
こんにちは!noraです
今日は私も何だか苦手意識があった構図についてです
構図って言われると何だか難しい…って思ってしまいませんか?
私は絵を描くにはどこをどう切り取っていいのか?とか
この景色綺麗だけどどう描けばいいんだろう?
とモンモンとした記憶があります…
そもそも、構図って何⁈って思ってたくらいです笑
でも、ある時
「あ〜、こういう感じなのね!」と腑に落ちた感覚があってから
「構図ってもっと簡単に考えられるんじゃないかな?」と思うようになりました
なので、今回は
構図という難しそうな言葉を優しく捉えられるような
私なりの視点をお伝えしたいと思います
あなたも構図考えるの苦手…と感じていたら
こういう考え方で進めてみるといいかもしれませんよ!
目次
正解よりも「好き」を起点にしてみる
構図って文字自体になんか難しそうなイメージ湧きませんか?笑
確かに構図を考える時のルールみたいなものはあります…
遠近感を出すための…
一点透視図法、二点…三点透視図法…
モチーフがより引き立つ…
二分割、三分割法
これは、冒頭の以前書いた記事で紹介してるので
興味がある人は読んでみて欲しいのですが
構図の考え方はたくさんあって、表現したいことで
選んでいくって感じなんですけど…
私はもう少し簡単に解釈してみました
それは
モチーフや、景色、何でもいいのですが
描こうとするものに
どこが自分にとって魅力的に感じるか?
どこをどう魅せたいのか?
という考えを元に構図を決めるようにしています
そう、あなた自身が魅力的に感じるモチーフの位置を決めるといいです
「でも、その魅力的に感じる位置がわからないんだよ…」
という人は簡単にできる練習方法があります
それはスマホのカメラで景色や、モチーフを撮ってみるです!
スマホを片手に構図の練習!
カメラで撮るってどうしても見ているものを切り取らないといけませんよね?
カメラの外側にある部分と絵に収めたい部分を切り取る…
これ、かなり効果的で
撮ってるうちに自分の構図のスタイルが見えやすくなります
正面にモチーフなのか
ちょっとずらしてふちに置くのか
アングルだって考えられますよね!
下からなのか、上から?遠目から?
こうやってまずは絵を描く前に
いろんなあなたの好きな角度や位置を模索していく
そうすると、絵に向かう時に
「あっ、この位置好きかも!」というのが出てくると思うんですよね〜
そして、そうなってきたら絵を描いて一回眺めてみてください
それがいい感じ!とあなたが思ったらその構図は
あなたにとって魅力的な位置ってことかもしれませんよ
ちょっとした構図のコツ: 3つのポイント
でも、これって感覚だよね?
感覚に任せるだけはちょっと不安…
どうしても感覚だけに頼っていい感じを見つけても
構図がワンパターンになってしまうってこともあるかもしれません…
最初にいい!って思った構図って使いたくなっちゃいますもんね〜
(私もど真ん中構図が好きなのでかなり多めに使っちゃいます笑)
そんなワンパターンにならないための
私なりに役に立った構図のヒントを3つご紹介します!
①モチーフをど真ん中に置かなくていい
私がど真ん中構図が好きって言ってるにもかからわずですが…
でも、ここでは、ど真ん中構図をちょっと工夫!
「それはモチーフを真ん中からちょっとズラしてみる」です
え?それだけ⁈
そうなんです!少しだけずらしてみると急に「絵らしさ」が出てくるんです!
3分割法って聞いたことありますか?
画面をタテヨコ2本の線で画面を分けてその交差する点に主役を置くという構図です
例えば、ペンギンの絵を参考にしてみると…👇
モチーフが真ん中よりちょっと左下に位置しています
これで何が起きるのかというと…
動きが出ているように見えませんか?
これは次のポイントでも説明するのですが
空間を意識するということですね
関係ないけど、漫才でも「間(ま)」って大事じゃないですか?
ボケる「間」、ツッコむ「間」…
まあ、漫才はいいとして…
絵にも空間(間)ができるとそれだけで動きを感じることができるんですね
私もど真ん中構図が好きですがあらゆる絵にこの「ずらし」を使ってます
気になる方は私の絵を是非見てみてくださいね〜
どうでしょうか?
