[アクリル画] 動物の毛並みは3つの技法で描ける!

こんにちは!noraです

 

 

前回、動物の目を描く方法をお伝えさせていただきました

アクリル絵の具で描く!動物の目を描く時のコツや注意点

 

 

そして、今回はその目の続きで毛並みを描いていこうと思います

 

 

 

この描き方をマスターできればリアルな動物が描ける事にもつながります

 

 

なので、毛並みを描く時のコツや注意点をお伝えできればなとおもいます

 

 

犬の毛並み編

 

今回も動画撮りましたのでよろしければどうぞ!↑

 

 

毛並みを描く前にまず使ったアクリル絵の具の色はというと

  • レッドオキサイド(茶色系)
  • ライトレッド(明るい茶色)
  • イエローオーカー(ベージュっぽい色)
  • ブラック
  • チタニウムバフライト(白よりののクリーム色)です!

今回も5色で描いています

 

 

 

そして筆はというとナイロン筆のサイズは1号です

 

今回、毛並みを描く時に使った技法は

重ね塗り

重ね描き(線で描く)

ぼかし

の3種類です

 

 

目の描き方でも同じでしたねw

 

 

そうなんです!

この重ね塗り、ぼかしなどはいろんな場面で使えますので

是非、覚えてほしい技法です!

 

 

では、上記の技法をふまえながらポイントをお伝えしますね

 

ポイント1毛の流れを把握する

 

犬の毛の流れの説明写真

まず初めに動物には毛並みがあって流れがあります

 

 

犬も猫も毛の流れはそう変わらないかな?と思います

 

 

 

目の部分から顔の外側に向かって流れています

(目頭あたりは放射線状に毛が生えているので注意してみてくださいね)

 

 

 

 

毛の流れを把握するとどうなるのか?

 

 

 

 

目の周りだけではなく、鼻の周り、耳の部分など流れが違う事に気づく事ができます

 

 

その都度流れを見ていって描けるようになるのでここの流れ変かも?

という事が少なくなると思いますよ

 

ポイント2 描き始めはざっくり明暗をつけていく

 

始めから毛を一本ずつ描きません!

 

 

毛を描く前にある程度明暗をつけていきましょう

 

 

 

この時使う筆は平筆のような幅のある筆で塗るとやりやすいですね

 

 

 

私のやり方はパレットで絵の具を混ぜて塗っていくよりは

キャンバス上で単色同士を塗りながら混ぜていく方法で塗っています

(不安な方はパレット上で色を混ぜてくださいね!)

 

 

 

重要!

ここで覚えてほしい事は

暗い色からだんだん明るくしていくということ

 

 

始めは暗めの色で明暗をつけていって

だんだん色を明るくしていくイメージですね

 

 

 

ポイント3 線で描いていくイメージで長さを変えて描く

 

毛並みの描き方、技法の説明写真

ある程度明暗をつけたら線で描いていきます

 

今回は短い毛並みなので短い線を意識して描いています

 

 

その中でも、犬の目の周りや、目の上の毛などをよく見ると

毛の長さが違うのがわかりますか?

 

 

 

なので、場所によって毛の長さを変えながら描いていく事がコツになります

(ここでも毛の流れは忘れないようにしてくださいね!)

 

 

ちなみに……

この線で描く方法は木などを描く時にも使えますよ!

 

 

 

ポイント4 重ね塗りで陰影をつける

 

ここはアクリル絵の具の特徴である重ね塗りで影をつけるです

 

 

 

この時に透明度の高い絵の具を使います(アクリル絵の具)

 

 

毛並みをある程度描いていくと全体が同じ明るさになってしまう事があります

 

 

 

その時に沈んで暗くなっている部分に暗い色を薄く載せていくんですね

 

 

そこで、描いた毛並みが消えないように薄〜く塗り重ねていくのがポイントです

 

 

 

別のやり方で線で暗い色で描いていく事もできるんですが

重ね塗りの方が手間がかからないのでこちらをご紹介してます

 

 

ポイント5重ね描きで立体感を出す

 

