[アクリル絵画]描き方シリーズ 厚塗り重ね塗りでnora式ハスの花

こんにちは!noraです

 

今回は私のオリジナルの描き方で

 

「ハスの花」を描いていこうと思います

 

 

形の取り方、花びらの描き方、色の選び方

それぞれポイントを掴んでいけば他の花も充分描けるようになると思います

 

 

 

あなたの好きな花をポイントを見ながら描いてくださいね

 

 

 

今回も絵の具は

アムステルダムアクリリックカラー

 

リキテックスプライム

 

の2種類のアクリル絵の具を使用しています

 

 

ポイント1:花の形はシルエットで描く

シルエット画像

花の大変な部分はまず

花びらの位置や大きさを正確に描けるかどうかじゃないでしょうか?

 

 

 

最初から一枚ずつ描いていくのは難しいですよね

 

 

正確に描こうとすればするほど全体のバランスが崩れてしまいます

 

 

 

そこで一旦、一枚ずつの花びらは無視して花のシルエットだけ描いていきましょう

 

 

 

何を描くにもこの描き方は同じです

まずは全体の花の大きさを決めていく所から考えます

 

 

そして、だんだん細かな部分に目を向けていく感じですね

 

 

この時点でシルエット全体を塗っておくと線で書くより

大きさのバランスを掴みやすくなりますよ

 

 

背景とモチーフに分ける感覚ですね

この時の筆は平筆でも、斜版でもざっくり塗りやすい筆がいいですね

 

 

 

斜版の筆はこんな感じです↓https://amzn.to/4iqPlLm

 

ポイント2:花びらを一枚ずつ描いていく

描き方説明画像

シルエットの絵の具が乾いたら細い筆で花びらを描いていきます

 

 

ここでのポイントは花びらの形、大きさ、向きをよく観察する事です

 

 

 

 

特にハスの花びらの形は平たいものもあればカップ型になっているものもあります

 

 

 

 

それらをシルエットを描いた外側から描いていくとバランスが取りやすいです

 

 

 

逆にシルエットの中心部分から描いていくと大きさや、位置がバラバラに

なってしまうので外側から描いていく事をオススメします

 

 

花びら同士の接点を見ていく

描き方説明画像

もう一つのポイントは

花びらと花びらの交わる接点に気をつけながら描くです

 

 

ここは点と線を繋げるように描いていく感覚でしょうか…

 

 

ここを間違えずに描けるとバランスも崩れにくくなり

形がきれいな花を描く事ができる土台が作れます

 

 

 

ポイント3:明暗をつけていく

明暗塗り方説明画像

3段階に分けて明暗をつけていきますね

 

イメージとしては手前の花の根の部分は暗く

奥の花びらにいくほど明るくする感じです

 

 

ここで使っている色は

ピンク系(ベルシャンローズ)、レッド系(パーマネントローズ)、チタニウムバフライトです

 

 

暗い部分をレッド、花の色をピンク、花びらの先端をホワイト

で塗っていきます

 

 

今回はnora式なので斜版を使っていますが(細かい所は面相筆)

 

 

リアルに描く場合は

使う筆は面相筆、丸筆らへんを使うようにしています

 

 

そうすると色の境目をぼかしながら描けるので

きれいなグラデーションの花びらが描けるんですね

 

ポイント4:透明度の高いブルーで影を描く

 

先ほど明暗をつけた部分にさらに色をのせていきます

 

 

ここでは特に影になる部分

光が当たらない、重なり合って影になる部分ですね

 

 

 

ここで透明度の高めのブルーを使うと下に塗ったレッドと

塗ったブルーが重なってパープルになります(グレーズ技法)

重ね塗り説明画像

 

 

この時

薄く溶いたブルーでレッドを全て覆うのではなく少しレッドの色も残しておきましょう

 

 

ポイント5:花びらの筋を表現していく

細かい描写説明画像

花びらにもいろいろありますがバスの花びらには縦線がうっすら入っています

 

 

 

ここを表現していくとよりリアルになっていくのですが

 

全部の花びらに筋を描くよりも手前側の近い部分にだけ描いていきます

 

 

 

こうする事で遠近感をつける事ができます

 

 

 

ここも斜版でざっくりです

 

 

斜版で線を引くように描いていきましょう

 

 

 

 

 

ここからは私の描き方ですが

いろんな色をあまり混ぜずにそのままの色をのせていきます

 

 

 

ポイント6:絵の具を厚塗りと重ね塗りで描いていく

技法説明画像

まずは花の色を厚塗りでのせていきます

 