これだけで、見方が変わりますが
いきなり描くのは不安…という人は
まずはカメラで撮って試してみてくださいね!
②空間を余白と考える
①のポイントで少しお話ししましたが
モチーフの周りの空白も、大事な"構図の一部"なんですよね〜
あえて空間を広く取ることで、そこに「間」や「呼吸」みたいなのが生まれます
例えば下の絵👇
あえて広くとった空間が
モチーフを引き立ててるって感じしませんか?
他にも余白を作ることで見てもらう人に
考えてもらうということができます
下の絵は👇
小さな猫が何かを見つめているのですが
何を見つめているかあえて描きませんでした
それによってこの空間に何があるのかな?何が見えてるのかな?
と考えてくれたら嬉しいな〜と思ってこの余白を作りました
こういう感じで、余白も1つの表現なんですね!!
③いろんなアングルで見てみる
これはカメラで撮る時に考えることでもありますが
1つのモチーフをいろんな角度から見てみるという事ですね
画像では、角度を変えるって難しいですが
目の前にモチーフがあって上からとか下からとか覗けるのであれば
いろんな角度から観察してみてください
私がこれをして気づいたことは
自分の好きな角度があるということに気がつきました
例えば猫と顔は正面より
斜め上から見たアングル…
透き通った目や、目の反射が綺麗に見えるアングルです(個人意見です笑)
あと、下から見た大木なども描いてみて面白かったです👇
角度を変えてみるということは
そのモチーフの全体像を知ることができます
「へ〜、このアングルだとこういう形に見えるんだ」とか
小さな発見を是非楽しんで見つけてみてくださいね
それでも何だかわからない!!という時は真似るところから!
どうしても自分の好きな構図が見当たらない…
そんな時は好きな画家さん、写真でもいいです
気になる構図や作品を見て
「どうしてこの構図にしたんだろう?」と観察しながら描いていくと
自分の好み、自分が魅せたいことを少しずつ理解できるようになってきます
私も独学で絵は真似ることから始めました
ちょっと迷ったら、立ち止まったら
好きなものを真似てみると「こういう感じが好きだったのかも!」と
気づく瞬間もあります
なので、どうにも手が止まってしまったら
他の好きな作品や画像を見てみるだけでも小さなヒントを発見できますよ!
迷った時に思い出してほしいことは…
構図っていろいろあって技術を学ぶって感じがしますけど
見えてる世界をどう切り取るか
というあなただけの視点を大切にしてほしいなと思ってるんです
どんな構図を選んでも
その選んだものにあなたの目線が宿る感覚です
「私はこの部分を大事に思ってる」
「私はこの見え方が好きなんだ」
あなたの目線であなたが魅力的に感じることこそ
いい構図なんじゃないかな〜と最近、感じています
なので、技術も大事だけど、あなたの感覚、目線を大切に育てていってくださいね
さいごに
今回は構図をちょっとゆるく私の感覚でお話しかせてもらいました
絵は上手く描かなきゃとかあまり考えず
「自分はどう感じるか?どんなことに魅力を感じるのか?」に
目を向けていくことが大切なんじゃいかない〜と思ってます
そして、その向き合う先に
構図の選び方や、あなた自身の目線も育っていきます
- モチーフの位置
- 空間、余白の考え方
- いろんなアングルを見る癖
これを構図を考える時に参考にしてみてくださいね
もっと絵を描く感覚を育てたいあなたへ
私は知識と感覚の両方で絵を描います
その中でも、知識というよりは感覚大事とも思っているのですが
この感覚という曖昧な表現をどうにか言語化できないか?
と想い、メルマガで挑戦中です
そして絵学アートマガジンでは
今回のような構図や感覚の話(噛み砕いて)
絵と生き方にまつわることなどをメルマガでこっそりお届けしています
ここでしか話さない
私の今までの知識と経験、感覚的なところも
全てお話しするような内容です
読者さん限定で、特別な案内もしますので
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