こんにちは!noraです
私が絵の上達を実感できたキッカケというのは
偶然見た動物を描く動画でした
その中でも動物の目を描くシーンでは釘付けになっていたのを覚えています
動物の目をリアルに描けるようになりたい!
そこから写実的な絵の特訓が始まりました
なので、今回はリアルな動物の目の描き方に
焦点を当ててお伝えしようかなと思います!
私なりに見つけた描くコツや気をつけたい部分なども
含めて動物を描く時の参考になれば幸いです
目次
犬の目と猫の目の違い
動物ってなんであんなに目が輝いているんでしょうね〜〜w
人付き合いが苦手な私にとって人の目は怖いものでした
なので特別、動物の目の輝きに心奪われて、その時から
動物画を描くようになったのですが…
犬の目と猫の目って違いますよね?
見た目で言えば犬の瞳孔は丸く猫は縦長(暗い所では丸くなる)
犬の目って全体が真っ黒か茶系の色が多いと思いますが
猫は目は色がグラデーションっぽい感じで色が混ざっているように見えます
その事を踏まえて犬の目と猫の目を描いていこうと思います
犬の目を描くポイント
動画も作ってみたのでよろしければどうぞ!
まずベースの色を塗っていきます(黒をベースにします)
動画ではベースを塗った状態から始まります
使う筆はナムラのナイロン筆です
(太さやブランドはなんでもいいです!描ければOK)
まず目の形を描いていきます
この時目玉とその周りの毛が生えていない部分も描いて塗り分けておきましょう
犬の目の描き方は3つの技法で描けます
グラデーション
色と色の境目のぼかし
重ね塗り
一つずつお伝えしていきます
グラデーション
この技法が使われている部分は瞳(目球?)を塗る時に
ブラックから外側に向かってだんだん明るいブラウンにしています
ブラック→ダークブラウン→ブラウンといった感じです
ここでのポイントは水を含んだ筆で塗る事
水を含まずに塗るとカサついた状態になるので
うまくグラデーションが作れません…
グラデーションを瞳に使う事で立体的な球体が出来上がります
他にも
空を塗る時や、カップなどの丸みを表現する時などにも使えるので
覚えておくと便利かもしれません
ぼかし
瞳孔のブラックとダークブラウンの境目はぼかしを使っています
グラデーションとあまり変わりませんが
境目ハッキリさせたくない時などに使われます
例えば
目立たせたいモチーフのバックをぼかすとかですね
カメラでいうとピンぼけしている部分に当たります
あと明暗が曖昧な時などに境目をハッキリさせない時にも使います
こうする事で自然な色合いに近づけることができるんですね
私の場合はモチーフがドーンと前に出ている絵が多いので
バックのぼかしなどは多用しています
重ね塗り
これはアクリル絵の具の特徴である透明、半透明の絵の具をつかって
下の色を消さずにその色も生かしながら塗る技法です
目の光が反射した部分や、光が当たる部分(イエローオーカーで塗った部分)
目の周りの部分に使っています
絵の具を水で多めに溶いて、薄く塗っていく事で
複雑な色味になっていくので立体感やリアルさに近づいていきます
犬の目を描く時は
明暗を意識して描く
光がどこから当たってどこが影になっているのかを
はじめに理解していくと色を塗る時にわかりやすくなります
球体を意識する
色を塗っていくとついつい目が球体だという事を忘れてしまう時がありますw
なので、球体を描くイメージを忘れずにグラデーションを使いながら塗っていくと
失敗は少なくなるんじゃないかなと想います
重ね塗りで立体感を出す
アクリル絵の具は重ね塗りで絵が劇的に変わります
一色塗ったものと何層も重ねて塗ったものでは
重さ?重厚感が違うなって毎回思います
ここを意識するかしないかで絵が全く違ってくるので
重ね塗り
是非やってみてください
ちなみに犬の目が描けるようになると他の動物も描けるようになります
犬、ウマ、牛、鳥、アライグマ、アザラシ、カメ
などの目も大体同じ描き方です
描きたい動物があれば参考にしていただけたらと想います
猫の目はガラス球をイメージする
次に猫の目ですが…
描き方が多少変わります
犬の目は黒い球みたいに透けていない目でした
しかし猫の目はガラス球のように透けていて
人間の目のように瞳孔の周りに放射線状の線が入っています
この事を踏まえて描いていきましょう!
