[アクリル画]簡単なステップでネコを描く使う筆や、コツを解説

こんにちは!noraです

 

私は動物画を主に描いているのですが

今回は「旅で出会ったネコを描く」を動画と共にお伝えしていこうと思います

 

 

 

まず初めに絵を描くとなるとデッサンとかから〜となりそうですが…なりますか?

 

 

 

ここでは、キャンバスに直接アクリル絵の具で描いていくというやり方で描いていきます

 

 

 

なので、デッサン不要!このステップで動物画をより簡単に描く事ができます

 

 

 

実際に私もこの手順で描いていますし、スムーズに描ける方法だと思います

 

 

 

あなたのペットでも簡単に描けるような手順やコツなどをまとめましたのでぜひご覧ください

 

 

今回は早送りをあまりせずに手順をわかるようにしています!

 

 

ちょっと長めですが…読むのがめんどくさい方は動画でどうぞ!

 

用意するもの

始めに用意する画材を説明しますね

画材説明写真

アムステルダムアクリリックカラーの

 

チタニウムホワイト

チタニウムバフライト

バイオレット

グレイッシュブルー

イエローオーカー

ターコイズグリーン

猫の鼻に少量のピンク

 

リキテックスプライムの

ディオキサイシンパープルまたはブラック

 

ジェッソを塗ったキャンバスF3サイズ

斜版の筆、キャムロンプロアルテージュ2号、ナイロン筆1号です!

 

 

今回の猫は色味がイマイチわかりずらいので茶系のなことして描いていきます

イエローオーカーが主に猫の色になりますので宜しくお願いいたします

 

グレー系の色で猫のシルエットを描く

 

猫の書き方説明写真

 

まず初めに猫のシルエットを描きます、色はグレイッシュブルーで塗りました

 

 

 

なぜ下書きをしないのかというと下書きの段階で形、目、鼻など細かな所まで一生懸命描いてしまって

疲れちゃったりしないためです(私はこれだけで疲れてました…)

 

 

 

最初は大まかな猫の形を捉える練習としてシルエットで描く事が動物画の上達のポイントになります

 

 

 

 

ここで形が崩れていないか?を考えて観察する事で徐々に形を捉える事が簡単にできるようになります

 

 

 

 

平筆か、斜版の筆であたりをつけてなっていく事をオススメします

 

 

ここで細い筆で描こうとすると形が崩れやすいので「大まかに」がポイントですね

 

 

猫の身体の立体感を把握する

 

ものはもちろん立体物です

 

影をつけたり、毛並みを描く前に把握してほしい事は

 

猫の背中や、顔に凹凸があるという事です

 

 

上の画像(シルエット)に線が書いてあります

 

猫の黒い毛(背骨に当たる部分)から左右にカーブしているのがわかるでしょうか?

 

 

 

ちょっとこの猫はうねうねしてるのでわかりづらいですが背骨の部分が一番高い位置にあって

そこからお腹、胸にかけて丸みがあるという事です

 

 

 

顔も同様凹凸があります

 

 

 

動画では説明していませんが、最初に線を書いておくと把握しやすいと思うので慣れていない時は書いておく事をオススメいたします

 

 

 

大まかな影をつけていく

 

影の付け方説明写真

 

ここでも大まかに影をつけていきます、色はグレイッシュブルーにバイオレットを混ぜて描いてます

 

 

 

使う筆は平筆か斜版の幅のある筆でざっくり塗ってください

 

 

 

今回の画像は残念ながら曇り空でして、影があまりないので勝手に左から光が当たっている想定で描いています

 

 

 

という事で、猫の右側が暗くなるようにグレーより暗い色で塗っていってください

 

 

 

ここも神経質にならずにです

 

 

影はまた後で重ね塗りしていくので自分がわかるぐらいの影で大丈夫です!

動画にはないですが、ここで猫の目、鼻の位置に影の色であたりをつけておくと後々楽かもしれません

 

 

 

大まかな猫の模様を描く

 

描き方説明写真

 

影をつけたら次は背中の模様を描いていきます色はバイオレットを使ってます

 

 

 

ここでざっくり模様を描くのは先ほど説明した背中の丸みをわかりやすくするためです

 

 

 

最初から細かく模様を描いてしまうと1箇所に集中してしまって

全体を見た時に形が崩れやすくなってしまいます…

 

 

一番大事な事は初めは大まかに描いて全体のバランスを見る癖をつける事です

 

 

細かな所を描いていく

細かく描写する説明画像

今度は暗い色で細い筆に持ち替えて具体的に描いていきます、色はディオキサイシンパープル

筆はキャムロンプロアルテージュの2号です

筆の説明画像

ここでイメージしやすいなと思ったのは

 

 

漫画家さんはラフ画を描きますよね?

その後ペン入れして細かな描写をしていく

 

 

そんなイメージです!伝わるでしょうか……?

