こんにちは!noraです
あなたには好きなアーティストはいますか?
音楽でも、写真や陶芸でもいいのですがこの人の作品は好き!
というその人にしか出せない空気感とか特徴がありますよね
それは画家さんにも大事な要素です
ラッセンの絵は誰でも知っていると思います
ゴッホやピカソもそうですよね、独特です
でも私には個性のある絵なんて描けないから…
と思っていませんか?
そんな世界観をあなたにも作り出せますよ!というのが今回のテーマです
画家になるための大事な要素として
独創的な絵を描けるというものもがあります
お客さまから見て「これは○○の絵だ」と一目で誰が描いたかわかる絵ですね
その独創的な絵を描けるようになるポイントを3つにまとめてみました
これを読んで少しでも独創性のある絵を作るヒントになれば幸いです
好きなアーティストの絵を真似る
まず初めに独創的なと言いながら真似するの⁈と思われるかもしれませんが…
ここ大事です!
少なからず昔も今も誰かの影響を受けながら自分の絵のスタイルを見つけているのです
葛飾北斎に影響を受けた画家さんは有名なゴッホやモネ、ドガなどもそうです
影響を受けて真似る事であなたの技術に幅ができます
独学ですと言っている人も少なからず誰かの影響を受けていると思います
私も独学ですが、海外のアーティストの影響を受けています
そこから写実的に描く方法を学びました
ここで大事だと思ったのは
一人のアーティストではなく、何人かの好きな画風を真似ていく事でした
学生の時は村上隆さんのカラフルな絵が好きだったし、山下清のちぎり絵も真似した事があります
好きなアーティストがいたらとことん真似するメリットはその人の技法や
スタイルを習得できるようになる事です
なので、どんどん真似てあなたの引き出しを多くしていってください!
そして、次に増えていった画風をどうするのか?
好きな技法をつまみ食い
いろんなアーティストから学んだ技術をつまみ食いしていきます
つまり、それぞれのアーティストの真似たい所を絞っていくんですね
例えばこのアーティストのこの描き方は好きだけど、色味は好きじゃないとか
このタッチを真似たいけどこのモチーフは私は選ばないなど
取り入れたい所やいらないなと思う所を分けていくんです
好きを詰め込んでいく
そうするとあなたの好みがわかってきます
写実的な画風が好きだったり、抽象的な描き方がしたいなど
頭で考えても出てこなかった好きが出てくると思います
それらを組み合わせていくんですね
私の場合だと
細かな絵が好きだったのでまず動物をリアルに描くを真似ていきました
その後、配色が上手い画家さんの真似してみたり、ゆるい感じの絵を真似してみたり…
とにかく自分がしっくりする画風を興味があるまま描いていった結果が
今の画風です
ここまででオリジナルな作品を作る事は可能です!
タッチや、技法、色味など自分の組み合わせ方であなたらしい絵はできます
ただ、それだけでは何でその画風になったのですか?
と聞かれた場合、詳しく説明できない可能性があります
好きを詰め込んだらこうなりました…の部分を深掘りしていくともっと説得力が増します
特に展示会や、個展をした時などですね
お客さまはこの作品ができた背景を知りたいです
なので最後のポイントとしては
あなたの生きてきた人生の棚卸しをする
これはマーケティングの世界でもよく使われるものなのですが
あなたが生きてきた中で興味があった事、感動した事などを書き出していくんです
逆に辛かった事、苦しかった事、救われた事などもです
そうすると、今あなたがしたい事や、伝えたい事、
あなたがあなた自身を知るために必要な工程なんですね
なので、いくつか質問させてください
- あなたは今までで感動した、心惹かれたものは何ですか?
- あなたが今まで時間、お金を費やしてきた事は何ですか?
- あなたが今までで辛い時に救われたことはありますか?
ここで見えてくるのはあなたが絵に関して描きたい事が見えてきます
- 今までで何に感動、心惹かれたのか?
花ですか?空ですか?人ですか?動物ですか?を自分の興味を見つけていきます
興味を抱いた事、ものを思いつくまま書き出してみてください
- 絵に関して時間、お金を使った事では
クレヨンで絵を描いていた時間とか、色鉛筆を全種類揃えたとか
デッサンをひたすら描いたとかですね
そこであなたが興味があるタッチが見えてきます
リアルな絵が好きなのか、動物画、人物画、色を使わないペン画など
本当に描きたいスタイルが少しずつ見えてくると思います
中には色を使うのが好きだからデッサンはしたくないという人もいます(私です笑)
- 今までで辛い時に救われた事はありますか?では
ここにはあなたが表現したいものが含まれている可能性があります
例えば友達に救われたなら人物画でもいいのですが、もっと細かくして
柔らかいイメージで描く人物画とかですね
パステル調の色味とか質感をふわふわした感じにするとか表現は無限にあります
苦しかった事、辛かった時に救われた事がある方は強く印象に残っていると思います
他にも辛い時に観た夕日や、景色が綺麗で心が救われたなども一つのテーマになるかもしれません
私の場合だと
幼少期、辛い経験をした時に塗り絵と出逢い、飼い犬の輝く目に救われました
なので、生きるをテーマに動物を描いていて、色で生命力の強さを表すようになりました
私は色に興味が集中しています
それは塗り絵がキッカケだったからです
大袈裟ですが、色と出逢って人生変わったぐらいに思っています
これは棚卸しをして見つけた感覚でした
何が好きで何に興味を持たないのかを知る事で
あなたらしい本当に描きたいものが見えてくると思います
最後に、取り入れたタッチや、技法であなたらしい絵を描く
棚卸しをしてもらったのは絵に込める気持ちを明確にしてほしいと思ったからです
今後、あなたが絵を販売したいと思った時にあなたの気持ちを説明する時があると思います
そのあなたが描いた絵の背景をお伝えしやすくするのが棚卸しです
どんな事に興味があってどんな事を絵を通してお伝えしたいのか?
すぐには出てこないかもしれませんが書き出していけば必ず見つかります
そして、唯一無二のあなたの作品を作り上げてください
まとめ
オリジナルの作品を作る工程は
- 好きなアーティストの絵を真似る
- 好きな技法をつまみ食い
- 人生の棚卸し
画家だけでなく、表現者は独創性のある作品を持っています
ただ難しく考えてほしくはないです
それは元々、あなた自身に希少性があるからです
なぜなら世界にあなたはあなたしかいないです
そして、生きてきた道も人それぞれです
その生きてきた出来事、感情、考え方などあなたにしかないものです
それを思い出して、書き出していくことであなたらしい絵が出来ていきます
最初は真似ることから始めてください
真似ることから学んでほしいのです!
真似る事は悪いことではないです!どんどん他から学びましょう!
そして、焦らず少しずつ取り組んでみてください
あなたがあなた自身と向き合う時間は決して無駄にはなりません
むしろ、大事なので多くの時間を使ってほしいです
それがきっとあなたにとって画家として身を結ぶ結果になると信じています
最後までお読みいただきありがとうございました