表情がでる

価格が高め…

 

画材屋さんで張りキャンバスが販売されていますが、主にコットンのキャンバスが多いです

 

 

初心者さん用でオススメされることが多いですが私も使うキャンバスなので、プロアマ問わず使いやすいキャンバスかなと思います

 

 

反対に麻(リネン)はしっかり厚みのある生地で、丈夫です

私は10mのキャンバス生地だけ買っておいて、その都度大きさの違う木枠に張って絵を描いています

 

 

こちらはお客さんにも安心してもらえるように主に販売するための絵を描くようにしていますね

 

今後、プロとして販売までを考えている方は麻のキャンバスがオススメですが、まずは綿、コットンや、安価なキャンバスで描き心地などを試してみるのも発見があるかもしれませんよ

私は前に100均のキャンバスを試しました

 

他にもキャンバスの目の種類などもありますが、それはまたの機会にして…

 

 

ここでは、キャンバスのたるみの原因になるのはどんなものがあるのかをみていきましょう!

 

キャンバスがたるむ原因って何がある?

 

キャンバスのたるみの原因にはいろいろありますが主に次の3つが問題になるかと思います

 

 

その原因を知っておくだけでも、対処する事ができるのでもし、たるみが気になるな…と問題が起きた時に参考にしていただけたら嬉しいです!

 

 

まず、1つ目は温度の差によって起きる問題です…

 

季節によって変化するキャンバス布

 

キャンバスは布なので、湿度や気温の変化によって伸縮します…特に日本のような四季のある地域では、季節によって張り具合が変わることがあります…

 

 

特に梅雨の時期や、暑い日、寒い日の違いでキャンバスの張り具合が変わってしまうんですね…

 

 

次の3つを気をつけてほしいポイントです

 

 

雨の日

湿度が高い
  • 布が湿気を吸って膨張 → ピンと張ったつもりでも、乾くとたるむことがある
  • 張る時はやや強めに張るのがおすすめ
  • 乾燥後のたるみを防ぐには、張り終わったあとに湿気が少ない場所でしっかり乾燥させるといいですよ

 暑い日

気温が高い&湿度が低い
  • 布が乾燥して縮む → 強く張りすぎると、後で引っ張られすぎて破れることも
  • ほんの少し余裕を持たせた張り方が安全
  • 特に木枠が乾燥すると収縮して緩むことがあるので、木枠の状態もチェック

 寒い日

気温が低い & 乾燥している
  • 布が硬くなる & 張りやすい
  • ただし、後で温度が上がると布が膨張し、逆にたるむことも
  • 室温が変わりやすい場合は少し強めに張るのが◎

 

これはあくまで、キャンバス布が変化しやすくなるので注意してね!という事をまとめたので、そこまで神経質にならなくてもいいかなとも思います

 

なので、こういう日はこういう影響があるかもしれないよというのを知っていただけたらと思います!

 

 

木枠の歪み

 

キャンバス生地は木で出来た枠に張って作ります

 

その長期間使用しているキャンバスの木枠が歪んでしまうと、布が均等に張れず、たるみの原因になってしまうんですね…

 

木枠には一般的には松と杉に分かれるのですが、松(パイン)の木枠は画材屋さんで売っているキャンバスによく使われています

 

比較的、安く手に入るのでこちらを使われている方は多いのではないでしょうか?

 

そして、杉の木枠はやはり高いです…その分丈夫で湿気にも強いため、キャンバスのたるみの心配でいえばこっちを使うと心配はないと思います

 

 

張り方の問題

キャンバスを張る際に、均等な力で張らないと一部が緩み、時間が経つとたるみが発生することがあります

 

ここは、キャンバスを自ら張って絵を描いている方は大きな問題ですよね…

 

上手くキャンバスを張る方法はこちらを参考にしてみてくださいね

 

 

でも、キャンバスを画材屋さんで買って絵を描く方も多いですよね

 

 

 

画材屋さんで買ったキャンバスのたるみが気になる方には次にたるみを防ぐ方法をいくつかご紹介しますね

 

 

キャンバスのたるみを防ぐ方法

 

絵を描いていくうちにせっかく購入したキャンバスがたるんでしまった…というトラブルを経験されると思うのですが、そんな時の簡単な対処法を知っておくと便利ですよね!

 

 

ここでも、3つの方法をお伝えします

 

 

1. ウェッジを使って調整する

ウェッジの説明画像

 

市販の木枠には、四隅にウェッジ(くさび)が付いている事ありませんか?

 

 

木枠に木片を差し込む穴があって、別で木片が付いているタイプのキャンバスです

 

何も知らない頃、最初私は何に使うんだろ〜?と疑問になっていましたが、キャンバスの張りを調整するためのものだったんですね!

