筆や絵の具を持たずに絵が上達する習慣5選〜道具いらずnora流トレーニング〜

 

こんにちは!noraです

 

 

絵の上達って、アトリエや机の前でしかできないと思っていませんか?

 

 

以前、絵の上達には絵の具や道具を持つ前に必要な事についてお話ししました

 

 

で、その記事の中でも少しお話ししているのですが

 

今回は、その続きの道具を持たず、散歩中にも絵が上達する習慣についてお話ししていきます

 

 

これは、私が習慣にしている事をもとにお伝えするものです

 

道具がなくても感性は磨いていけます

 

nora流・散歩中の観察術を是非、気軽に試してみてくださいね!

 

 

 

道具はいらない!絵が上達する習慣5選!!

自然で学ぶ絵の上達法画像

まず先に私が散歩中、どこかに出かけた時などに習慣にしている事をお伝えしますね

 

  • 惹かれたものを問いかける
  • 色のレシピを想像してみる
  • 陽の光を観察する時間を作る
  • 背景を切り取ってみる
  • ストーリーを考えてみる

 

の5つです

 

この5つは散歩しながら、出勤途中、仕事帰り、少しの時間があればできる事だと思います

 

 

ポイントは「自分の感情と向き合う時間を作る」ためのものだということです

 

一つずつ解説していきますね

 

惹かれたものを問いかける

 

お店のディスプレイでもいいですし、カフェに入って雰囲気に惹かれたでもいいのですが

 

 

あなたが惹かれるモノを見つけた時に「なんで惹かれたんだろ?」と問いかけてあげてください

 

惹かれた風景画像

 

 

そうする事で、あなたが興味のあるものや色、形などがわかってきます

 

 

 

私の場合は、道端の一輪の花や、木の温もりがあるお店(古びた感じ)、ノラネコ、錆びた街灯などが惹かれます

 

そこで、わかるのが自分の好む色だったり、構図だったり…

 

 

実際、絵を描く時にも自分の好みがわかっていれば、筆を持って悩むことも少なくなったんですね

 

 

絵が上達できない原因の一つに描きたいものがわからないというのがあると思うんですよ…

 

 

そんな何もないから自分の好むものを見つけていくのに、「なんで惹かれたんだろう?」の問いかけはかなり効果的でした

 

 

なので、少しの時間でもいいので、SNSに使う時間を外に目を向ける時間にしてみてくださいね

 

 

 

色のレシピを想像してみる

色の勉強参考画像

 

これは私が散歩中によく挑戦していることなんですが、何色と何色を混ぜたらその色になるんだろう?と考える癖をつけています

 

 

そうすると、絵の具の色を頭の中で浮かべる事がだんだん出来てきたり、色を混ぜたらこの色になるを脳内で作れるようになるんですね

 

これって結構、難易度高いんじゃない⁈と思われるかもしれませんが

 

 

人間は慣れる生き物です!!

 

 

 

色を思い浮かべるだけでもかなりのトレーニングになります

 

そして、今見ている葉っぱの色には何色が入っているんだろう?と考えていけばいくほど、実際キャンバスに向かう時に色選びがスムーズになります

 

 

こちらで以前、散歩中に見つけた色について書いています

 

興味のある方は読んでみてください

絵描きの散歩術: 配色のヒントと生きた色の見つけ方

 

陽の光を観察する時間を作る

光の参考画像

絵を描く時に光と影は欠かせないものですよね!

 

立体感を出すにはこの明暗をつけていく事が大切になるのですが、その光を自然な光で学んでしまおう!ということです

 

 

陽は朝と夕方、夜にかけて時間帯で色を変えていきます

 

 

 

自然の色参考画像

 

 

そして、その陽の光が当たったモチーフも同時に変化していきますよね

 

 

光の角度や強さ、それでできる影の形や、色の変化など…

 

 

優しい光、穏やかな光、突き刺すような光、静かな光…だんだん変わっていく光と影の関係を自然の中で学ぶ事で

 

 

 

「この光は、どんな色で描けるかな?」と考えていく事で自然光の捉え方がどんどん身についていきます

 

 

あなたが風景画が描きたいのならダイレクトに学びになりますし、動物画なら動物に当たる光と作る影の強弱を考えるヒントになるかと思います

 

 

光の説明画像

 

 

 

それだけでも絵に与える印象というのも違ってきます

 

 

 

 