毛並みの描き方の画像

毛並みの層を作っていきます

 

 

アクリル絵の具は下の層の色を消さずに活かすことが特徴です

 

 

なので、重なり合う部分の色が微妙に変わってい複雑な色味を表現できます

 

 

 

よく見ると動物の毛は複雑です

その複雑さを重ね描きで表現していくということです

 

 

ちなみに今回は5層ぐらいになってるんじゃないかな?と思います(感覚ですみません…)

 

 

ハイライトを入れながら明暗をつけていく

 

最終段階になったらあとは微調整です

 

 

暗い部分、光が当たって白くなる部分などを描き込んでいきます

 

 

 

ここをメリハリのある色の付け方でより立体感が増すので

よく観察して線で描いてください

 

 

 

毛並みは描いていくと終わりが見えなくなる恐れがあるので

納得できるところまで描いたら完成にしましょう!

 

 

猫の毛並み編

猫の毛の流れもそう変わらないのですが…

 

 

色が変わるのでまず使った絵の具をご紹介します↓

 

アクリル絵の具

イエローオーカー

ブラック

チタニウムバフライト

ホワイト

ちょっとだけライトレッド(なくてもいい)

 

 

今回は白い猫なのでイエローオーカーと、チタニウムバフライトで

毛を描く前の下地を作っていきます

 

ちなみに

下地をグレーにしても問題ないですのでどちらか選んで塗ってみてください

 

 

猫の毛並みの技法も犬の場合と同じです

重ね塗り

重ね描き

ぼかし

の3つで描いています

猫の毛は立っている

 

猫の毛の説明写真

描いていく工程は犬の時と大体同じなのですが唯一違う点といえば

 

 

猫の毛は犬の毛より立っている ですね

 

 

 

もちろん長い毛の猫は立っていないですが短い毛になればなるほど

毛が立って見えることを意識してもらえるといいかなと思います

 

 

そして、もう一つ!

 

 

猫の毛はよりランダムに描くと跳ねた毛を表現できます

 

 

 

毛を揃えて描かず、あちこち跳んだような毛を描くことで立った毛を表現します

 

 

その事をふまえながら色の説明しますね

 

色の重ね描き

 

最初のベースはイエローオーカーかグレーで塗ります

 

 

その後の色の出し方ですが

イエローオーカーにチタニウムバフライトを混ぜた色

         ↓

チタニウムバフライトに少しホワイトを足した色

         ↓

チタニウムバフライトとホワイト同量を混ぜた色

         ↓

ホワイトにチタニウムバフライトを少し足した色

         ↓

                       ホワイト

の順で描いていけば毛の層ができます

 

 

そして、所々色味が違ったりするのですで水で溶いた色で

重ね塗りなどをして陰影や、明暗をつけていくといいですよ!

 

 

 

あとは……

 

終始、線を描いていくですね

 

 

 

犬の場合もそうですが大まかに色を塗る時は

色を抑えたい時と、重ね塗りして色味を変える時だけです

 

 

 

あとは線で描くイメージで仕上げていきます

 

 

この描き方は木を描く時も使えると言いましたが木には模様がありますよね?

 

 

 

それを線を描くように色味を変えて描いていく事で

独特の表現が可能になります

 

 

木の書き方説明写真

 

まとめ

 

 

いかがでしょうか?

 

目の描き方も、毛の描き方も難しそうですが

アクリル絵の具の特徴である重ね塗りを多く使っています

 

 

 

結構、少ない技法で描けることがわかっていただけたでしょうか?

 

 

重ね塗り

重ね描き(技法名はわかりません…)

ぼかし

 

この3つを使えば犬の目も毛も描いていくことができます

 

 

他には明暗の付け方や、陰影などの感覚は描いていく事で

なんとなくわかってくる部分だと思っています

 

 

光がどこから当たっているのか?

 

 

 

その事を常に意識していきながらいろんな描き方を

身につけてほしいなと思います

 

 

 

観ていただき、読んでいただき、ありがとうございました

[アクリル画]キャンバスにはムリ?どれだけ細かく描けるか検証!

 

 

 

 

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