私が絵を描き続けられた理由〜小さな想いの積み重ね〜

こんにちは!noraです

 

今回はnoraの振り返りを書いたものです

 

 

なので、お役立ち記事でもなければ、参考になるかもわかりません笑

 

 

 

強いていうなら、絵を描き始めたけど

諦めそうになっているあなたにとってヒントになればと想っています

 

 

そして、読みたい方だけ読んでもらえたら幸いです

 

 

色を塗る楽しさから始まった

色を塗る参考画像

 

子どもの頃、クレヨンや色鉛筆で色を塗るだけでワクワクしていました

 

 

あなたにもそんな経験ありませんでしたか?

 

 

 

そして、これが私の絵描きへの道の最初の始まりです

 

 

決まった形にとらわれず、自由に色を置くことで

自分の中にある気持ちがどんどん広がっていく感覚があった…

 

色を重ねるたびに、新しい発見があり、それが楽しくて、夢中になっていきました

 

 

絵を描いて喜ばれたこと

幼少期画像

少し大きくなって

小学生の頃は机に動物のキャラクターを作って描いていました

 

その机に描かれたペンギンのキャラクター、猫のキャラクターを見て

 

「この絵、ちょうだい!」と言ってもらえたとき、嬉しくてたまらなかったです!!

 

そして

当時は紙に書いて渡すというよりは

そのキャラクターを描く権利を渡すという形でした笑

 

 

著作権を渡すという面白いやり方ですね笑

(小学生なのに笑)

 

 

お金も何ももらってないけど

これ描いてほしいと言ってもらえる事があるんだ!と感動したのを今でも思い出します

 

 

 

自分が楽しく描いたものが、誰かの心を動かすことができる

 

 

そんな瞬間が増えていくたびに、もっと描きたい、もっと届けたいと思うようになりました

 

 

絵を描いて励まされたこと

励ます絵参考画像

高校でも、家で絵を描いていたのですが

この頃は「画家になる」と本気で思えませんでした…

 

なので、高校を卒業し、就職したんです…

 

 

 

そして1年後……

 

 

 

私は病みました…

 

 

でも

その時に描いた落書きみたいな絵が私を励ましてくれたんです

 

 

 

自分でもびっくりでした!!

 

 

そんな力が絵にはある。そう確信した経験でした

 

 

落ち込んでいるときでも、絵を描いていると心が落ち着く

 

そして、その絵を見た誰かが「この絵を見て元気が出ました」と言ってくれたとき

絵にはただの装飾以上の力があるんだと実感しました

 

 

絵は、言葉では伝えきれない気持ちをそっと支えてくれるものなのかもしれない

 

 

そんな気持ちで絵を描く事が、続けてこられた大きな理由になっていきました

 

 

初個展で起きた事。

作品展参考画像

まだ絵が上達していないのに無謀にも

東京の表参道で個展をしたことがあります

 

そのギャラリーのオーナーもどこか不機嫌で…

 

「こんな絵売れるわけない」

 

そう言いたくて仕方ないような様子でした…

 

 

本当にこの経験から思うことは…

 

若い時って怖いもんなしだったなって思います笑

 

 

 

 

でもですね、その時バーで働いてたのもあって

そのお客さんたちがたくさん来てくれたんですよ

 

 

東京の取引先の方と来てくれたり、バイクでツーリングがてら来てくれたり…

本当に恵まれてるなって実感しました

 

 

 

そんな中、ふらっと立ち寄ってくれた人もいたのですが

その方との出会いで心底、絵を描いていて良かったと思う出来事がありました

 

 

 

"それは私の絵を見て泣いてくれたことでした"

 

 

その方はお母さんを亡くされたそうで

 

 

私の描いた空の絵と

お母さんを亡くされた時に見た空の色が同じだったとおっしゃってて…

 

 

その時感じたのは

私がその時描いた絵がこの方の想いと繋がった感覚になって…

 

絵ってやっぱりすごいなっ!!!と感じつつ

 

泣けるぐらい感動したのを覚えています

 

 

この出会いから絵が誰かの想い出と重なることがある

 

 

そして、その大事な想いを絵が鮮明に今に戻してくれるような…

 

 

