私は動物と植物を主に描いていますが、その中でも描きやすい、描きにくい(難しい)モチーフというものがあります…
あなたにもありませんか?
アクリル絵の具を使って動物を描きたい方にとって、初めから難しいモチーフを選んでしまうとやる気にもなれないし、挫折してしまうのではないでしょうか…
せっかくやる気になってるのに選ぶモチーフで諦めてしまう事は避けたい所ですよね…
そこで、今まで描いてきて比較的描きやすいなと思ったモチーフをまとめてみました
さらに、その特徴や、それぞれの描き進める時のポイントをお伝えしたいと思います
目次
描きやすい動物7選
描きやすいとはどういう事か?と考えた時にポイントが2つ出たきました
それは
見慣れている動物
シルエットで形を取りやすい
の2つです
では、そのモチーフは何なのか?と思った時に下記の動物になりました
- 犬
- 猫
- パンダ
- うさぎ
- ペンギン
- 鳥
- カメ
見慣れているモチーフ
どうして、上記の動物たちなのか?ですが
いろいろ意見がありますが一つは見慣れている動物たちが含まれています
人によりますが犬を飼っていたり、猫、鳥、カメの方もいるかもしれません
パンダや、ペンギンは観にいかないとアレですが画像でもたくさん出てきますし、好きな人は毎回、観にいったりするのではないでしょうか?
特に、見慣れている動物、生き物は身近な存在だと思うので動きや、表情なども想像がしやすいです
その記憶や、想像できるモチーフを選ぶ事で描くハードルを下げる事ができるんですね!
観察する意味でも街中や、家で飼っている動物を選ぶといいですよ!
観察力を付けていくのも画家には大事な要素ですからね!
シルエットの形を取りやすい
動物や、花、植物を描く時に始めにしてほしい事はシルエットを描くことです
「あたりをつける」ともいいますが細かな部分を見ていくより先に全体の形をとっていく事が大事です
その時にシルエットでも、複雑でさらに描き込んでいく時にも複雑ならほんとモチベーションが下がります…
私なら諦めます笑
なので、始めのシルエットが描きやすい、取りやすいモチーフを選ぶ事をおすすめしています
犬、猫、パンダ、うさぎを描く場合のポイント
どのモチーフも描き方の手順は
シルエット→パーツ分けしていく→明暗をつける→描き込むの流れになります
そして、形別に分けると犬、猫、パンダ、うさぎは4足歩行動物です
(カメもそうですがちょっと形が違うので別のところでお伝えしますね)
描くポイントはまず、パーツを理解するとわかりやすいです
犬、猫などは顔、前脚、胴体、後ろ足、尻尾と分けて考えていきます
分けて考えていく利点は描く角度によって体の一部が重なって見えなかったりしますよね
例えば斜め前から見た時とか…
その時に、パーツごとに考えていくと、どういう形になっているのかを想像しやすくなります
さらに、この時にパーツ分けしていると、顔の大きさは合っているかな?とか、足の位置、胴体は大きくなってないかな?などバランスを見ていく時にも考えやすくなるので取り入れてみてくださいね
犬や猫の種類によって首が長かったり、鼻の高さがなかったり、特徴があるのでここでバランスを取っておくと後々、描きやすくなりますよ!
パンダ、うさぎはもふもふ感を出す
パンダ、うさぎもパーツごとに考えてみてもいいのですが、毛に覆われて丸みがあるのでパーツをわかりにくくしていますよね…
そんな時はシルエットを描いたあとに図形の○(円)を当てはめていくと描きやすくなります
顔、胴体、手足、尻尾を○で囲っていきます
ここでのポイントは形よりそれぞれの大きさのバランスを見ていく事です
顔の大きさや、手の長さ、身体のバランスや、位置を見ていってくださいね
その後は、もふもふ感を表現する事を大事にしてほしいです
もふもふ感を出す方法はいろいろありますが筆を使う場合はぼかし用の筆もオススメです
水を少なめにしてポンポンと叩くように色を乗せていくとじんわりとした表現が可能ですよ
ペンギン、鳥を描くポイント
ペンギン、鳥のパーツ分けは同じです
ペンギンも鳥の総称なので納得ですね!
パーツ分けしていくと、頭、身体、羽、足に別れます
犬たちよりパーツが減りましたね!