 

 

 

今までは絵の具である程度のラフ画を描いていました

そこから細かく描写していく工程に入ります

 

 

 

といってもここでやる事は猫の模様や、目、鼻を描いていく事です

 

 

 

アクリル絵の具は失敗しても上から絵の具で消せるので失敗を恐れずに描いてみてください!

 

重ね塗りで色の厚みを増やす

重ね塗りの説明画像

ここでやっと色をのせていきます

 

まずはイエローオーカーで下塗りをしていきます

 

どんどん重ねていくので薄めでも構いませんよ

 

 

 

全体が塗れたら同じ色を何回か塗り

その後影になる部分、光が当たる部分を塗り分けていきます

 

 

 

影の部分はイエローオーカーにグレイッシュブルーを混ぜて彩度(鮮やかさ)を下げていきます

 

 

 

明るい部分はイエローオーカーにチタニウムバフライトを混ぜて明度(明るさ)を上げていってください

 

 

 

猫の鼻周りは?

猫の鼻周り、目の周りはホワイトですが

重ね塗りをしていくのでチタニウムバフライトから使っていきます

 

 

 

口や、鼻の横、ヒゲが生える部分は影になるので

グレイッシュブルーを混ぜた色で影を使っていってください

 

 

 

そして、最後にチタニウムホワイトを塗っていきます

 

 

 

ある程度重ね塗りができたら最初に描いた猫の模様が薄くなっていると思うので

またパープルで細かく描写していきましょう

 

 

 

これを繰り返す事で色の層ができて複雑な表現ができてきます!

 

猫の目はぼかしで立体的に!

前回、犬の目、猫の目の描き方を描きましたが今回は猫の目です

アクリル絵の具で描く!動物の目を描く時のコツや注意点

 

 

 

猫の目はグラデーション、ぼかしで描く事ができます

 

 

 

眼球の上の部分(瞳孔がある所)は影になっていて暗いです

 

 

そこから眼球の下の部分に向かってだんだん光が当たって明るくしていくイメージですね

 

 

 

 

今回はぼかしを使っています

 

 

暗い色と明るい色の境目をぼかしていくと綺麗なグラデーションになります

 

 

 

あとは、毎回言っている重ね塗り

これはアクリル画ではどの絵にも使う技法なので覚えてくおいて損はないですよ

 

 

 

微調整する

そろそろ最終段階です!

 

 

ここまで描いた絵を見て明るい部分、影になる部分の微調整をしていきます

 

 

筆は細い面相筆を使うと塗りやすいです

 

 

あとは、耳の毛や、目の上の模様になっている毛の表現など細かく観察して描き足していってください

 

 

 

ここで細かい部分に目を向ける事が大事になってきます

 

 

 

最後に目のハイライトやヒゲを描いて完成です

 

 

 

ちなみに

毛を細かく描かずに毛を表現する方法があるのですが

それは斜版か平筆を、筆を立てて画面に置くイメージで色を乗せる描き方です

 

 

 

この時に水を少なめにしてかすれた感じで乗せると毛並みの段差を表現できます

 

おわりに

 

いかがでしょうか?

 

今回は時間をかけない事が目標でしたので少し荒い絵になってしまいました…

 

 

私は普段この重ね塗りの工程をあと三回ぐらい繰り返します…

 

 

重ね塗りを重視していてより深い色にするためです

 

あと、やっぱり文章で伝えるには表現が難しい部分があって伝わりきれないですが……

 

 

 

そして、今回は私の描き方である色で描くを省いています

 

 

それは色の選び方などを説明するとすごい時間がかかってしまうので断念しました…(ごめんなさい)

 

 

次は色をどうやって選んでどこに乗せるなどもご説明できたらなと思います!

 

 

 

という事で、ポイントまとめます

 

 

  • シルエットを描いて形を捉える
  • 物体の凹凸(オウトツ)を把握して陰影をつける
  • 細かく描写する(目、鼻の位置など)
  • 暗い色から明るい色へ重ね塗りしていく(明暗をつけていく)
  • 猫の目はぼかしで立体的に
  • 微調整

 

最初は難しいと思われるかもしれませんが、この手順で描いていけば

簡単に描けるようになります

 

(もし、わからない!できない!と感じたらメッセージください!もっと詳しくお答えできると思うので!)

 

 

 

 

ここで、覚えてほしい事は

 

 

最初は全体を見ながら描き進めていく

 

 

 

一点集中は形が崩れます!慣れていなかったらなおさらです!

なので、全体を見る癖を身につけてください

 

 

 

それだけでもいろんな事に気づく事ができるようになるので!

 

 

 

細かく見るのは最後の方です、まずは全体です

 

 

 

ぜひ、覚えておいてくださいね!

 

 

では、好きな動物を描けるようになる事を楽しんでください!

 

 

 

最後まで観て、読んでいただきありがとうございました

[アクリル画]キャンバスにグラデーションで光を描く方法(ライオン編)

 

 

 

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