[初心者向け]木を描く簡単な技法と質感の出し方

こんにちは!noraです

 

 

最近、ひそかに楽しくなってきた

勝手に描き方シリーズです

 

 

 

今回は木の描き方ではなく「朽ちた木の描き方」をご紹介します

 

 

 

私は何となくきれいなまっすぐ伸びた木より、腐ってしまったり

天災などで朽ちたボロボロの倒れている木を見ると心打たれます

 

 

 

そこには木の層が剥がれていたり

 

藻が生えていたり手のつけられていない感が何とも好きです

 

 

なので、そんな木に焦点を当ててみたいと思います

 

 

この朽ちた木の描き方や、使う技法、ポイントなどを解説しますね!

 

 

 

こんな人におすすめ!

  • 色を塗る時にぐちゃぐちゃになっちゃう…

 

  • どの色をどこに配色すればいいか迷ってしまう…

 

 

そんな方は色を塗る前にこの技法を試してみてください!

 

きっと以前よりは絵が描きやすくなりますよ!

 

木を描く時は図形の円柱を使う

デッサンの記事でお伝えしましたが今回は木の形をとるために円柱を描いていきます

[初心者向け]デッサンに役立つ図形の描き方

 

 

 

歪んだ木などもある程度、図形を当てはめていくと形がとりやすいので

初心者さんには図形を利用すると描きやすくなるのでおすすめします!

 

 

 

円柱の描き方は十字は斜めで交差する線の角度は図のように90度です

円柱の描き方説明画像

絵を描く事にまだ慣れていない場合はそれぞれの図形を学んでおくと

 

描きたいものが見つかった時に便利なのでぜひ、覚えておいてほしいところです

 

 

 

円柱の形に沿って木を描いていきます

 

図形を描く理由は木を描く前の形を捉えるためです

 

 

その図形に沿って描く部分描かない部分を消したり、足したりして

ある程度の木の形を描いていきます

 

 

そして、木には円柱の中に層があります

 

 

 

年輪ですね!

 

 

朽ちていくとその層が剥がれていたり、欠けていたり…

 

 

少し、ややこしいですがここを表現できるとリアル感が出て

さらに朽ちた具合を魅せる事ができるので諦めずに描いてみてください

 

 

 

ややこしい!と思う方は空洞にしてみてもいいですね!

 

グリザイユ技法で描いていく

木の色をつけていく前に始めに白と黒である程度の明暗をつけていきます

 

 

初心者の方はいきなり、彩度、明度を把握しながら描いていく事は難しいです…

 

 

色の知識もいるからですね

 

 

なので最初に2色(白、黒)である程度描き込んでいき

後からアクリル絵の具の透明、半透明の色をのせる方法です

 

 

こうする事で、色の彩度(鮮やかさ)は無視して明度(明るさ)だけに集中して

描いていけるので、わかりやすいんじゃないかなと思います

 

 

 

 

ある程度描けたら次に色を重ねていきます

 

 

 

この時のアクリル絵の具は透明、半透明ですよ

 

 

 

不透明を使ってしまうとせっかく描いた木の細かな部分が消えてしまいます

その場合は多めの水で絵の具を溶いて薄ーく重ねていきましょう

 

 

 

そうすると始めに白黒で描いた部分が消されずに色だけのせる事ができます

 

細い筆で描き込む(重ね描き)

木の細かな割れや、層の所を短い線を引くように描いていきます

 

 

 

木目を描いていく工程ですね

 

 

ここは明暗もつけながらがいいですが

明るい色、暗い色、中間の色を何回も線で描いていきます

 

 

 

この時の色はイエローオーカー、ライトレッド(茶系)、チタニウムバフライト

を描き重ねています

 

 

 

線で描く工程を何回か重ね描きする事で、さらに立体感や

細かな木の質感を出せるので納得いくところまで描いてみてください

 

 

 

 

ここでの絵の具も透明、半透明の絵の具を使うと色の層ができて

思った以上に立体感が増しますよ!

 

 

 

明暗を再確認する

 

色を重ね描きしていくと、明暗がぼやけてくる時があります

 

 

 

木の木目を描き終えたらまた影になる部分、日が当たって明るい部分を

調整していきましょう

 

 

 

 

この時も不透明は使いません

 

 

明るいところというよりは影の部分を調整していくといいかもしれません

 

 

見本を確認しながら奥まって暗くなる箇所や、段差で影になる所を

暗さを変えながら薄ーく色をのせていきます

 

細かな調整

 

ここまで描けたらもうあとは微調整です

 

 

 

全体を見て不自然な所はないかな?などを見て修正していきます

ここで何もなければ完成とします!

 

 

ついでに…

木の朽ちた部分から葉が生える様子を描きました!

 

 

 

何で朽ちた木が好きなんだろう?と考えながら描いていたのですが

 

 

 

やっぱり、朽ちた後に出てくる新しい生命というものを想像してしまいます

 

 

 

コンクリートの隙間に咲いている花とかめちゃくちゃ好きです!

 

 

 

そんな気持ちがあったのでつい、追加で描き足しました…

 

 

 

こうやって、好きな物を描いていって

なぜ好きなんだろうと考えていくと、新たな発見や

確信ができて、その絵にも気持ちがこもっていくんですよね

 

 

 

 

という事で、木から生える葉もグリザイユ技法で描きました!

 

まとめ

 

今回はグリザイユ技法を使って朽ちた木の描き方説明でした!

 

 

 

この技法は私がまだどんな色を塗ったら影に見えたり、立体感が出せるのか?

 

というさっぱりわからなかった時に取り組んでいた描き方です

 

 

 

 

白黒で描くは明暗の付け方の勉強になります

 

 

色を塗って変な感じになってしまう…

配色に悩んでしまう…

 

 

そんな時に白黒で一回描いてみると意外とここにこの色味だなとか想像が

しやすくなるので初めのうちはこの描き方で慣れていかれるといいかなと思います

 

 

 

 

木の描き方のポイントは

 

  • 円柱を意識しながら木の形を作っていく
  • グリザイユ技法で白黒で明暗をつけながらが描き込む
  • 木の色を透明、半透明の絵の具で薄く塗る
  • 細い筆で短い線を引くように描き込む(重ね書き)
  • 全体を見て微調整

 

 

これは木の質感を描きたい時の描き方です

 

 

 

世の中にはいろんな質感の木があるので全てこの描き方で…

というのはわかりませんが、ある程度の木ならこの方法で

描いていけば描けるようになります

 

 

 

次は花とかの描き方もいいなーと思っていますので

興味のある方はぜひぜひです!

 

[アクリル絵画]描き方シリーズ 厚塗り重ね塗りでnora式ハスの花

 

最後まで観て、読んでいただきありがとうございました

 

 

 

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