こんにちは!noraです
立体のものをデッサンする時に難しくて諦めたり
苦手意識が出て、やる気が出ないということありませんか?
どうしてもモチーフが歪んじゃったり…
思い通りの形が描けなかったりと絵を始めるにあたっての最初の難関ポイントかもしれません…
前にもこのブログで、デッサンの簡単な描き方をお伝えしたのですが
こちらではモチーフに○△□と図形を当てはめて描いていくという方法を
お伝えさせていただきました
これは、初めての方でもモチーフのあたりをつける事ができるので練習になると思っています
そして、今回はちょっと難しそうだけど…
これを使ったらもっと正確に形を捉える事ができる方法をお伝えできたらなと想います
それは直方体(立方体)、球、円柱を描けるようになってモチーフに当てはめる方法です
直方体(立方体)、球、円柱はデッサンの基礎
物の大体は上記の形でできています
なんか複雑そうな形でも直方体や、円柱が組み合わさったものでもあります
という事は直方体、球、円柱をデッサンで描けるようになれば
いろんなモチーフに当てはめて描きやすくなるという事です
デッサンの基礎とも言われているので、初めて絵を描く方にはここから始められると
これから先、何にでも当てはめて描く事が可能になるのでぜひ参考にしてくださいね
直方体(立方体)の描き方、当てはめ方
直方体って何だっけ?という方には何らかの箱を思い浮かべてもらえばいいかな?と思います
お菓子の箱、段ボール、本やノートなど色々ありますよね
立体の四角いものが直方体(立方体)です
じゃあその直方体を描いて当てはめるってどういう事?となりますが
例えば建物を描いたり、身近な四角い物を描く時に役立ちます
バスや車なども大体直方体であたりをつけて描く事も多いかなと思います
直方体(立方体)の描き方
あなたは透視図法って聞いた事はありますか?
透視図法とは遠近感を表現するための図法です!
透視図法の中では
一点透視図法
二点透視図法
三点透視図法
の3つがあり、その中でも今回は二点透視図法を使います
図1の説明しますね
1.まずテキトーに直方体を描きます
2.四角の線を延長していって線同士が交わる所が消失点といいます
この時、延長した線が交わらないのだとしたら正確な直方体を描けていません
必ずどこかで交わる事を意識しながら線を描いてみてください
ポイントは消失点同士の幅を広く取ることですね!狭いとそれはそれで形が崩れてしまうので…
3.地面に向かっての縦の線は垂直に描きます
4.余分な線を消して完成です!
どうでしょうか?上手く描けましたか?
図2は光の当たり方と影の付け方です
太陽のマークの所から光が当たった場合です
①の部分が光が当たらず一番暗くなります
②の部分は二番目に暗い所
③は光が当たって一番明るいです
この影のつけ方も合わせて把握しておくとめちゃくちゃ便利です
他の所から光が当たった場合も試していくと身につきやすいのでオススメです
直方体は活用すれば車を描く時にもあたりをつけやすいのでぜひマスターしてくださいね!
球の描き方
続いては球です
思い浮かぶものといえば月、動物の目、ボール、リンゴなどの丸いフルーツなどでしょうか?
私は動物画を描くので動物の目の部分は球の描き方を応用しています
球を描く時の描きやすい方法をお伝えしたいと思います!
1.まず十字の線を書きます
図1のように、半径が同じ長さになるようにあたりをつけてから円を描きます
まず十字を書くと描きやすくなるので私はそうしてます!
2.十字の線を消して影をつけていきます
図2のような左上から光が当たった場合を描いています
ここでのポイントは反射光の存在を知ることです
ここ大事!
光が差している反対側は床に光が反射して球体の下側は影が薄くなります
反射光をつける事で立体的な表現になります
3. 図3は影の濃さの目安です
①は光が直接当たっている部分
②は影が一番濃くなっている部分です
③は反射光で影の色が薄くなる部分です
こうやって見ると真ん中あたりが一番影になる事がわかると思います
球体の影をつける時についつい光の反対側が一番暗いと思いがちですが
反射光という存在を知っておくとより立体的な球体が描けますよ!
円柱の描き方
最後に円柱の描き方です
円柱はありとあらゆるものに当てはめる事ができます
ビンや、缶、絵の具や、グラス、鉛筆も円柱ですね
カメラなどは直方体と円柱の組み合わせです
人間も円柱と、球の組み合わせであたりをつける事もできます
普段見るものに当てはめて考えてみてくださいね
円柱を描くポイント
1. 図1を見てもらいたいのですがまず円柱の上の円①と下の円②の円の幅が違うという事です
この円が同じ幅に描いてしまうとバランスがおかしくなります
その事に注意しながら2つの円を描く事が大事なんですね
2. 図2のように円柱の真ん中に線を書きます
そして、円にも縦線を交差するように十字を描きます
その十字の重なった部分が90°になるようにしてください
これは円柱のバランスを取るためのものです
ちなみにこの赤い線を使えば横に倒れた場合の円柱を描いたりするのも簡単になりますよ
3. 図3は左上から光が当たった場合の影の付け方です
図4を見てもらうと円柱の場合も反射光が出てきます
①は反射光で影が薄くなっています
こうする事で奥にも続きがあるように見えて円柱らしくなります
②は一番暗くなっている影の部分です
球体や円柱は真ん中あたりが暗くなるということがお分かりでしょうか?
この影の描き方で物を立体的に見せる事ができるんですね!
初めて絵を勉強する方には初めて知る事があったかもしれません
リアルな絵画教室ではこういった基礎的な事を教えてくれる所は少ないと聞きました
この基礎を理解する事でいろんな絵が描けるようになるのに何で?とも思っております
なので、図形の基礎の描き方を知って色々描きたい絵に挑戦して欲しいと思います!
まとめ
今回は絵を描く為に必要な基礎の部分をお伝えしました
直方体(立方体)
二点透視図法で線の歪みをなくす
影の付け方で立体感を出す
球
十字を描いてあたりをつけてから円を描くと描きやすくなる
光の当たり方で反射光ができる事を知る
円の一番濃い影は真ん中あたりにできる(左上からの光の場合)
円柱
上の円と下の円の幅の違いに注意する(下の円の幅が大きい)
円柱の真ん中に線を引き円に十字を作ってその角が90°になるように描く
円柱にも反射光が当たる部分を把握する(立体感が増す)
少し、言葉では分かりにくかったかもしれませんが…(すいません…)
私が描いた図形を参考にしていただいて、光の場所とかも自分なりに変えて
描いていく事をオススメいたします
ここで、観察力や陰影の付け方も習得できると思いますので
是非、面倒くさらずに挑戦して欲しいと思います
最後までお読みいただきありがとうございました!