こんにちは!noraです
私は20年近くアクリル絵の具を使っているのですが
その扱いやすさから新たに絵を描き始める方には
アクリル絵の具をオススメしています!!
それはいろんな画材がある中で
使いやすい
さまざまな物に絵が描ける
いろんなタッチが使える
耐久性、耐水性がある
など、絵を描く上でさまざま表現を叶えてくれる優れものです!
でもアクリル絵の具って何なの?という方に
その特徴と使い方についてお伝えできたらなと思います
目次
アクリル絵の具の特徴
初めて絵を描く方には馴染みがないかもしれません…
アクリル絵の具とは
色の元になる顔料とアクリル樹脂を練り合わせたものがアクリル絵の具になります
その中でもアクリリックカラーとアクリルガッシュの2種類
があることを覚えといてほしいです!
普段私が使っている絵の具はアクリリックカラーです
アクリルガッシュと何が違うのか?
それは透明度と耐久性の違いです
アクリルガッシュは不透明でアクリル絵の具よりもアクリル樹脂の量が
少ないので柔軟性が低いです…持ち運ぶ時に折り曲げたりすると
割れてしまう可能性があります…
飾る時も耐久性や耐光性もアクリル絵の具より劣ります…
色褪せの原因にもなるので、日当たりのいい場所では
気をつけたほうがいいですね
そういう理由からアクリル絵の具をオススメしているんですね!
じゃあアクリル絵の具の特徴は?というと……
一番は乾くのが早い!です
塗り方にもよりますが薄くなった場合数分で乾きます
この速乾性は選ぶ上で大事かなと…
乾くのが遅いと次のタッチを描きたい時に待たないといけません…
これが意外とストレスだったりします(私だけ?)
そして、完成までに時間がかかるのもストレスです…(せっかちタイプですw)
でも速乾性があると最短、数時間で1枚の絵を仕上げる事ができるので重宝してます!
描ける素材が多い
絵を描く時に多くはキャンバスや紙を選ぶと思います
でもアクリル絵の具は木材や石、革製品、ガラス、金属など
油性な所以外だと何にでも描けるんです!
(ガラス、金属はプライマーという塗料を使います)
私はたまにスニーカーを新しく買った時はペイントして
世界で1つのスニーカーにしています
あと、旅先で拾った石に描いたり、古くなった革製品に描いたり
思い出の一つとして残しておくのも楽しいですね
重ね塗りで立体感が生まれる
ガッシュなどの不透明水彩は重ね塗りをしても下の絵の具の色を
隠してしまうので上の絵の具の色になってしまいます…
アクリル絵の具は透明、半透明なので下の色を活かしながら
重ね塗りをしていく事で複雑な表現が可能になりますよ!
例えば先に白黒で陰影をつけてある程度リンゴを描いたとします
その上からアクリル絵の具で赤を薄く塗ります
そうすると、白黒で描いた部分(影をつけた部分)が
残ったまま赤を塗る事ができるんですね(グリザイユ技法)
この方法だと、毛の重ね描きで動物の毛をリアルに描けたり
いろんな質感を表現できるようになります
耐久性、耐水性、柔軟性に優れている
アクリル絵の具は乾いたら水に溶けません
なので色々な素材に描けるんですね
あと柔軟性もあるのでキャンバス布地を丸めて持ち運びも可能です
そして耐久性もあるので、変色や、ひび割れなどのトラブルを
心配しなくてもいいです
その面でも初めての方にも扱いやすい事が特徴ですね
私の場合、旅で毎回キャンバスを木枠から外して丸めて持ち運んでいます
あと、買っていただいた方からの色の劣化などの意見もないので
その点では安心してお使いいただけると思います
メディウムでさまざまな表現が可能に!
