野良猫ベルが教えてくれた「距離感」の話〜絵にも通じる小さな気づき〜

こんにちは!noraです

 

 

今日はちょっと突然の出会いとそこから感じた「距離感」について

 

 

私なりの気づきがありましたので綴らせていただきます

 

 

 

登場するのは、ふと、家に突然現れた野良猫の「ベル」

 

そして、その出会いが私の絵との向き合い方にも繋がるようなそんな不思議なお話しです

 

 

移住して1ヶ月…心がまだふわふわしていた頃

移住参考画像

私は最近、新しい土地に移り住みました

 

そこは、風の匂いも、道も、聞こえてくる音、景色…

 

何もかもがこれまでと違う環境です

 

 

 

暮らし始めて1ヶ月ほどが経った頃…

 

 

少しずつ土地に慣れ始めたけど、まだまだ気持ちはふわふわしていました

 

地に足がついてない…⁈そんな感覚です

 

 

 

 

いつものように、朝起きて庭に面する窓を開け、外に出ようとした瞬間…

 

 

何か動いてるのが横目で見える…

 

 

ふと、顔を動く方に向けると

 

 

そこには警戒しながらこちらに向かってくる野良猫がいました

 

 

野良猫ベルとの日々が始まる

野良猫ベル画像

「おっ!猫!!」

 

私と目が合った瞬間、その子はまだ小さな体で全身全霊で威嚇してきました笑

 

 

食べてないのか、体は細く、体も小さい…

 

 

とりあえず、水だけは飲むかな?と出してみるものの…

 

警戒心が強すぎるその子は近づきもしませんでした

 

 

そして、「近づくなよ」と言わんばかりにこちらを睨みつけます

 

 

ちなみに、私も人見知りで旅に出た時初は「こんな顔だったのかなあ」と

どこか共感してしまいました笑

 

「わかる、わかる…笑」

 

 

その頃から警戒心全開なのに何故か毎回やってくるその猫に

 

私は「ベル」と名づけ声をかけ続けました

 

 

 

 

そして数日間、ご飯を入れた器を外に出し、そのままにしました

 

 

そんなある日…いつものように朝カーテン越しにのぞいてみると…

 

 

 

 

 

ご飯がなくなっていたのです!!!

 

 

 

 

あ〜食べてくれた〜という安心感と、これから仲良くなる期待でワクワクでした

 

ベルとの距離感を考える

ベルとの距離感参考画像

そこから毎回ベルがやってくる日には

 

朝、夕2回のご飯をあげて声をかけ続けました

 

近づくと全速力で逃げるベルに対して

 

 

距離感を測るようになったのはこの頃です

 

 

近づけば逃げる

 

 

放っておくと庭でゴロゴロ…

野良猫ベルゴロゴロ画像

 

私とベルにとってのいい距離感ってどこだろう…?笑

 

 

そんなことを考えながら、ご飯をあげ続けていました

 

慣れた頃にやらかしますよね…

 

この頃には毎日ベルがやってくるようになり

 

ご飯の時間には「にゃ〜」とご飯の催促をするようになっていました(かわいい!)

 

 

その時の愛くるしさと、一生懸命伝えようとしてくる姿に

 

 

あ〜触りたい!!とつい、思ってしまったのです…

 

 

 

そしてある時、器の前で座って待つベルに

 

手を伸ばした瞬間でした

 

 

 

 

今まで見たことがない顔で「シャーーーーーーー」と威嚇されたのです…

 

 

 

「!!!!!!」

 

 

怖がらせてしまったのか、急に近づいてきたらそりゃ怒りますよね…

 

人間にもパーソナルエリアがあるぐらいです

 

猛烈に反省しました…

 

 

でもある日…

威嚇参考画像

 

改めて、ベルとの距離を考えながら

 

ご飯をあげようと器のところに手を伸ばした瞬間です

 

 

またまた背中を高くあげながら「シャーーーーーーー」と…

 

 

 

「えっ?ご飯入れようとしただけじゃん!」

 

 

どうにも腑に落ちない私が次にした行動は

 

 

 

 

「シャーーーーーーー」返し!!笑

 

 

 

ベルより長めにシャーと返すとベルの耳がペタンと寝てちっちゃくなってしまいました

 

 

 

これは、どんな反応??

 

 

ネコを飼ったことがない私は初めて尽くしの光景に

 

 

 

怒っているような、怯えているような…でもちょっと面白いような…

 

なんとも言えない表情をしたベルを見て、思わず笑ってしまいました

 

 

 

でも、この時「あっ、ちゃんと聞いてくれてるんだ」

 

 

と反応してくれることに喜びが湧いてきました

 

ベルが教えてくれる距離感

ベル画像

この時のベルの姿を見てから、さらに私は「距離感」について考えるようになりました

 

  • 私とベルとの距離
  • 人との距離
  • そして、私と絵との距離

 

どの距離感でもちょうどいい距離っていうものがある…

 

しかし、それを探し当てるってことが難しい…

 

距離感を間違えると関係性なんてあっという間に崩れていくような気がします…

 

 

絵も離れて見る事が大事なんですよ

絵との距離感参考画像

ベルとの距離を模索中の私はこれを絵に当てはめて考えてみました

 

 

絵って描いている時はどうしても近づきすぎてしまうものです

 

筆先の細かいタッチに集中して、顔を寄せて夢中になったりしますよね!

 

 

でも、ふと立ち上がって少し離れて見てみると

 

 

 

「あれ?ここのバランスが……あっ、こっちも何か変!!」と

 

気づく事ってありませんか?

 

 

 

全体が見えないうちは細かな所にこだわると逆効果になることも…

 

 

 

「描いたら離れて見る」

 

 

 

実は「距離感」というのは私が絵を描くうえで何度も立ち返る言葉になっています

 

「なんか上手くいかないな…」と感じた時は

 

一度、キャンバスから離れてみる

 

 

そうすると焦っていた気持ちや視野が狭くなっていたことに気づいたり

今描いてる絵が「伝わる絵」になっているかどうかが冷静に見えてきます

 

 

集中することも大切だけど、一旦、距離を取って全体を見渡す

 

 

そのバランスがいい絵が描ける秘訣でもあると感じています

 

 

ベルとの関係も絵も育てていく距離を大切に笑

ベル画像

今はベルと出会って2週間近く経ちました

 

相変わらず、警戒心は強いけど、少しずつでも確実に変化が起きています!!

 

 

・近づくと逃げるけど、距離を取っているとベルから近づいてくる時もある

 

・たまにシャーって言われるけど、にゃ〜の時もある笑

 

・身体を伸ばしてリラックスしてる様子や、虫と遊んでるベルもいる…

 

 

 

仲良くなりたいけど……

 

 

と、そんなもどかしい日々を過ごしていますが

 

 

いきなり仲良くなるなんてできない

少しずつお互いを見ながら、感じながら、時間をかけて育てていく…

 

 

 

無理に近づがなくても、向き合っていたら

少しずつ心は通っていくものなんだろうなぁと感じました

 

 

絵も、人間関係も、そして暮らしも…

 

ベルが改めて教えてくれたこの感覚を

 

忘れずにこれからも自由に絵を描いていく

 

そう決めた出来事でした

 

 

そして、まだまだ野良猫ベルとの関係は続きます!!

続くはずです…!

 

 

いつか、私のひざの上でくつろぐベルの姿を妄想しながら

 

距離を大切に仲良くなっていこうと思います

 

 

それでは、ベルに触れる日がきたらまた報告させていただきますね!

 

最後までお読みいただきありがとうございました

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警告。

 

 

 

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