また動画撮りました↑
撮り方間違えて画面が小さくなってしまい、すみません…
ちょっと見づらいかもしれませんが、よろしければどうぞ!
それでは、猫の目に使う技法ですが…2種類です
ぼかし
重ね塗り
犬の目で使った技法ですね
ただ描き始める前に…
猫の目は色選びが最初の難関だと思います…
目の色は何色の絵の具を使えばいいのか?と考えてしまいます…
というのも猫の目の色っていろんな色がありますよね
その時に正しい色を見つけないと思った通りの色を出すことは難しいです…
じゃあ、どうすれば?
目のベースの色をまず選びます!
黄色、青、ベージュ、それとも緑?
そのベースの色に別の色を混ぜて色を近づけていきます
この方法だと色の勉強にもなるし、何色と何色でこの色になるんだ!と
新しい発見にもつながるので色のストックを増やす感覚で是非色で遊んでください
今回はターコイズグリーンとイエローオーカーで色味を変えながら塗っていきます
ターコイズグリーンとイエローオーカーで重ね塗り
最初は重ね塗りをしていきます
猫の目は所々色味が変わって見えます
なのでターコイズグリーンをベースにイエローオーカーを少しずつ混ぜてみて
色味を変えながら薄く重ね塗りをしていきましょう
ここで何層塗るかによって立体感やリアルさに近づくかが決まってきます
重ね塗りを使っている部分は
目の色を塗る時、放射線状の線を描く時、光が当たって明るい部分、反射している部分
の4箇所です…ほぼ全体に使っていますw
境目をぼかす
ここは犬の目の塗り方と一緒です
境目をぼかすことで色味が変わる部分を自然に魅せることができます
放射線状に塗る
人間も猫の目も瞳孔の黒い部分から放射線状に薄く線が入っています
なので猫の目の特徴である線を描いていきます
ここでのポイントも線の重ね塗りです
最初は暗めの色で描いていき、だんだん明るくしていきます
もう一つのポイントはランダムに線を描くです
均等に並んだ線って違和感ありませんか?
短い線も長い線もあってこそ、自然に見えると思うんです
なのであまり肩に力を入れずランダムに描いてみてくださいね
細かな部分に気づく観察力も大事
犬の目と違って猫の目を塗る時は明暗を付ける部分が複雑です
瞳孔の周りにかすかに明るい部分があったり
線の明るさもそれぞれ違います
ここで大事になることは根気良く観ていく事です
小さな気づきの積み重ねで絵を完成させていきましょう!
猫の目を描けるようになると…
ネコ科の動物の目はほとんど描けるようになったと思っていいと想います
ライオンもリアルに描くと迫力が増すので挑戦してみるのもいいかもしれません
(毛並みの描き方も後日アップしますね)
まとめ
犬の目と猫の目の描き方は多少違いはあるけど
技法の違いはないと想います
グラデーション
ぼかし
重ね塗り
この3つの技法を習得できれば動物の目は簡単に描けます
そして、この技法以外に必要な事を補足すると
観察する事とものの形を意識するです
基本、目は球体です
その事を意識して観察していく事でイメージしやすくなり、
光が当たって複雑に見えるものでも塗り分けることができるようになります
今回は動物の目の描き方でしたが
リアルな毛並みの描き方などもお伝えできればなと思っています!
では、今日も絵を描いていい1日になりますように!
最後までお読みいただきありがとうございました