 

この時の色はペルシャンローズです

 

 

斜版の筆で多めにとった絵の具を花の先端あたりにのせていきます

 

 

 

ちなみに、私はよく絵の具をのせると表現していますが

塗るというより厚塗りをするのでのせるイメージを持っています

 

 

 

ちなみに筆は面相筆でもいいですよ、私は斜版が使いやすいだけです

 

 

 

次にベルシャンローズ(薄いピンク)に少量のパーマネントローズ(レッド)を混色した

色で花びらの中間部分にのせます

 

 

 

 

 

この時、最初に塗ったペルシャンローズが乾いてないうちに塗ると

不規則な混ざり方をして油絵風な表現ができますよ

 

 

 

続けて花の根っこの影になる部分にパーマネントローズをのせます

 

 

ここも不規則に混ざる具合を楽しんでくださいね

 

 

 

水彩風に薄く溶いたレッドとブルーを影の部分に塗る

重ね塗り説明画像

厚塗りした絵の具が乾いたら

水彩風な塗り方で重ね塗りをしていきます

 

 

 

この時、絵の具を薄く溶いて塗っていくのですが

透明度の高い絵の具を高います

 

 

 

先ほどのレッド(パーマネントローズ)は透明度が高いので

そのまま薄めて使いますね

 

 

 

 

ブルーは濃いブルー(紺色)ぐらいを選びます

この色をレッドの上から重ね塗りする事で

影が一番濃い部分を作る事ができます

 

 

 

 

重ね塗りの技法を使う事でそのまま混色して塗るよりも

絶妙な色合いを出す事ができるのでオススメですよ

 

 

 

ポイント7:花芯の部分も重ね塗り

花芯描き方説明画像

最後に花の中心部を描いていきますね

 

中心部も奥まっているのでレッド(パーマネントローズ)で

薄く塗っていきます

 

 

 

次に乾いてからチタニウムバフライトでめしべ、おしべを描きます

この時は薄めではなく厚塗りで描いていきましょう

 

 

 

そして、また乾いたらレッドを薄く重ねます

 

 

 

この時、めしべおしべの先端部分には塗らずに

奥まっている部分に重ね塗りをしていきます

色のなる場所説明画像

 

 

また乾いたら最後に

イエローとチタニウムバフライトを混色した色で

先端部分を重ね描きします

 

 

こうする事で花芯の先端部だけに光が当たっている様子を表現できます

 

 

最終段階:チタニウムバフライトで明るさを出す

 

最後に花びら一枚ずつ光が当たる部分を描いていきましょう

ここでは厚塗りをしています

 

 

 

この時の注意点は花の先端、奥に行くほど明るくなる

意識しながらのせていきますね

 

 

 

さらにカップ型になっている花びらの形をハッキリさせるために

のせていくと形がわかりやすくなります

 

 

完全に乾いたら……

 

 

最後にクリスタルバーニッシュでコーティングしたら完成です

(バーニッシュとは、最後に絵の表面に塗って保護する液体かスプレーです)

 

完成済み画像

まとめ

 

 

アクリル絵の具は水彩風にも油彩風にも描ける万能絵の具です

 

 

今回はその特性を使って

メディウムなしで

厚塗り、重ね塗りで描いていきましたが、いかがでしょうか?

 

 

 

絵を描いていく時のポイントは

 

  • シルエットを描いて大きさや、形のバランスを把握する
  • 細い筆で一つずつ形を描いていく
  • 明暗をつけて光の位置をイメージする
  • 重ね塗りで陰影をつけていく
  • (厚塗りで油彩風な表現に)
  • (重ね塗りで水彩風な絶妙な色合いに)
  • ハイライトをつけてメリハリをつける

 

の流れでモチーフを描いていくといいかなと思います

 

 

 

一つのモチーフを描く時に私が考えている事は

どれだけ存在感を出せるかです

 

 

集合体ではないのでそのままでも目立つのですが

 

 

 

さらに存在感を出すにはどうすればいいのか?

という点を考えています

 

 

 

 

 

それは色だったり、塗り方だったり、タッチなど

組み合わせていくと他の絵とはまた違う雰囲気を出す事ができます

 

 

 

なので、今回の描き方は一つの例として

あなたらしい絵の描き方を発見していってくださいね!

 

 

今回はオリジナルの描き方でハスの花を描く!でした

 

 

 

それでは、また!

 

最後までお読みいただきありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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