改めて、絵を描きたい!!って思えた出来事でした

 

 

そして、絵はというと…

絵参考画像

売れました

 

そして

個展終了する頃にはもう、ほとんど持ち帰る絵がないくらいになってました

 

 

お客さんに感謝しかないです

まだ駆け出しだった頃の私が絵を売ることができたのは

 

 

この時、完全に人脈です笑

 

 

 

仕事場で、飲みに行った先で気づかずに

小さな小さな種を蒔いていたんだと思います

 

それがお客さんがたくさん来てくれて買っていただくまでになったんだなって…

 

 

何事も無理だよと思わずに思い切ってやってみることって

大事なんだなと思わせてくれた経験でした

 

 

 

描いてみたい!を描かせてくれた人たち

描ける喜び参考画像

 

絵描きは自分の世界観や想いを絵にすることですが

 

その当時、

私はオーダーとして絵を受け付けるということをしていました

 

 

パンダ描いてとか、私の愛犬を描いてほしいなどですね!

 

 

 

その当時、私にはまだ描いたことがない動物たちがたくさんいました

犬と言っても種類があるので、初めて描く犬も多い中でのご依頼です

 

 

最初からお金が発生するという前提で描く絵というのは

 

正直言ってドキドキでした

 

でも、この経験が今の絵描き生活に本当に身を結んでると感じています

 

 

なぜなら、本番で描くという経験は

絵の上達がめちゃくちゃ早くなるんです!!

 

 

お客さんにお渡しする絵なので、細心の注意を払いますよね

 

そうすると

 

どこが違和感を感じるんだろう?

この色はこれでいいかなー?

この部分はもっと大胆にしようかな

 

など、確認や修正、いろんなことに目を行き届かせていきます

 

 

そうすると何が鍛えられるかというと…

 

 

観察力、観察眼です

 

 

このブログでもしつこいくらい観察する目が大事とお伝えしてるのですが…

 

 

私はこのオーダーを受けてから描くという事をしてきたから

今の絵を描くことができるようになったんだと思ってます

 

 

そして、こんな経験をさせてくれた当時のお客さんたちに感謝です

 

 

まだ未熟だってわかっていても頼んでくれたこと…

 

 

その想いのおかげで私は絵描きとして生きる道を進めたのかもしれません

 

 

 

 

お迎えしてもらうお客さんを問われた出来事

お迎えされた絵画像

絵描きとして初めて高額で絵を迎えていただいた時の話です

 

 

この頃は友人とお店を開き、ギャラリーカフェで

マネージャーとして、働きながらお店で絵の販売をしていました

 

 

飾る絵は"色褪せていた世界を見ていた頃"に描いた

ライオンの絵です(他にも多数飾ってました)

 

 

2年間、家でずっと眺めていたこの絵をようやく

開放する場所ができた嬉しさでいっぱいでした

 

 

お店はというと最初は見向きもされなかったのですが

徐々に絵や、お店に興味のある方たちが立ち寄ってくれるようになっていったんです

 

 

しかし、ここで、あるお客さんに出逢います

 

 

「この絵買ってやるよ!」

「でも、この絵、倉庫に眠ることになるけどね笑」

 

と言われて…

 

 

私はこの方がなんで私の絵を買おうとしているのか

さっぱりわかりませんでした

 

 

絵って倉庫に眠らせておくために買うの?

 

 

なんで?飾るためじゃなく、プレゼントするためでもなく?

 

 

なんで?なんで?

 

考えれば考えるほどわからなくなっていました…

 

 

 

 

 

その結果、お断りしました

 

 

 

そのお客さんは骨董品やら何やら集めるのが趣味みたいで

私の絵も骨董品のような感覚で買ってやるよって言われたのかな…と…

 

 

でも、骨董品でもなければ

絵は迎えられた家で見てもらうことで変化していくし、生きてくる…

 

 

 

その人の家や、居場所に飾って見てもらうのが一番だと思っていた私は

なんだか、そういう方もいることに悲しさと、悔しさが湧いていました…

 

 

 

そんな経験もあり

迎えてもらう方も選ばなければいけない…

そう痛感しました

 

嫌なことの後には…

額装参考画像

そして、次にこのライオンの絵をほしいと言ってくれた方は

買ってやるよと言われたお客さんとまるで正反対の方です

 

 

「このライオンちゃんの絵、あなたの目にそっくりね。

もしかして自画像かしら?」

 

ちゃんと私の絵を見てくれる方に出逢ったのです

 

 

「はい!私が苦しい時にずっとそばにいてくれた絵なので

感情が乗り移ったのかもしれないですね

私の分身みたいなものです笑」

 

 

そのお客さんとそう会話していると

 

「おいくらかしら?」と…

 

この方は大事にしてくれると直感した私は

10万円です!と言い切りました!!

