
こんにちは、noraです
今日はちょっと"完成しない絵"について書いてみようと思います
絵描きにとって完成した作品って大事なものですよね!
SNSにアップしたり、販売したり、誰かに見てもらったり…
でも、最近「作品にならない絵」にも
すごく大事な役割をしているんじゃないかなと思うようになりました
ところで、作品にならない絵とは…??
それは落書きのことです笑
あなたも何となく描いた絵や、頭空っぽのまま描いた絵ってないですか?
今回は、その落書きにどんな意味があるのか?
そして、その落書きの大事な役割という部分をお話ししていこうと思います
落書き=未来の絵のストック
私がそう感じるようになったのは一冊のノート…
スケッチブックではなく、書き留めておくような、殴り書きが書いてあるような
"吐き出すノート"みたいなものを机の片隅で発見した時でした
そのノートをペラペラとめくっているといろんな箇所に落書きを発見して…
それらは全く描いたことすら覚えていないくらいの絵でした
でもそれを見た瞬間
「あっ、この表情…次の絵に使えないかな…」
「この動物のポーズもっとこうしたらいいかも!」
と、過去に描いたその落書きたちがヒントになることに気がついたんです
完成させようと意識していないただの落書きにも
今の私が使いたくなる要素がちゃんと詰まっている
メモ帳の隅っこにいる意味のわからない動物?や、線、形…
あの時は思いつきで描いただけだったのに
何ヶ月も経ってからそれが作品のモチーフになったり
作品の構図作りのヒントになるってこともあるんですよね!
落書き=絵描きの実験室
落書きって見返してプッってちょっと笑えるようなものや
何だこれ?ってものまで
何を描きたかったのかわからないくらいのものってありますよね!
でもそれは
「完成させなくてもいい自由な場所」でもあると思うんですね
作品だと、構図や、色のバランスとかを気にして
「ちゃんと描かないと…」とつい、力んでしまうけど
落書きだと
誰にも見せなくていいと思うだけでいつもより冒険できたりしませんか?
私の作品は結構リアルさや、色をがっつり使うような絵を描いていますが
落書きはイラストや、キャラクターみたいなものを描いてしまいます笑
(キャラクターのお仕事もしてるからかもしれませんが…)
そのキャラクターからTシャツを作ってみたり
反対にリアルに描き直してみたり…
他にも
- 使った事がない色の組み合わせをしてみたり
- 動物を歪めてみたり…
- 筆を変えて、あえて変な線で何かを描いたり…
正解と完成を求めないからこそ
自由に描いたものから
思ってもみなかった発見が生まれたりするんですよね〜
手を動かさないとわからないこともある
そしてちょっとした筆づかいや、線の勢い、色のにじみ方…
頭で考えてるよりも実際にやってみた方がいいです
落書きはそんな何でもありの「実験室」みたいなもの
うまくいかなくても、やってみたことで
これ違うかも…この描き方はいい感じ!と、
感性が磨かれていきますよ!
なので、気楽に描いてる時の方が
不思議と作品へのヒントが転がっているかもしれません
落書き=気持ちを整えるストレッチ
描きたい気持ちはあるのに
いざ、描こうとするとなぜか手が止まってしまう…
「上手く描けるかな…」
「失敗したくないな…」
そんな気持ちばかりが前に出て体が動かなくなる時ってないですか?
そんな時に私がするのは落書きです
なんなら、キャンバスに直接落書きする時もあります笑
- 筆でグルグル線を描いたり
- 好きな色を適当に塗ってみたり
- 思いついた形を描いてみる
これって何がいいかというと
気持ちのストレッチになるんですよね
運動する前に体をほぐすように
絵を描く前にも気持ちと手を緩める時間って必要なんだと思います
最初はガチガチだった手が少しずつほぐれてきたり
不思議と、描きたいって気持ちになるんですよね
行動は脳からの指令ではなく、動いたら脳が反応するって感じです
落書きはそんな自分を描けるモードに戻してくれるスイッチ何だと感じています
後から芽を出す未完成の種
私は何気なく描いた絵を私は小さな種だと思っているんです
描いな時には気づかなかった…
意味があるのかどうかもわからない…
でも時間が経って、見返した時に
その絵がちゃんと「次の絵のキッカケ」になってくれたりするんです
だから私はノートや、メモ帳やそこら辺にあった紙に描いた落書きの中の
描きかけのネコ、形にならなかった動物、試した色を
未完成だけど、大事なストックだと思っています
むしろ、完成してないからこそ
想像できる余白があって、自由に変化させる事ができる
落書きは想像力を刺激してくれたり
ひらめきを与えてくれるような小さな種…
後から芽を出す未来の自分へのプレゼントになるのかもしれないですよ
さいごに
絵描きは作品として完成させることも大切だけど
完成しない「落書き」にも大事な要素がたくさん含まれています
・それは未来の絵につながるヒントになるかもしれないし
気持ちを整える時間かもしれない
・描いた時は気づかなくても
後からそっと芽を出してくれるかもしれない
誰にも見せなくていい
完成もしなくていい
何気なく描く線や形はちゃんと意味があります
なんとなく描いてみる
グルグルグルグル線を描く…
そんな時間も絵描きとして育ててくれている大切な一歩だと思っています
今日、もし手が止まっていたら
気楽に落書きでもしませんか?
私も今日は何描こうか決まっていないので落書きから始めてみます笑
頭を空っぽにして赴くままに!
そして、そこからまた作品ができましたら
X(旧Twitter)、Instagram、ブログなどでアップしますね!
題名は、ラクガキから生まれた○○にしようと思います笑
楽しく気楽に絵を楽しんでいきましょうね!
それでは、今日はこのへんで!
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最後までお読みいただきありがとうございました