[動物画]形の取り方を超簡単にするネガティヴスペースと練習法

こんにちは!noraです

 

 

このブログでは、動物画の形の取り方や、色の選び方など、いろいろ解説しています

 

 

がっ……

 

 

もっとこう…わかりやすくお伝えできないかな…?と考えていました

 

 

以前お伝えしていた描き方は

一つの描き方として、参考にするモチーフに図形を当てはめる方法」

 

 

細かなところを考えずに大まかにモチーフを見ながら形を作っていこうという想いからお伝えした方法でした

 

こちらは、モチーフを観察しながら描くというものです

 

これでも充分、描けるようにはなるのですが、逆の視点から見た描き方がもう一つあります

 

 

 

それが、今回お伝えする「ネガティヴスペースを見ていくという方法」です

 

 

ところで、あなたはネガティヴスペースという言葉を聞いたことはあるでしょうか…?

 

 

これはモチーフの外側、つまり余白を見ていきながらモチーフの形を描いていくというもの。

 

今回はそのやり方とメリットについてお伝えたいと思っています

 

 

描いているけど、中々形が取れない…

 

どうしても形が歪んでしまう…

 

そう悩まれていたら、ぜひ今回の簡単ステップを試してみてくださいね

 

 

モチーフを描くならモチーフを見ない!ネガティヴスペースとは?

ネガティヴスペース参加画像

 

ネガティヴスペースとは「描きたいもの(モチーフ)以外の空間」のこと

 

 

 

図形などを当てはめる描き方はモチーフを見ながら描いていきます

ネガティヴスペースはモチーフの周りの空間

 

 

つまり"背景の形を見ながら"モチーフを正確に描いていく方法です

 

 

 

この方法で描くメリットは

 

形のズレが少なくなる

 

絵を描く時、少なからず「○○はこの形」というイメージがあると思います

 

しかし、モチーフではなくモチーフの外側、スペースを見ていくと何の形?とかにとらわれずに描いていけるので

結果的にモチーフのシルエットが描ける事に繋がります

 

 

初心者さんでもバランスが取りやすい

 

この方法を取り入れる事で「なんか難しそう…」というモチーフでも

 

モチーフそのものを見るわけじゃないので気持ち的なハードルが低くなります

 

ちょっと複雑そうに見えるモチーフでも

見方を変える事ができれば何でもシンプルに考える力が身につきますよ

 

 

違う視点でモノが見れる(右脳が活性化)

 

これは形のズレを少なくする事にも重なりますが

普段私たちがモノを見るときにこれは○○だと意味をつけて形を理解します

 

しかし、ネガティヴスペースは形じゃないモノを見る作業なので、普段気づかないモノを観察する力が育ちます

 

 

これは感覚的や直感だったりするので、想像力を鍛える右脳がすごく使われるんですね

 

 

このやり方は構図やデッサンを描く時にプロでも活用している方法なのです

 

 

じゃあ、なぜネガティヴスペースが大事なのか?

ネガティヴスペース画像

 

 

1番の目的は「思い込み」を外すという事です

 

 

先ほどもお伝えしましたが絵を描く時、少なからずモノの形に引っ張られて考えてしまいます

 

 

ネコはこんな形…犬の耳はこんな感じ…

 

 

その思い込みがある事で、実際描く形と思い込みの形にズレが出てくるんですね

 

 

なので、まずはその思い込みを取り外す作業にネガティヴスペースを活用していきましょうということです

 

では、具体的な練習方法をお伝えしますね

 

簡単3ステップで描き方の練習法

 

それでは、思い込みを外すネガティヴスペースを描いていきます

 

まず参考にする写真があれば用意してくださいね

 

できれば白黒の方がわかりやすいのですがカラーでも問題ないです!

 

今回はネコを参考に解説していきます↓

 

観察する猫画像

 

①モチーフの周りに四角のフレームで囲むイメージで描く

 

ネガティヴスペース書き方

まず、ネガティヴスペースは背景の形を描いていく事ですが

 

背景が広すぎると描きづらくなると思うんですよね…

 

そこで、ネコを四角い枠で囲んでみてください。

 

定規で正確じゃなくてもいいです!ざっくり描いてみてください

 

 

 

そうすると、四角の枠とモチーフの隙間の部分が見えてきませんか?

 

 

 

その隙間の形を描いていくと自然とネコのシルエットが出来上がります

 

 

じゃあ、その隙間の見方ですが、

 

②モチーフと四角の枠との接点を見つける

 

ネガティヴスペース書き方

 

四角の枠に接している部分を見つけることでそこから側面をなぞっていくとわかりやすくなります

 

画像でいうと黄色の点が接点です

 

ネコの背中、体、足、尻尾ですね

 

その点からモチーフの外枠をなぞっていくとシルエットが出来上がりますよ!

 

ネガティヴスペース書き方

 

③シルエットの耳や足の位置から線を描いていく

シルエットから描く方法画像

シルエットが描けたら次は顔や足の形を描いていきます…

 

 

が…どこから描いていけば迷うと思います…そこで、私なりの描き方ですが、描きやすいのは

 

シルエットの耳の位置や足の位置から描き始めるとわかりやすいかもしれません

 

 

その位置から延長線を描いていき、耳の形や、足の形などを作っていくと描きやすいです

 

 

猫の顔、体の赤い線のところですね(画面の赤い枠は忘れてください…!)

 

 

ここで顔を描く時は猫の左足の延長線とネコの顎あたりが接します

 

そこから顔の形を描いていくとスムーズかなと思いますよ

 

※猫の顔の細部についてはまた違う記事で説明します

 

 

実際やってみると見えてくるもの

 

このやり方で描いてみると、今までの考えや見方とは違った感覚になると思います

 

 

始めはぎこちない感じもするかもしれませんが

「こんなにくぼんでるんだとか、こんな位置になるんだ!」と…

 

 

「見えていなかったものが見えるようになる」事で観察力がついていきます

 

そして、なにより描くのが楽になるという部分は大きいなと感じました

 

 

まとめ: 形を捉えるには空間を見ていく考え方もある

 

ネガティヴスペースを使った描き方は

 

「絵が苦手…」「形の取り方がわからない…」という方にこそ、試してほしい方法です

 

・正確に形を取れるようになる

・見る力を養う事ができる(観察力UP!)

・描く事のハードルを下げる

 

絵を描く時の見方というのは大切な部分になります

 

 

 

観察力をどう鍛えていいかわからない時はこの方法で視点を変えてみていく事で

 

また新たな見え方も発見できるキッカケにもなります

 

 

あなたが今、思い込みの描き方で上手くいっていないのなら

 

 

少し視点を変えてみる

 

 

 

それだけで見えていなかったものが見えてきますよ!

 

 

形の取り方は

 

モチーフを見て図形を当てはめて描いていく

 

ネガティヴスペースを見てモチーフの形(シルエット)を正確に取る

 

 

この2つの方法を試してみてくださいね

 

またわからない事があれば相談してください!

 

 

それでは、今日はこのへんで!

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました

 

 

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