
こんにちは、noraです
最近ちょっとお気に入りな時間がありまして…
それは
庭で缶チューハイ片手にぼーーーっとする時間です
マンションに住んでた時にはできなかっのもあって
こういうのに憧れてたんですよね!!
これだけで移住してよかったと思えるぐらいです笑
そして、庭にいて
風が吹くと、ひんやりした空気と草木の匂いが混ざってやってきて
なんとも心地いい時間を過ごしております
この時間では特に何を考えるのでもなく
ただ庭先の景色を眺める…
雑草生えてきたな…その横のバジルも大きくなってきたなぁ〜
そろそろジェノベーゼ作れそうじゃない?とか
どうでもいいことを考えることもまた贅沢ですよね!
そして、もう一つの私の楽しみは…
不意に現れる野良猫ベルの存在です
目次
野良猫ベルとの距離感がちょうどいい
って、私が勝手にそう呼んでるだけなんですけどね笑
野良猫ちゃんなんでもしかしたら名前もないかもしれないですが…
そんなベルは毎日、同じルートで庭を視察していきます
こっちに気づいても完全スルーの時もあれば
足を止めてしばらく何かを見つめている時もある
時には虫を追いかけて木に登ったり…(すごい速さです!)
目を合わせれば何かを訴えてくるように鳴くんですよね
でも近づくと逃げてしまう…
それがなんか、こう…距離感が絶妙で…好きです笑
そんなベルとの不思議な関係が続いていますが
私はある事に気づいたんです
気付けば、ベルをけっこう観察していた
毎日やってくるベルに会うたびに
私は小さな気づきをもらっている感じがします
- 歩く時の前足の柔らかさ
- 耳がピクっとするタイミング
- 物陰に隠れる時の姿勢
- 寝ている時の体の形
- 肉球の色や大きさ…
目の動き、毛並みの流れ、風に揺れるヒゲの反応まで…
ほんの小さな小さな部分でも…
気付けば、私は毎日少しずつベルの仕草を観察しているのでした
「絵の中の命」は観察することで宿る
絵を描く時にすごく大事なことは
「観察すること」
この話はしつこいくらい話しているので
「またその話〜?」と思われるかもしれませんが
ほんとうにここが肝心なんですよね!(言い続けますよ!笑)
あと、写真を見て描くことも大事だけど
"自分の目で見た「記憶」があると
絵の中に命が宿る"感覚があります
実際に動く動物を見ることで
また新しい気づきが生まれるんですよね!
先ほどのベルの観察から見てみると
私はこんなところを見ています👇
- 歩く時にどう足は動くのか?
- 肩甲骨の動きは?
- その時の顔の位置は?
そういう小さな発見をしていくことで
私の頭の中のストックを増やしているんですね
写真はその一瞬を撮るので動きは分かりませんからね〜
そして、もう一つ絵を描く時に気をつけていることがあります
それは
その子の「空気」や「癖」を描くことです
動きのクセ、表情の変化
目には見えにくいけど、確かにそこにある
"らしさ"を拾い上げて描くことを考えるようにしています
表情で見せる?色で見せる?タッチで見せる?…
そんな空気やクセをどう表現していこうかな?と考えていくことが
私にとっては
「絵を描くこと」なのかなと改めて感じています
「ちゃんと見る」って興味を持つことですよ
観察って「ちゃんと見ること」ですよね
でもこの"ちゃんと"はただ目を向ければいいってわけじゃなくて
「興味を持って見ること」なんだと思うんですよね〜
そして、さらに思うことは
人は見ているようで案外見えていない生き物です
いつの間にか、"見てるつもり"になっているんですね
これは人間のくせみたいなものなのでしょうがないですが
もし、あなたが興味あるもので目に入ったとしたら
それをじっくり観察するっていう習慣をつけることも大切なことです
それに、日常の中でもいろいろ興味が出てくることってありませんか?
例えば
- 動物の毛並みの向き
- 落ち葉の形
- 風で揺れるカーテンのゆらめき…
普段私たちが生活しているところに
観察できるものってたくさんあります
そして、世の中には気づいていないだけで
描きたくなるような美しさがら実はたくさん転がっているんですね!
それに気づけるかどうか…?
この差はかなり大きいです
そしてそれを育ててくれるのが、庭でぼーーーーーーっとしたり
何も考えずただものを観るという時間なのかもしれません
今日のベルは、庭に長居してくれました笑
最近のベルは、前よりちょっとだけ長く庭にいてくれるようになりました
それだけで、私は嬉しくなって
「今日はどんな表情を見せてくれるんだろう?」と密かに期待をしちゃってます笑
この前はトカゲが現れて必死に追いかけていたのが印象的でした
今日は眠たいモードみたいなので、寝ている姿を
じっと観察してみようと思います!
そんな日常でできるゆるい感じの練習法ですが
私が強く伝えたいのは
観察する目は誰にでも育てられる
あなたがもし、本気で絵が描きたい人であれば
観察する目を育てられます!
私の個人的な意見ですが
絵描きというのは最初から一般の人とは違う
観察する目を持っているわけではありません
じゃあなんで絵が描ける人と描けない人の差が生まれてしまうのか?
それは観察する数が違うということだと私は思ってます
絵を描くって、内側から表に出すことだと思うのですが
観察はその逆でら、外側にあるものを内側に取り込む行為だと思うんです
今回はベルの話でしたが
猫は喋らないけど、ちゃんと観察すればいろんなことを語ってくれています
観察力を鍛えればあらゆる視点が持てるようになります
それが一般に絵の描ける人と描けない人の差が生まれる結果かなと思います
観察する目って、特別な才能じゃない
ちょっと立ち止まって、目の前のものに興味を向けるだけで
誰にでも、育てられるもの
さいごに…
今回は私が最近気に入っている時間の使い方をお話ししました
一見、サボっているように感じますが
お酒を飲んでぼーーーっと庭を見ながらベルを観察する時間は
絵描きにとっては観察力強化の時間でもあります
ちなみに、お酒は飲まなくてもいいですけどね笑
社会で働くと
これはダメ!これはやってはいけない事!と決められがちですが
絵描きは自由です!どこまでも自由な職業です
だからこそ、全部自己責任ですが
絵を描くための時間の使い方
上達させるための練習…
色の勉強…
全てのやり方はあなた自身が自由に決めていいと思ってます
なので、もし世間一般的なやり方で
壁をもう一歩越えられないと感じていたら
一般常識じゃなく、あなたらしい練習方で
やってみてはいかがでしょうか?
もし、「こんなやり方どうでしょう?」って相談があれば、気軽に聞いてください!!
メルマガでは個別にお返事もできるので
よかったらそちらものぞいてみてくださいね
何かしら答えられると思います笑
それでは、今日も身体を大切に
絵を描いていきましょう〜ね
最後までお読みいただきありがとうございました
nora