青は冷たいだけじゃない – 画家たちが愛した青の秘密

 

「青」と聞いて、あなたはどんなイメージを思い浮かべるでしょうか?

 

 

澄み渡る空?静かな海?それとも、どこか冷たく孤独を感じる色でしょうか?

 

 

人によって違う印象を持つこの色は、実は多くの画家さんたちにとっても特別な存在でもありました

 

 

私自身もまた、青という色に強く惹かれ、絵に取り入れている一人でもあります

 

今回は、そんな青という色が持つ深い意味合い、歴史的にこだわりを持った画家さんたち

 

そして、私自身が青に込める想いについてお話ししていこうと思います

 

先人たちがこだわった「青の世界」

ゴッホの絵画像

 

歴史を振り返ると、多くの画家さんたちも青に強いこだわりを持っていました

 

私は歴史にはあまり詳しくないですが、思い浮かぶのは下記の画家さんたちです

 

  • フェルメールは、「ラピスラズリ」という当時では非常に高価だった顔料を使い、「真実の青」を追い求めていました

 

フェルメールがラピスラズリにこだわったのは単に美しい色だからではなく、彼が「光と静寂」を表現したかったのでは?と思ってしまいます

 

ヨーロッパでも、ルネサンス期にはウルトラマリンという青い顔料が金と同じくらい高価だったため、特に重要な宗教画に使われる事が多かったそうです

 

 

  • ピカソの「青の時代」と呼ばれる時期の作品は青一色で統一され、哀愁や孤独感が強く表現されています

貧困や喪失といったテーマを描く中で青はピカソの心情をそのまま映し出す色となりました

 

ピカソの青の時代は、ピカソの人生のどん底の時期…彼にとって青は「喪失」と「孤独」そのものだったのかもしれません…

 

 

  • ゴッホ「星月夜」に描かれた青は、夜空の青が渦を巻き、力強く躍動していますよね

 

ここで、思うのは青は決して静寂だけの色ではなく、激しさや情熱も含んでいるんだと感じます

「ゴッホが見ていた世界のゆらめき」は絵に動きを出すための参考になりますよね!

 

 

 

このように、青という色はただの「冷たい色」ではなく、画家さんたちにとって特別な感情や象徴を表すものだったのではと思っています

 

 

noraが描く「青」〜静けさと熱さ〜

青の魅力画像

 

私も旅の途中、出会う人たちに「noraの絵は青が印象的だね!」と言ってくれる事があります

 

 

確かに私は青を好んで使います!でも、それは単に好きな色だからだけではないんですよね!

 

 

 

私にとって青は「静けさの中にある熱さ」を表現するための大切な色なんです

 

 

これは私の今までの人生が影響しているからかもしれませんが…

 

幼いころ、言いたい事が言えなかった環境で、寡黙に育ってきた時に感じた体の中にある熱いものを感じていたからでしょうか。それが私には「という色だったんです

 

その頃から青という色に惹かれるようになりました

 

さらに、青に興味が湧いたのは炎の色です…

 

炎を眺めた時の「心から感じた事」

青の炎画像

 

あなたは炎をじっくり見た事があるでしょうか?

 

炎の周りは赤やオレンジで温かみのある色ですが、、炎の最も熱い部分は実は青や白なんですよね!

 

青い炎はより強く、芯のある熱を持っています

 

私はこの「静かだけど、内側に激しいエネルギーを秘めた青」を見たときにはっ!とした覚えがあるのですが

 

青には「内なる強さ」という意味もあると感じています

 

 

  • 海の青は穏やかに見えても、その下には計り知れない深さと力があります…
  • 空の青もまた、無限の広がりを感じさせるものです…

 

 

そして、私の描く動物たちは、そんな青の力を込めています

 

 

外から見れば静かに見えるけど、内には確かなエネルギーがある。そんな生命の力を私は青で表現したいのです

 

 

実際にさまざまな青をどう使うのか…?

 

具体的に私の作品の中でどのように青を使っているのか、いくつかご紹介したいと思います!