まずはメディウムて何なのかをお伝えしますね
アクリル絵の具にメディウムという別の画材を混ぜて表現の幅を広げてくれます
https://amzn.to/3yG2LRu(メディウムセットはこちらで買えます)
透明感や、ツヤをだしたり
盛り上げ材として使ったり(ゴッホの絵を思い浮かべていだだくとわかりやすいかも)
乾燥速度を遅くしたり
光沢感を加えたりコラージュの接着剤にも使われますね
私はあまりメディウムを使うことはしませんがグラデーションにする時は
絵の具の乾燥を遅らせるリターダーというメディウムを絵の具に混ぜて
使ってます
↓
どうしても乾燥が早いのでグラデーションに手こずっていると
乾き出して、一部が剥がれたような跡がついてしまう危険があるので
心配な方はリターダーを使ってみるのもいいかもしれません
アクリル絵の具と筆は何を選べばいいの?
アクリル絵の具といってもさまざまなメーカーさんが出しています
いざ買おうと思っても最初はどこの何を選べばいいかさっぱりわかりませんよね…
なので私が愛用しているアクリル絵の具2種類オススメいたします
ターレンスジャパンの
AMSTERDM(アムステルダム)アクリリックカラー
↓
主に私はこのアクリル絵の具を使っています!
こちらは120mlという大容量で比較的安くて手に入れれます
(みちなみに旅に持っていくにはちょうどいい量なんです!)
あと、画材屋さんで購入するのもいいんですが、店によっては色の種類がなかったり
在庫がない場合もあるのでネットで購入されるのがいいかなと個人的には想います
初めての方は何色を揃えていいかもわからないと思うので
セットになっているモノを買われたほうが楽かもしれません
そして、自分がよく使う色がわかってきたらその都度単品で買われるほうが
無駄遣いにならずに済むと思いますよ!
リキテックスプライム
↓
リキテックスの中でも最上位ランクの絵の具です
一番の特徴は透明度の高いアクリル樹脂から作られているので
顔料の色が鮮やかで乾燥した後でもほとんど色味が変化しないという
のもありがたい所です
色味が変化しないということは仕上がりのイメージもしやすくなるんですね!
一方、多くのアクリル絵の具は乳白色のアクリル樹脂でできているので
乾燥した後に色味がやや変化してしまう為、こんな色だっけ?となることも…
再度、同じ色味を作るにも乾燥後の色味とは違うので作りずらい点も
気をつけないといけないですね…
ただ一つ難点は少々値段が高いです…
なので全部の色を揃えるより私の場合、最初は
アムステルダムの絵の具にはない色を何種類か買って使い始めました
慣れないうちは絵の具を使いすぎてしまう可能性があるので
まずはアムステルダムアクリリックカラーで絵の具の塗り心地を
慣れていく事をオススメしています
アクリル絵の具の筆選び
筆には動物の毛で出来ている筆や、油彩用、日本画用など
さまざまで何を使ったらいいか最初悩みますよね…
その中で安価で使いやすい筆としてナイロン毛の筆がいいです!
私もほとんどナイロン毛の筆を使っています
↓
というのも、アクリル絵の具は乾燥後耐水性になる為
筆は痛みやすく、消耗が早い気がしていました
描きたいものが増えていくとそれを描く筆もさまざま選んでいきますが
まずはナイロン筆のさまざまな形を買われて自分のタッチを
確認しながらその都度買い足していく方法がいいかなと思います
(たくさん筆を買っても使わない筆も出てくるので勿体無いです…)
ちなみに最初は丸筆、平筆、細筆あたりを買っておくといいと想います
描き方が増えたら筆を足すというイメージですね
アクリル絵の具は乾いてしまったら耐水性になる為筆についたままだと固まって取れません!
絵の具を落とす画材もありますがそうならないためにも
使い終わった筆は水洗いでしっかり洗い、水分をとった後形を整えて
乾かしてください! 直射日光は避けてくださいね!
さいごに
アクリル絵の具は比較的初めての方にも始めやすい画材だと想います
まだどんな感じで描き進めたらいいのかわからないとは思うのですが
まずはアクリル絵の具の特徴を知ってもらって正しい画材を揃えて
いってみてくださいね
また実際、絵を描き進めていく方法など随時お伝えできたらなと思っています
まだまだお伝えしたいことはありますが
長くなってしまったので今回は
アクリル絵の具の特徴と
絵の具、筆選びについてでした!
最後までお読みいただきありがとうございました