
こんにちは!noraです
私は幼い頃から細かい所が気になる癖みたいなものがありました
それは、花を見てるんだけど、めしべおしべの形が気になったり、葉っぱの緑の綺麗さより、その葉っぱの脈の形が気になったり…
今でもその癖はありますがとにかく目の行きどころがおかしいと言われます笑
しかし、それが今この職業になって活かす事ができている…
そんな感覚にもなっています
そして今回、お伝えすることは、絵が上達できなくて悩んでいる方に大いに活かして欲しいことでもあります!
そして、絵描きとして本当に根っこの部分になると思います
気になる方は是非、最後までお読みいただければ幸いです
目次
絵が上達していく人がまずやっていることとは?
私はこれまで、絵の上達についての記事を書いていますが、私の中でここが1番根っこにあるな〜と感じている事があります
それは、「観る力」です!!!
何それ⁈と思いますか?
でも、私はすごいシンプルですごい大事なことだとつくづく感じています
絵を描きたいなら技術や、知識というのも確かに大事です
でも、描く前の「ものを観る、観察する時間」こそが私は1番大切だと想うんですね
描き始める前にすべてが決まる?
「よーし、描こう!」と勢いで筆を取ってみても
思うように絵が描けなくて手が止まってしまうってことありませんか?
形が定まらなかったり、描いていくうちに全体のバランスが崩れてしまったり…
そんな時は、まず手を止めて「観る、観察する」を取り入れてみてください
例えば…
- 動物の目がどんな光を反射してるか
- 影がどの方向にどんな色で落ちているか
- 毛並みの流れがどこから始まってどこで止まるか
そうすると、微妙な違いを見つける事ができたり、そもそも形が違っていたりなど修正部分や、新しい発見につながると思います
そしてこれは、絵の完成度に直結する大事な力でもあるんですよね〜
観察する目があるだけで、技術は自然と育つ
「絵の描き方とかどうやって身につけたの?」と質問をよく受けるんですが
いつも「モチーフを細かく観察してからキャンバスに向かいます」と答えます
実は私が技術よりも先に育てたのが"この"観察する目"なんです
私の絵の描き方はこうです
- モチーフが決まったら参考になる写真、画像をよく観察する
- 光の加減
- 動物の毛の流れ
- 目の輝き
- モチーフの姿勢
- 何色が合うのか考える
- 真っ白なキャンバスを置き、観察した事を照らし合わせていきます
そして、ようやく筆を取って描いていくという感じです(私は下書きはしないスタイルです)
これを絵を描く前にしておくと、描く時の精度が上がっていきます
なぜなら…
"人は見ているようで、見ていない事が多い"からなんですね
見えていないものは、描けないですし、逆にしっかり見えたものはちゃんと線にできるんです
観る力、観察力を癖づけていく方法
人は見ているようで、実際見えていない部分が多いです
そして、描きたい事がわからないまま進めてしまうと「何を描きたかったんだろう?」となってしまいます
では、その観る力を身につけるためには何をすればいいのでしょうか?
これは私がやってきた事なので、全ての人に当てはまるかわかりませんが…
特別な訓練というよりは日常の中でちょっと意識していけばいいんじゃないかな〜と思ってます
例えば、人間観察
街に出た時などは公園のベンチに座って人を観察したりします
人の動き、表情、着ている服によって変わるシルエット…などを主に見てます(ジロジロ見たら怪しいですけどね…)
私は人を滅多に描かないですが、人のどの部分を中心に描くのか?とかを考えながら観察するようにしています
そうすると、頭の中にストックされるので、いざという時には結構、すんなり描けたりした事が多かったですよね
他には、雲の形を頭の中で描いてみたり…街灯の下の影はどんな色をしているのか?を探していく…
この前、散歩途中に出逢ったワンちゃんが可愛すぎたのでその子の可愛さをどう描こうか?と散歩中考えてみたり…
「観る癖」と「脳内で描く」を繰り返していくと描く前の段階で「描きたいリスト」みたいなものが作られていきます
なので、始めに道具を使う事より観察する癖をつけていく事が絵の上達に繋がっていきますよ
観る目が変わると絵も変わる
観察する力がついてくると何が変わるかというと少しずつですが、描きたいものの"捉え方"に変化が起きてきます
すると、自然と絵にも変化が現れてくるんですね
例えば、今までは線を描くにもブレブレだったのが、輪郭の線に迷わなくなったり
色を塗る時に「なんとなく」じゃなくなったり…
全体のバランスが崩れにくくなったり。
これって、すごく大きな変化だと思いませんか⁈
今まで、描いててモヤモヤしていたものがスーーーーと解かれていくような感覚になると思います
それだけ、観る力って絵を描く上で欠かせないものなんですね!
初心者さんが陥りがちな考え方
絵の上達を目指していく時に、まず考えるのは手の動かし方や、技法を身につける事を考えてしまうかもしれません…
手の動かし方、筆の使い方、色のしくみなどなどは、確かに大切な要素ですよね
しかし、先ほども上記でお伝えした通り、観ていないものを描くことは難しいです…
だからこそ、描く前にちょっと立ち止まって
「何が観えているのかな?」「何を観て、私は感動しているのかな?」と問いかけてほしいんです
それだけで、絵は少しずつ、でも確実に変わっていきます
観る力、観察する力は特別な能力や、才能はいりません!
今からでも始められる習慣です
そして、この力さえ身につければ絵の上達はそんなに難しいことではないとも感じられると思います
"意識して観る"
これを毎日ちょっとずつ重ねていくことで気づけばあなたの絵も「密かに」上達しているかもしれませんよ!
まとめ: 観る力をつければ上手くなる!
今回は、観る力について暑苦しくお伝えしました
私は絵を描く時のこの「観る力」というのがどれだけ上達に役立ったかを実感しているので、そのことについてだけの記事を書かせていただきました
伝わりましたでしょうか?
まとめると…
- 観る習慣をつける
- その中で何を描くかを考える
- 脳内で描いてみる
- 描けると思ったら描く
そして、観る力を身につけるには日々の生活で意識して観る癖をつけていけばいいです
これを意識している人としていないでは大きな差が生まれれます
なので、あなたが上達の壁に阻まれているなら是非!!観る癖を意識してみてくださいね
それでは、今日はこの辺で!
今から散歩中に出逢ったワンちゃんを描こうと思います!
楽しく絵を描いて楽しい一日になりますように!
お読みいただきありがとうございました!
nora