 

例えばこちらの作品

青の使い方画像

背景にブリリアントブルーを多く使っていますが、ターコイズグリーンを入れると少し涼しげな清々しい感じがしませんか?(個人的にはターコイズグリーンも青系に入れています)

 

この2つの色を組み合わせる事で、光の表現や真夏の暑い日に風が吹いて少し涼しくなったようなイメージで制作しました

 

そして、ひまわりの影には空と同じ色をのせて統一感を出しています

 

 

動物の目にも「寂しさ、冷静さ、強さ」を吹き込む

 

noraの絵は青を多く使いながら他にも多彩な色で動植物を描くスタイルです

 

その中で生き物、動物の「輝く目」にこだわっています

 

 

色んな色で目を描く画像

その理由は「動物の目には人を癒す力がある」…そう実感しているからです

 

 

そして、その力を表現するために「青」を入れるという形になりました

(全ての目に青が入っているわけではありませんが…)

 

 

目の輝きの中には、単なる「かわいさ」ではなく、奥深い感情や知性、そして生きる力を感じる色が私には「青」という色でした

 

青を使うことで生まれる印象の違い

青の使い方画像

 

実は、青という色をどう使うかで作品の印象は大きく変わります!

 

  • 例えば、淡い水色を背景に使うと、透明感や爽やかさが生まれます

朝の静けさや穏やかな風を感じるような雰囲気になる事が多いです

使う色

スカイブルーライト・ターコイズグリーン・コバルトターコイズなどなど

 

 

 

  • 一方で深い青を取り入れると、作品に重厚感が生まれ、神秘的で静かな空気が漂います

夜の静寂や、深海の海を連想させますよね!

使う色

コバルトブルー・フタロシアニンブルーなど

 

 

  • さらにターコイズブルーのような鮮やかな青は、明るさや活力を感じさせ、元気を与える色になります

海辺の夏の風景や、輝く空のような開放感を表現できます

使う色

ターコイズブルー・ターコイズグリーン・ブリリアントブルーなど

 

 

 

同じ「青」でも、トーンや使い方を変えることで、受ける印象は全く違ってきます

 

 

だからこそ、青には無限の可能性があるんですよね!

 

青と他の色の組み合わせ(nora流)

 

補足ですが、noraが青を使った絵を描くときによく使う絵の具の色の組み合わせをご紹介しますね

 

これを真似すればnora流の絵が描けるかも⁉︎

 

 

  • 重厚感のある絵を描く場合

ディオキサイジンパープル+フタロシアニンブルー+ブリリアントブルー+スカイブルーライト

重厚感のある色説明画像

 

 

  • 温かみを出す時

ブリリアントブルー+スカイブルーライト+チタニウムバフライト+イエローオーカー+ゴールドイエロー

温かみのある配色画像

 

  • 幻想的な絵を描く時

ディオキサイジンパープル+ブリリアントブルー+ベネシャンローズ、ペルシャンローズ(ピンク系)+チタニウムバフライト

 

このように、魅せたい雰囲気やイメージで色の組み合わせを考えていけば、さまざまな表現ができるようになります

まずはあなたの好きな色を組み合わせてみるのも面白いですよ!是非、試してみてくださいね

 

ちなみに…

 

さらに混色で私が大好きな色の組み合わせもお伝えしますね!

 

ターコイズグリーン、ブリリアントブルーとゴールドイエロー、イエローオーカーの混色です

 

 

この混色でできるのは彩度を抑えたグリーン系になるのですが、落ち着いたこの色味を青とオレンジなどの補色の間に取り入れることで、まとまりやすくなりますよ

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

世の中にはいろんな色がありますが、今回は「青」の魅力についてまとめました

 

 

 

青は、時に冷たく、時に優しく、時に熱く、強い色…

 

 

私にとって青は、静かさと情熱が同居する特別な色です

 

 

あなたにとって「青」はどんな色でしょうか?

 

もしかしたら、これまで意識していなかった青の魅力を見つけられたのではないでしょうか…

 

 

そして、あなたの感じる青をどのようなイメージ、雰囲気で表現するかで絵に対する印象が大きく変わります

 

なので、あなたにとって特別な青を見つけてみてくださいね!楽しみにしてます!

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました

 

それでは、また!

 

nora

 

 

 

 

 

 

 

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