タダでできる勉強法なので、休みの日に公園に行ってビール片手に是非観察してみてくださいね笑

 

 

背景を切り取ってみる

 

旅をしていると、「この景色いいな〜」という場面に多く出逢います

 

観察する目を養う画像

 

 

 

 

そんな時に何を考えればいいのかというと「構図」を意識してみるといいかもしれません

 

 

例えば、海の景色が心惹かれた!となったとします

 

 

 

でも、惹かれたのは広い空と海なのか?海の色に惹かれたのか?では構図って違ってきますよね

 

海の構図参考画像

 

 

あなたが見た景色をそっくりそのまま持ち帰れればいいのですが、それも難しいですよね…

 

 

そこで、絵に活かしたい要素、削ってもいい要素を選んで切り取っていく事をします

 

 

これはスマホで写真を撮るのが慣れている方はそれでOKです!

 

 

カメラは絵の構図を考える練習になります

 

どのモチーフを際立たせるのか?背景はぼかすのか?一番魅せたい部分はどの位置にするのか?などなどを考えていくといいですよ

 

 

そうしていくうちに、構図力を育てる最高のトレーニング法だと思っています

 

試しに、景色やペットがいる方はどのアングルだとこの子が一番可愛く見えるんだろう?と探しながら構図を決めていってくださいね

 

ストーリーを妄想してみる

ストーリーを考える参考画像

 

 

 

これは、やってもやらなくてもいいのかもしれませんが、妄想力とは技法や、テクニックを勝るほどの力を持つと思っています

 

 

例えば、ノラネコちゃんがいた場合

 

この子はどこから来たんだろう?近くの家?それとも何キロも歩いてここに辿り着いたの?と…

 

それだけでも、そのノラネコちゃんの背景には何があるんだろう?と想像できたりしませんか?

 

 

 

それが、絵のストーリーになったり、こういう考えでこういう気持ちをこめましたとお客さんに説明するときにも役立つのが、このストーリを妄想してみるという事です

 

 

 

そして、お客さんは絵のテクニックや、技術で買うわけではありません

 

 

 

あなたが持つストーリーに惹かれて絵を買われる事が多いのですね

 

 

 

なので、日頃から物語を妄想する癖をつけていくと、絵に気持ちを入れやすくなります

 

 

 

ただ、「可愛かったんで気になって描きました」

 

 

より…

 

 

「この子になぜ惹かれるんだろう?と考えた時、なぜか私と同じ孤独感を感じているのでは?とその子の目から伝わってきたんですね。なので、孤独じゃないよ、大丈夫だよという気持ちを込めてこの猫ちゃんを描かせてもらいました」

 

 

この方がなんか伝わるものがありませんか?

 

 

こうやって、いろんな視点から考えるトレーニングにもなるので、毎回妄想しなくていいですが、ストーリーを考えていくと面白いですよ

 

 

まとめ: 道具がなくても感性は磨いていける

 

今回は、散歩しながら実践できる絵の上達トレーニング法を5つご紹介しました

 

  • 惹かれたものを問いかける
  • 色のレシピを想像してみる
  • 陽の光を観察する時間を作る
  • 背景を切り取ってみる
  • ストーリーを考えてみる

 

でも、毎回全部やろうとしなくて大丈夫ですよ!

 

 

正直、これ全部を意識しながら歩くと、けっこう脳が疲れます(笑)


だからこそ、「今日は1つだけ意識してみようかな」くらいがちょうどいいと思います

大切なのは、「自分と向き合う時間を作る」ことです!


忙しい日常の中で、自分の気持ちや感覚と向き合うって、意外と難しいんですよね〜…


だからこそ、仕事帰りの一息や、休日のゆったりした散歩の時間を使って


「今、どんなものに心が動いたんだろう?」

「この色、何色を混ぜたらできるんだろう?」


そんな風に、少しずつ自分の感性を拾っていってくださいね

世の中、描き方や売る方法など、テクニックに注目が集まりやすい時代ですが…


本当に大切なのは「自分が何を感じ、何を表現したいのか」を知ることだと思います

そこがわかれば、自然と描きたい絵も見えてきます


そして、あなたの絵に宿るストーリーが、誰かの心を動かす絵になるのだと思います

今日の一歩が、明日の表現につながる…

 

次に外を歩くとき、ちょっとだけ“絵を描く目”で世界を見てみませんか?

 

 

それでは、また!

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました

 

 

nora

Twitterでフォローしてね

おすすめの記事