昔、私が友人に言われた言葉があります
noraちゃんて完璧主義だよね!
何気ない一言でした
言われた時は自分でも気づいていました…
やり切らないと気が済まない!
1から10まで確実な達成がないとダメだ!
ゲームを完全攻略するまでやり込むような人間だったんですね…
でも、その性格がある時、私を苦しめることになります
完璧を追い求めた結果
飲食業でマネージャーをしていた時の話
相変わらず完璧を求めて
ああしなきゃいけない!こうじゃないとダメだ!と
変な思い込みに支配されていた私はあらゆる事に完璧を求めていました
当然、完璧を求めるから周りは扱いにくい人間だと敬遠しますよね
それでも、結果を出さないといけなかったのでその性格は変わりませんでした
でも、ある時から休みの日にだけ体調を崩すようになっていて…
連休中は38℃の熱が続くような動けない状態です…
そして休みが終わるとケロッと熱も下がって治ってしまう不思議な現象でした
そんな日が1年も続いていた頃、知り合いのバーのオーナーが遊びにきてくれました
お酒を頂きながら最近の出来事や、世間話をしていたのもあって
「最近、休みになると熱が出る不思議な現象が起きるんですよ〜」と
笑いながら話していたらその方に言われた一言が突き刺さりました
「noraちゃん、無理なくね」
私のやらなきゃいけない根性に優しく包み込んでくれるような言葉でした
何気ない一言だったのに、私の気持ちに染み込んでいきます
何をそんなに頑張っていたんだろう…
ふとそんな疑問が湧くほどに
完璧にやらないといけないって何を完璧にやるの?
そもそも完璧て何?
振り返って考えてみたらスタッフさんともギスギスしてたなとか
その前に私自身も楽しくなかった
常に結果だけを求めて、イライラして、落ち込んだり…
周りの人も自分も幸せではなかった…そう気づかせてくれました
6、70パーセントの力で充分
あの言葉をもらってから私は力を抜く事を試してみました
サボるじゃないですよ!やれない事は人に頼ることを増やしてみたんです
できる所はやって手が離せない、考えられない時は人に任せてみる
最初はムズムズ歯がゆい感じも抜けませんでしたがしばらくして、ある変化がありました
休みにあんなに毎回熱を出していたのに…
体調を崩さなくなったんです
そこで原因がわかりました
完璧に求めすぎても結局何も得ることはできないんだなと
その一方で力を抜いて働き出してからはスタッフさんとの会話も増え
お客さまも、一番は私自身も何だか楽しい気持ちになれた事でした
それからはスタッフさんで自分自身を追い込む癖のある人に伝えるようにしました
その方も急には変われないかもですが徐々に力を抜く事を覚えてくれていたと思います
結果より、過程を意識する
結果を追い求めていた頃、ギスギス感や重圧感、到底楽しいと思えない環境でした
それは私自身がもたらしていたもので、それでもしょうがないとも思っていました
でも、その結果は休みの日に体調を崩し、やりたい事もできないまま時間が過ぎてゆく…
そんな日々でもありました
なので、ここで一番伝えたいことは
結果だけを求めるのではなく過程をまず楽しむことが大事だったという事です
- 飲食業でいえばお客さまと楽しく喋ったり、スタッフさんと会話して
楽しく仕事をした結果、話をしていた時のアイデアで新商品ができたとか
- 楽しそうに仕事をしてたらここで働きたいと言ってくれる人に出逢ったなど
過程そのものが結果につながるという事を経験しました
完璧を求めて辛い過程であるなら、それは結果も辛いものになります
苦労してやってきたのにこの結果か〜と落ち込む事にもなるかもしれません
なので、これだけやったのにこんな結果か!と結果に目を向けるのではなく
過程の方に目を向ける
今日も楽しく仕事ができた!今日はここまでできるようになった!明日はこれをやってみよう!
その過程を大事にしていったこと…それが結果としてあなたが望む結果になります
絵描きには完璧主義が多い⁈
絵描きさんにも同じ事がいえます
絵を描き始めてしばらくすると
完璧を求め過ぎて結局は、絵を破ってしまったり、諦めてしまったり…
私には才能がないのかな…と思い悩んだり
そういう方が多いように感じます
最初は楽しくて絵を描き始めた方は多いはずです
なのに、いつのまにか絵が好きではなくなったり、描くこと自体苦痛になったり…
完璧を求める事は悪いことではないと思います
でも、求め過ぎて本来の気持ちまで壊してしまったらもったいないですよね…
好きなことが好きではなくなる…
その気持ちになるのは完璧を求めすぎることからだと思っています
求めすぎて体調崩してしまう私みたいに…
絵描きは常に未完です
絵を完成させる時ってどんな気持ちがありますか?
私の場合、ここを、もうちょっとこうすればよかったとか
この色はいらなかったななど、直したい箇所が残ってしまいます
後々、気になってしまう事が多いです
でも、その絵を買っていただいたり、好きと言っていただけるとあれでよかったんだとも思います
おそらく、絵描きは自分の絵に満足できないんです
満足しないからまた描いちゃう
また気になる部分が残ったから新しい絵に挑戦する
その繰り返しだと想うんですね
だからどんどんどんどん夢中で絵を描いている
その結果、周りから認められたり、絵を買っていただく機会に出逢える
夢中で描いた先に見える世界があります
なのであなたには未完の状態で進む事をオススメします
未完で次に進む方法
絵が完成してうん!満足!となってもやっぱり気になって描き足しちゃう
なんて事ないですか?
どうしても気になって描き足したものの違う所まで気になってしまって…
いつまでも完成しない絵が増えていく…
その一枚に固執し過ぎて結局、今日は一枚も描けなかった…
なんて事もあるかと思います
そんな時、私はニス(仕上げ剤)を塗っちゃいます!強制的に終わらせます!
思い切って描き足せない状態にするんですね
じゃないといつまで経ってもその絵に執着しちゃうので…
一旦、完成!と決めたら完成にします!
そのぐらいの気持ちを大事にしていってください
まとめ
完璧を求めていた私にかけてくれた何気ない一言
無理なくね
その言葉のおかげで力を抜く事を覚え、実践し、結果的に
すごく生きやすくなったなと実感しています
あの言葉がなかったら未だに完璧を追い求めて心身ともに壊していたと思うとゾッとします
完璧主義は決して悪いことではないですがあなた自身を苦しめるような事が
起きているのならもう無理しなくていいです
6、70パーセントを目指せばいいんです
たぶん完璧主義の人はその60パーセントでも周りから見たら出来ているので!
なので、
- 結果ではなく過程に目を向ける
- 6、70パーセントの力で充分
- 未完の状態で進む
完璧を求めがちな人は少し力を抜いた方がいいパフォーマンスができると思っています
まず、深呼吸して力を抜いて、自分が今やれることだけをやる
そんな気持ちで好きな事に取り組んでほしいと思います
くどいようですがもう一回言いますね!
無理なくね
最後までお読みいただきありがとうございました
[重要]先が見えないことが不安…先人から教わったシンプル思考