 

 

わかりました、では、また後日お持ちしますねと…おっしゃって…

 

 

え?お迎えしてくれるんですか⁉︎と聞きたかったのですが

画家っぽくそこは「ありがとうございます」と

一丁前に堂々とした姿勢でお見送りをしました笑

 

 

本当にこんなこと起きるんですか⁉︎って信じられなかったことが起きた

自分を信じてあげる参考画像

 

後日、本当にその方は来店し

封筒を手渡されました…

 

 

私は私で額付きがいいということで

額をつけに行ったりと準備をしていました

 

 

手渡された封筒を確認すると薄いんだけど

なぜか10万には思えない感覚で…

 

恐る恐る開けるとなんと!!!

 

 

100万の新札が入っていたんです!

 

 

え?

 

 

 

あえ?合ってます?これ?私10万でって…?

 

 

パニック状態の私にその方は

 

 

私があなたの絵の価値を決めたの

だからこれでいいの!

その代わり、もう一枚ライオンちゃんの絵を描いてくれないかしら?

 

 

その方いわく、ライオンはキリスト教の大事な存在だというんです

その方ももちろんクリスチャンで

「私はこの絵をずっと見てたのよ」とおっしゃってくれて…

 

 

ああ、届くべくしてこの方の元に届いたんだ…

 

 

そして、それをこのライオンの絵が自ら選んだのかもしれない…

 

 

 

そう、お届けする場所が決まっていたかのように

自然な流れでそのライオンの絵は迎えられたのでした

 

 

 

 

そして、高額で絵を迎えられた事ももちろん嬉しかったけど

それよりも私の絵に価値を見出してくれたその方との出会いに本当に感動しました

さらに、ここでも、感謝の一言しか思いつきません

 

 

 

私はこの経験で…

焦らない参考画像

 

 

絵が欲しいと言われても「人を選ばないといけない」ことを痛感しています

 

 

そして

「誰にでも売る」じゃなく

「本当に必要としてくれる人の元に届ける」事を大切にしています

 

 

 

"絵はただの物ではなく、描いた人間の想いや、時間、その時の感情が詰まった生き物のような存在"です

 

 

だからこそ、大切にしてくれる方に出会うまで焦らずにいるようになりました

 

 

もし、焦って最初の方にお渡ししていたら

きっと今でも倉庫に眠り、埃まみれになっていたかと思うと…

 

 

私の選択は間違えていなかったと今でも思っています

 

 

そして、「絵とお客さんが自然に惹き合う瞬間」を目の当たりにしたからこそ

これからも絵を描き続けたいし

その瞬間というものを味わいたいって感じています

 

さいごに…

 

私が絵を描き続けられたのは

ギャラリーでバンバン売れたとか

画家仲間が周りにいたとか

いっぱい賞をもらったとか

そういう感覚ではなかったです

 

 

もっと身近で、友達のような関係になって助けてくれたり

応援してくれたお客さんたちがいたおかげです

 

 

 

ほんと人との繋がりが一番支えになっています

 

 

この記事を書きたかったのは今まで出会ってくれた方達への感謝と

これからも描き続ける決意を伝えるためです

 

 

そして、これから私と出会ってくれる人とは

また新たな経験を積めたらなって思っています

 

 

絵描きは一生続きます!続けます!

 

 

だからこそ、あなたとの出会える日を楽しみに

これからも深化し続けなきゃなって感じる日々です

 

 

長々と経緯を話して役に立たなかったかもしれないですが…

 

ここまで読んでくれたあなたに感謝です!!

 

それでは、また!

 

本当に最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

 

nora

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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