初めの描き方は先ほどと一緒でシルエットからです
どんな絵もシルエットから描いてみると形は取りやすいですよ
その後は円○または楕円で頭と身体、羽の形をとっていきます
比較的、ペンギンは細かく描く部分が少ないので描きやすいかなと思います
しかし、鳥に関しては少し、大変な所があります
羽の描き方次第で難易度アップ…!
それは犬や、猫も同じで毛の描き方にもよりますが鳥にも羽があります
その一本一本描き込んでいくかによって難易度が違ってきます…
もし、鳥を描きたい場合は羽をざっくり描いていくか、細かく描いていくかを考えてから描き進めていくことをオススメいたします
今後、羽の描き方などもどこかでお伝えできればなと思いますのでその時は参考にしてみてくださいね!
カメの描き方のポイントは甲羅と身体を分けて考える
カメの胴体を見たことある人そんなにいないと思います
カメの甲羅はあばら骨らしいですが、カメの身体と甲羅で分けてみると描きやすいと思います
ここも、パーツ分けしていく事を意識していくんですね!
甲羅、頭、前脚、後ろ足という具合です
ここも、パーツ分けをして大きさなどのバランスを見ていきましょう!
そして、カメを描く時に難しそうな所って甲羅の模様ではないでしょうか…?
ここは、私も苦労します…!
カメによって質感が違ったり、模様が違ったりするので参考にするカメをよく観察しなければしっかりする描き方ができないんですよね…
カメは描きやすい部類に入れましたが、形がわかりやすいという事です
観察力をつけるためにはいい勉強になると思いますので、挑戦してみるのもいいかもしれません
難易度が高いモチーフ(動物)
モチーフの中で難しいというか、描くのに時間がかかるモチーフもあります
それは模様の細かさや、あまり馴染みのない動物です
例えば、ヒョウや、トラ、ヘビ、カメレオン、龍など模様や、皮膚の特徴があるものは最初は難しく思われると思います
模様をそのまま描こうとしたら体に沿って形を一つ一つ描いていく必要があるので時間がかかります…
私がヒョウや、ヘビを描いた時は何日かけたかわかりません!
覚えているのはすごい時間がかかる!という事でした…
馴染みのない動物
龍なんて馴染みがないというより、架空の生物ですよね!
それはそれで想像力が養われますが、初心者さんからしたらどう描いていいのかを悩まれると思います
そして、案外、馬やキリンなどの長さに特徴がある動物もバランスが取りにくい部分で言えば難しいかもしれません…
なので、初めは描きたいモチーフに頑張れそうなもの、描けそうにないものに分けてみて、描けるようになったら難しいモチーフに徐々に挑戦していく流れがいいと思いますよ!
まとめ
今回は描きやすいモチーフと描くポイントをお伝えしました
動物も人もそうなんですが描きやすくするポイントはパーツ分けをする事です
ですが、動物によってパーツも様々です
パーツが同じものであっても、長さが違うだけで難しいと思ってしまうモチーフもあります
なので、まず始めに
- 見慣れているモチーフを選ぶ
- シルエットで形が取りやすいモチーフを選ぶ
この2点を意識して選んでいく事をオススメしています
何事も絵は観察力が重要です
それは骨格の違いや、質感の違いもあるのでそこを理解していく必要があるんですね!
しかし、骨組みとかを1から学ぶと大変なので、見慣れているモチーフを選んで、どういう動きをするのかとかを観察していくとだんだん理解していきます
そして、質感を表現していくにはその部分を集中的に模写してください
ヘビのウロコのデコボコ感や、動物の模様の描き方などですね
これはスケッチブックなどでデッサンを繰り返していくと実際描く時に頭で理解しながら描く事ができます
私は全体像ではなく難しいと思った所だけをスケッチブックで試し描きを繰り返します
そして、頭に、身体が理解したなと思ったらキャンバスに向かうようにしてます
そうしていくうちに下書きなしで描けるようになるのでデッサンは必要ないとは言いませんが描ける種類が増えたらデッサンはいらなくなると思いますよ
描けるモチーフを増やすには描きやすそうなものから選んで描いていくです
そして、難易度を上げていって描くスキルを増やしていく事が大事ですよ
何事も続けないとうまくなれません…
なので、続けるためにもまずはあなたが描けそうなモチーフ(動物)を選んでくださいね
そのために、今回お伝えしたモチーフたちを参考にしていただければと思います
それでは、今年描き納めとなる絵を描くのでこのへんで!
最後まで読んで頂きありがとうございました