 

 

これを調整することで布の張りを強化できます

 

調整方法

  • ウェッジを軽く木枠に打ち込み、対角線上に均等な力を加える。
  • 少しずつ締めて、張り具合を確認。
  • たるみが改善されるまで調整する

 

 

2.キャンバスの裏側から水を霧吹きする

 

グラデーションとかにも使える小さな霧吹きボトルがあると便利です

 

👇100均とかで除菌用にもよく使われていましたよね、あのボトルです

スプレーボトル

軽いたるみであれば、裏側から霧吹きで水を吹きかけることで布が収縮し、ピンと張ることがあります

 

  • キャンバスの裏側全体に均等に霧吹きをする。
  • 乾燥するまでしばらく放置する。
  • 乾燥後、たるみが改善されたか確認する

 

※あんまり多くの水をふりかけても逆にたるみの原因になるので、かけ過ぎには注意してくださいね

 

 

3. 強いたるみには張り直し

ここは1番避けたいところですが、長期間放置されたキャンバスや、布のたるみが大きい場合は、張り直しが必要です

 

ウェッジを使っても、霧吹きしてもたるみが直らないとどうしていいかわかりませんよね…

 

たまに、最後のワニスでコーティングしたらたるみが消えた!という場合もありますが、偶然に任せるのは怖いものです…なので、思い切って、この際ですからキャンバスの貼り方もマスターしておくと役立ちますよ!

キャンバス張り画像

 

絵を何に描きますか?裏張りキャンバス 張り方と絵の見せ方

で、用意する道具を説明しているので参考にしてみてください

 

張り直しのポイント

  • 均等な力で四隅から順に張る
  • タッカーで留める際は、対角線上に順番に固定する
  • 張る際に布の目が歪まないようにする

 

この3つを知る事で、キャンバスの状態を見ながら改善可能になると思います!

 

 

そして、補足ですが、キャンバスに折り目や跡がついてしまっている時に試した方法があったのでお伝えします!

キャンバス生地の跡が気になる場合の対処法

 

キャンバス生地を木枠に張らずにしばらく放置していた時があったのですが、そろそろ、張ろうと思って生地を見たら折り目が……!!!!

 

とりあえず、木枠に張ってみたものの、折り目はうっすら残っていました…

 

 

キャンバス生地に折り目や跡がついていると、そのまま絵に影響を与える可能性がありますよね…

 

ところが、なんとキャンバスに下地材を塗って改善できたんです!!

 

ジェッソで跡を修正する方法

折り目のついたキャンバス修正画像

手順

1.キャンバスにジェッソを薄く均等に塗る

2.乾いたのを確認して数回、ジェッソを薄くな塗っていく

3.その繰り返し(4層ぐらい塗りました)

4.折り目が目立たなくなったら必要に応じてヤスリがけ

※(4.のヤスリがけはキャンバスの表面を滑らかにするためです。必要がなければヤスリがけはしなくて大丈夫ですよ)

 

 

ジェッソには、表面を滑らかにする効果があるため、浅い跡であればほとんど目立たなくなります

 

ただし、深い折り目は完全に消えない場合があるため、布の状態を確認しながら試してみてくださいね

 

ちなみに…キャンバスは扱いにくい!そんな方には木製パネル

 

絵を何に描くかで、キャンバスを選んでみたものの、私には合わないや、描きづらいと人によっては向かない事もあるかと思います

 

そんな時は無理にキャンバスを使うのではなく、違う画材を使ってもいいと思いますよ!

 

それは木製パネル

木製パネル画像

 

よく、紙で水張りキャンバスを作ったりする時に使うのですが、紙ではなく木製パネルに下地材を塗ってそのまま絵を描くやり方ですね

 

プロの方でもこのやり方で絵を描いているので、販売する場合もキャンバスみたいなたるみの心配がない画材です

 

注意点

木製パネルにも種類があるのですが、シナベニヤラワンベニアです

 

詳しいことは長くなるので省きますが、木製パネルを選ぶにはシナベニアパネルを使うといいですよ!

 

 

理由は、木材はアクや、ヤニが出てしまい、絵を汚してしまいます…そのアクや、ヤニが出にくいのがシナベニアパネルということなんですね!

 

あと、木製パネルに絵を描く時は、ジェッソ(下地材)を始めに塗ることをオススメします!

まとめ

 

キャンバスのたるみはできれば避けたいところですよね

 

しかし、たるんでしまう原因や、改善法さえわかれば、過度に恐れることはないですよ!

 

キャンバスのたるみを防ぐには、

    • ウェッジで調整
    • 霧吹きでの応急処置
    • 張り直しの判断
    • ジェッソによる跡の修正

     

    そして、もし、キャンバスが苦手だ〜となってしまったら木製パネルや、紙もあるので、あなたに合った画材を選んでいただけたらなと思います

     

     

    また、長くなってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました

     

     

    それでは、今回はキャンバスのたるみについてでした〜

     

    nora

     

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