あなたは画家になる!
イラストレーターになる!
作家になる!など
心に決めた出来事はありますか?
こんにちは!noraです!
私には画家になる!と決意させてくれた出来事がありました
それはもう突然で…
人は思っても見ないところで発見、気づきが起きるんだと
いうことを実感した出来事でした
私がまだうっすら絵描きになりたいと思いながらも就職してしまった
社会人2年目になる頃です
厳しい現実…
その会社はアパレル業で販売スタッフとして勤務していました
なぜアパレル業だったかといえば
単純です
キラキラしてるイメージで好きな服が着れてかっこいい!
それだけの理由でした…
高校上がりのテキトーに生きていた私は夢がなかった
やりたいこともなかった
ただ絵を描くことが好きだったけど、仕事があるはずないと思っていた
だから趣味は絵を描くことです!ぐらいの気持ちです
で、たまたま受かった所に就職してしまった
お金が稼げればいいや!って感覚で……
しかし、現実はそう甘くないです…
高卒だった私は他の大卒や、専門学校卒の知識もスキルもある
スタッフさんたちの中でだんだん孤立していきます…
朝9時から夜中終電近くまで働いて、ノルマを達成できず叱られる日々…
当然だ…
知識もスキルもない私には他のスタッフさんたちに適うわけない…
さらには
素人同然の私はプラス
人とのコミュニケーション能力が0だった
お客さんとうまく話せない…
お客さんも私なんかに勧められても苦笑いするだけで…
スタッフさんともうまくコミュニケーションが取れない
伝えたい事が伝わらない
何が言いたいの?って言われる始末…
そんな私にイラつくスタッフさんたち…
しまいには陰湿ないじめに遭うまでに…
自分を責める日々…
自分の能力の無さと一向に治らないいじめに
絶望感に心は支配されていきました
自分ではどうすることもできない
頑張るって何だっけ…
辛いな…
苦しいな…
今思えば辞めればいいだけなのですが
そんな考えすら思いつかないぐらい思考が止まってしまっていた
心が空っぽになった…その時
人に相談できれば少しは楽になったかもしれないですが
一人違う土地で働き詰めの私には友達もいません
ただただ、辛い日々を耐えていた私は
あんなに好きだった絵も描くこともできなくなっていた…
学生の頃は毎日毎日描いていた絵が…
描こうと思っても何も描けない…
心が動かない…
想像もできない…
もう大好きだったことも出来なくなってしまったのか…と
希望も光も見えないまま毎日が過ぎていく…
この日も夜中に帰宅し
精神的に「そろそろやばいかも…」と思うようになり
今思えば鬱状態だったなと…
体重もみるみる減っていって
見た目でも痩せていくのがわかるぐらいになっていました
ご飯を食べるのもしんどい…
寝るのもしんどい
でも明日も仕事だから食べなきゃ…
もう限界で、冷蔵庫に向かった時のことです
なんだか、その真っ白な冷蔵庫がぼんやりキャンバスに見えてきて…
久々の感情が蘇ってきたんです
絵を描きたい!という感情が!
その後はあまり覚えてないですが冷蔵庫一面に絵が出来上がってまして…
その絵はなぜか竹の絵でした(絵の画像なくてすみません…)
絵の具とかではなく太いサインペンで殴り描きした…
でもその絵を観た時、
気持ちが穏やかになって、今までの不安、絶望感から
少し解放された感覚に号泣したことを覚えています
現状は変わらないままだけど…
誰かに聞いてほしかった
助けてほしかった
でもそんな気持ちが絵を描く事で出せたのだと…
絵は人の気持ちに語りかけるものなんだとその時感じました
そして、見てくれる人より前に自分自身を癒す事ができる
なんてすごい仕事なのだと……
と同時に新しい感情が芽生えました
- 今の仕事で何がしたいの?
- 着飾ることも自分をよく見せようとすることも必要なのか?
- そもそも合わない場所にいて楽しくもないのにずっと
この仕事にすがりつく意味は何なのか?
- 本当にやりたかった事は何なのか?
自分が心から好きと想える仕事がしたい!
画家になる決意をした瞬間でした
そして後日、会社に辞める事を伝える事ができました
こんなに簡単な事ができなかったなんて…
あのまま辛い気持ちで働いていたら確実に潰れていたと思います
でも、だからこそ
画家という本当の夢に出逢えたんだと
あの時感じた想い
絵は心を癒したり、問いかけたり、語りかけてくるもの
そして自分自身を励ましてくれる
そんな絵を描いて生きたいっっ!!!
そして、
新たな道へと進む決意をして画家になる道を模索し始めるのでしたが…