こんにちは!noraです
以前、構図の考え方の話をさせていただいたのですが
今回は構図ってどう決めていくの?
という事をお伝えできればなと思います
まずはじめに、構図を決めていく手順としては
何を伝えたいのか?を先に考えていきます
伝えたいものがわからなければ絵を描く時に悩んじゃいますよね…
伝えるものが決まらなければ構図を決めることも難しくなります
なのでまずは伝えたいこと、観てもらいたいものを決めるといいですよ!
その上で使いやすい構図の種類を3つですがご紹介します
使いやすい構図3選!!
絵を始めたばかりの時は構図なんて全然わかりませんでした…
参考書を読んでもちんぷんかんぷん!!
難しい用語とかが並んで目がチカチカする!
そんな経験がもっと構図をわかりにくくしていました…
それは全ての構図をマスターしようと思っていたからなのですが
絵を描いていくうちに
全て知る必要はないのでは?と思うようになりました
描いていきながら必要な構図を身につけていけばよかったんだなと今では想います
なのであなたにはまずわかりやすい3つの構図をお伝えできればなと想います!
二分割構図で地面と空に分けよう!
例えばですが…
旅先の海がきれいでその海の良さを伝えたいと思ったとします
その時に多く使われている構図が
二分割構図(水平線)というもの
まず紙の真ん中あたりに水平に一本の線を描きます
そうすると海の部分と空の部分に分かれます
そしてその水平線をどの位置に配置するかで見え方が変わるんですね
下の写真を見てもらうと分かりやすいかもしれません
①の写真は透き通った海を見て欲しいと思って撮った写真です
画面の上の方に線を引いて二分割構図にすると砂浜までのグラデーションがよくわかります
②の写真は空をメインにした二分割構図です
下の方に線を引くと空の広さとグラデーションを伝えることができるんですね!
私はあまり風景画を描かないんですが最近描いた絵だと…↓
夜空の様子を描きたくて描いた絵なんですけど二分割構図でわかりやすく分けましたww
これぐらい大胆に描くと見せたいものがわかりやすくなりますよ
日の丸構図
日本の国旗を思い浮かべていただけたらわかりやすいかな?
画面の真ん中に赤い丸がドーンとありますよね
これが日の丸構図です
モチーフを真ん中に描いた絵の事でインパクトがある構図になりますね!
一番伝えたいものを大胆に置く事で観ていただく時にも伝わりやすくなります
私の絵はモチーフを1つにすることが多いので日の丸構図はよく使います
日の丸構図で大胆に描いて色味で感情を乗せるというイメージで描くようにしてますね
ストレートにこれを伝えたい!と思ったら日の丸構図を使われるといいかなと思います!
三分割構図
だんだん細かくなってきましたね…
カメラで写真を撮るときなどに使われる構図なのですが
この構図は画面を縦横を3分割して交差する点を元に構図を決めていきます
ちょっとわかりにくいですね……
下の絵を見ていくと、3分割した交差する点にモチーフを描いています
こうすることでバランスを見ながら描いていくことが出来るので
何かこの絵違和感あるな…と
どこが悪いかわからない時などの悩みが解消されていくと思いますよ!
他の画像も参考に載せておきますね↓
他にもいろんな構図がありますが全て覚えて使うというのは
なかなかしんどいので初めは使いやすい3つをご紹介しました
この3つでもバランスを考える時に役立つので是非参考にしてみてください
色には重さがあるという認識が大事
構図は分かった!
構図を元にした絵も描いた!
さあ、色を塗るぞーーー!
あれ?
ん?
おかしいな…?
絵がぐちゃくちゃになっていくーーーー!!!!!!
(泣)…
てこと経験はないですか?
絵は構図とモチーフ、そして色の配置で出来ていきます
下絵まで完璧だったのに色を塗って絵のバランスが崩れてしまう事ってありますよね…
でもそれには理由がありました!
まずお伝えしたい事は
色には重さがあるという事です
例えば
海の絵でも水色と深海のような深い青と
どちらに重みを感じるでしょうか?
おそらく深海の色味ではないでしょうか?
暗い濃い色は重みを感じると思うのですが
それは明度が関係しているんですね
色の明るさの度合いで
明るくなるほど白に近くなり明度が低いほど黒に近くなる
明度のバランスを考える
先ほど深海の深い青は重さがあるといいましたが逆に
軽い色とはパステルカラーのような純色に白を混ぜた色味になります↓
そしてこの軽い色と重い色のバランスを意識して塗っていくと
伝わりやすい絵になっていきます
例えば、桜の絵を描こうとした時…
桜は淡いピンクを想像すると想います
しかし、桜にも、影(重い)があって光が当たって白くなる(軽い)部分もあります
その明度を意識して塗っていくことで立体的な桜の絵ができます
ちなみに、他の花や物を描く時も明度をまず意識していくことが大事かなと想います
完成する絵をイメージしやすくなる
明度のバランスを考えていくと
どこが光がさす場所でどこが影になって暗いのかを
先に考えておくと色を塗る時に完成をイメージしやすくなります
この明度の事を意識していなかった頃は
好きな色を塗るんだーとなっていて後から光やら影やらを考えだした時には
もう取り返しがつかないぐらいのぐちゃぐちゃの絵になっていました…ww
そのあとは塗りつぶして初めから描き直した覚えがあります…
(1日で出来るはずが結局、3日ぐらいかかっちゃいました…)
なので、修正がきかないぐらいで気づいても悲しいので
構図が決まって下絵も出来たらまず明度バランスを考えていく事をおすすめします
まとめ
今回は絵を描く時に必要な構図と明度についてお伝えしました
構図は絵を描く上で最も大事だと言われています
ただ、初めから全ての構図を把握するのは大変なので
絵を楽しく描けそうな3つを最初にお伝えしました
そして明度の重さも意識しながら描いていくことも失敗を少なくする要素ですね
- 二分割構図
- 日の丸構図
- 三分割構図
- 明度の重さのバランス
そして、絵を描く前に大事な事!
あなたは絵で何を伝えたいですか?
私は初めは深い意味じゃなくてもいいと想います
最初はこれが綺麗で…とかこの子の目が輝いててとかあなたが惹かれた想いを
伝えるために描くことが大事かなと想っています
絵はその想いがあって、構図や、色彩を駆使して出来上っていくものです
散々ノウハウ的な事を言ってきた私がいうのもなんですが…
勉強もホントに大事です!
ただ………
一番は自分の想いを大事にしてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました
[五感]絵を楽しく描きたい!楽しかったあの頃にタイムスリップ